36 / 68
9 あたし達のゴールデンウィーク! (5)
しおりを挟む
「ぁっ。これ、いーなぁ」
レジの近くにある、手帳のコーナー。そこにある紫色の手帳が気になって、両手で持ってみた。
「手帳? 陽上さん、手帳を使うの?」
「んーん、ママの誕生日にいーなって思ったの。まだ今年の手帳を買えてなくって、プレゼントしよーとしてたんだー」
今日のあたしの目的は、ママへの誕生日プレゼントを買うコト。4階にあるお店で、手帳をさがそーと思ってたのですっ。
「……最近は、本屋でも良い手帳を売ってる。それ、よさげ」
「だよねだよねーっ。お値段は………………1980円、かぁ」
これなら、あたしでも買えるお値段だ。
プレゼント用に貯めてたお金をちょびっと超えちゃうけど、とってもいいもの。いっつもご飯を作ってもらったりお洗濯をしてもらったりしてるから、これにしよう!
「決めたっ。ママにプレゼントするよーっ」
「ハナちゃん、いいのが見つかってよかったね~。ラッキーだ~」
「うん、だねっ。あたしもお買い物をしてくるよー」
モミジちゃんと一緒にレジに並んでお金を払って、これはプレゼントだからね。店員さんにお願いをして、プレゼント用にラッピングをしてもらう。
「はい、お待たせしました。どうぞ」
「どーもーっ。ありがとーございます、ですーっ」
綺麗なリボンとお花がついた袋をもらって、あたしのお買い物も終わり。モミジちゃんと同時に、あたしの目的も達成しましたっっ。
「……予想外に、2人の買い物が終わった。これからどうする?」
「現在は、午前11時半過ぎ。お昼になるまで、適当に店を回るのはどうかしら?」
「そ~だね~。みんなでブラブラして、そのあと――」
ぎゅるるるるるるるるる
急に鳴った、不思議な音。
この音の正体は、あたしのお腹です……。
「ハナちゃんのお腹は、もう待てないみたいだね~。少し早めのご飯にしよっか~?」
「……フードコートにのんびり行って注文してたら、正午前後。そうしよう」
「それに、少し早目の方が混雑していなくていいわ。そうしましょう」
「ぅぅ……。みんなありがとうで、ごめんねぇ……」
今朝はお財布がなかなか見つからなくって、ご飯を1杯しか食べてないの。だからお昼ご飯の時間まで、もたなかったんですー……。
「……ハナらしくて、いい。さあゆこう」
「お昼ご飯は、なにを食べようかな~? みんなはなにを――あらら~。ぶつかってすみません~」
本屋さんを出て少しした場所で、走ってきた女の人とユーナの肩が当たった。
女の人は曲がり角から急に飛び出してきて、あたしたちも驚いちゃった。急いでるの、かなぁ?
「こちらこそすいませんっ。失礼しました!」
やっぱり急いでるみたいで、女の人はすぐまた走り出した。
むむむぅ。他のお店ではタイムセールってゆーのをやってるらしいから、それを目指してるのかもだね。
「ユーナ。だいじょーぶ、だった?」
「大丈夫だよ~。痛くないから、行こう行こう~」
お怪我はないみたいなので、みんなでフードコートへ向かってお昼ご飯のスタートっ。
ユーカはハンバーガーセットで、ユーナはデミグラスソースのオムライス。
モミジちゃんは、ざるそば定食。
あたしはご飯とお味噌汁がおかわり自由の唐揚げランチを頼んで、お昼をたっぷり楽しんだのでしたーっっ!
レジの近くにある、手帳のコーナー。そこにある紫色の手帳が気になって、両手で持ってみた。
「手帳? 陽上さん、手帳を使うの?」
「んーん、ママの誕生日にいーなって思ったの。まだ今年の手帳を買えてなくって、プレゼントしよーとしてたんだー」
今日のあたしの目的は、ママへの誕生日プレゼントを買うコト。4階にあるお店で、手帳をさがそーと思ってたのですっ。
「……最近は、本屋でも良い手帳を売ってる。それ、よさげ」
「だよねだよねーっ。お値段は………………1980円、かぁ」
これなら、あたしでも買えるお値段だ。
プレゼント用に貯めてたお金をちょびっと超えちゃうけど、とってもいいもの。いっつもご飯を作ってもらったりお洗濯をしてもらったりしてるから、これにしよう!
「決めたっ。ママにプレゼントするよーっ」
「ハナちゃん、いいのが見つかってよかったね~。ラッキーだ~」
「うん、だねっ。あたしもお買い物をしてくるよー」
モミジちゃんと一緒にレジに並んでお金を払って、これはプレゼントだからね。店員さんにお願いをして、プレゼント用にラッピングをしてもらう。
「はい、お待たせしました。どうぞ」
「どーもーっ。ありがとーございます、ですーっ」
綺麗なリボンとお花がついた袋をもらって、あたしのお買い物も終わり。モミジちゃんと同時に、あたしの目的も達成しましたっっ。
「……予想外に、2人の買い物が終わった。これからどうする?」
「現在は、午前11時半過ぎ。お昼になるまで、適当に店を回るのはどうかしら?」
「そ~だね~。みんなでブラブラして、そのあと――」
ぎゅるるるるるるるるる
急に鳴った、不思議な音。
この音の正体は、あたしのお腹です……。
「ハナちゃんのお腹は、もう待てないみたいだね~。少し早めのご飯にしよっか~?」
「……フードコートにのんびり行って注文してたら、正午前後。そうしよう」
「それに、少し早目の方が混雑していなくていいわ。そうしましょう」
「ぅぅ……。みんなありがとうで、ごめんねぇ……」
今朝はお財布がなかなか見つからなくって、ご飯を1杯しか食べてないの。だからお昼ご飯の時間まで、もたなかったんですー……。
「……ハナらしくて、いい。さあゆこう」
「お昼ご飯は、なにを食べようかな~? みんなはなにを――あらら~。ぶつかってすみません~」
本屋さんを出て少しした場所で、走ってきた女の人とユーナの肩が当たった。
女の人は曲がり角から急に飛び出してきて、あたしたちも驚いちゃった。急いでるの、かなぁ?
「こちらこそすいませんっ。失礼しました!」
やっぱり急いでるみたいで、女の人はすぐまた走り出した。
むむむぅ。他のお店ではタイムセールってゆーのをやってるらしいから、それを目指してるのかもだね。
「ユーナ。だいじょーぶ、だった?」
「大丈夫だよ~。痛くないから、行こう行こう~」
お怪我はないみたいなので、みんなでフードコートへ向かってお昼ご飯のスタートっ。
ユーカはハンバーガーセットで、ユーナはデミグラスソースのオムライス。
モミジちゃんは、ざるそば定食。
あたしはご飯とお味噌汁がおかわり自由の唐揚げランチを頼んで、お昼をたっぷり楽しんだのでしたーっっ!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
36
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる