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8 あたし達のお電話 (2)
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「……もしかぶったなら、ボク達は日曜日でもいいよ。いつでも暇だから」
「そ~だね~。わたし達は、明後日でいいよ~」
『いいえ、それはできないわっ。先にある約束を、私の都合で変えるわけにはいかないもの』
受話器から、普段より大きめのお声が響いてきた。
モミジちゃん、すぐお返事をしてくれた。こういう優しくて真面目なところも、素敵だよねぇ。
「……おお、ここまで声が聞こえた。そかそか、なるほどなるほど」
「??? ユーカ、どーしたの?」
「……だったら、名案あり。明日は3人じゃなくて、4人でショッピングモールに行けばいい」
ユーカは持ってたお箸を置いて、指を4本立てた。
「……最近ハナは月下ちゃんと仲良くて、ボク達も月下ちゃんが気になってた。だから月下ちゃんの追加は歓迎」
「わたしも、月下ちゃんとお話しとかしたいな~。ハナちゃん聞いてみて~」
「うん、わかったよー。モミジちゃんモミジちゃん。明日は4人でお買い物、はどーかなぁ?」
『そのスイーツは土曜日限定だし、私も貴方のお友達にはとても興味があったの。貴方達が構わないのなら、ご一緒させてもらいたいわ』
ユーカもユーナも、あたしも○。
だから、にゅにゅんっ。明日の土曜日は、4人でショッピングモールに行くコトになりました!
「あたしたちはえっと……朝の9時にね、『リコリア』ってゆーお花屋さんの近くにある、バス停で待ち合わせするよーにしてるの。モミジちゃんも、そこでいーかな?」
『勿論、構わないわ。ではまた明日、会いましょう』
「うんっ。バイバイっ。また明日ねーっ」
こうしてモミジちゃんとのお電話は終わって、次の日の予定がちょっぴり変更。
楽しみだったお買い物が、もっともーっと楽しみになったのでしたっ。
「そ~だね~。わたし達は、明後日でいいよ~」
『いいえ、それはできないわっ。先にある約束を、私の都合で変えるわけにはいかないもの』
受話器から、普段より大きめのお声が響いてきた。
モミジちゃん、すぐお返事をしてくれた。こういう優しくて真面目なところも、素敵だよねぇ。
「……おお、ここまで声が聞こえた。そかそか、なるほどなるほど」
「??? ユーカ、どーしたの?」
「……だったら、名案あり。明日は3人じゃなくて、4人でショッピングモールに行けばいい」
ユーカは持ってたお箸を置いて、指を4本立てた。
「……最近ハナは月下ちゃんと仲良くて、ボク達も月下ちゃんが気になってた。だから月下ちゃんの追加は歓迎」
「わたしも、月下ちゃんとお話しとかしたいな~。ハナちゃん聞いてみて~」
「うん、わかったよー。モミジちゃんモミジちゃん。明日は4人でお買い物、はどーかなぁ?」
『そのスイーツは土曜日限定だし、私も貴方のお友達にはとても興味があったの。貴方達が構わないのなら、ご一緒させてもらいたいわ』
ユーカもユーナも、あたしも○。
だから、にゅにゅんっ。明日の土曜日は、4人でショッピングモールに行くコトになりました!
「あたしたちはえっと……朝の9時にね、『リコリア』ってゆーお花屋さんの近くにある、バス停で待ち合わせするよーにしてるの。モミジちゃんも、そこでいーかな?」
『勿論、構わないわ。ではまた明日、会いましょう』
「うんっ。バイバイっ。また明日ねーっ」
こうしてモミジちゃんとのお電話は終わって、次の日の予定がちょっぴり変更。
楽しみだったお買い物が、もっともーっと楽しみになったのでしたっ。
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