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第5話 助かるために 俯瞰視点(2)
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「……………………」
「……………………」
作戦の成功を確信して、安堵の笑みを浮かべたパトリシアとロベール。そんな二人の表情は、その僅か3分後に一変することになりました。
あんなにも緩んでいた頬が引きつっている理由。それは――
《1》
《1》
どこからともなく二人のもとに、2枚のトランプが飛んできたからです。
「………………カウントダウンが、進んだ!? わたくし達は今ある地位を手放したのに!! どうなってますの!?」
「分からない!! 分からない――」(分かった!! 助かるために小芝居をしたと思われたんだ!! そのせいで余計に反感を買ってしまったんだ!!)
こうやって投票の辞退を宣言しておけば、改心したと思い込ませられる。ロベールは、それを読まれたと感じ始めました。
(そんなっ!? 実際そうだけどっ、そうじゃないと思わせないといけないのに……! どっ、どうしたらいいのですのっ!?)
(だっ、大丈夫だ!! まだ挽回できる!! 小芝居じゃないと思わせられる!!)
幸いにも、ロベールにはまだアイディアがありました。
今回の作戦が浮かんだことで誕生していた、第2の作戦。新たな希望をパトリシアに伝え、そうすればようやく、彼女の顔から焦りと動揺が引き始めました退き始めました。
(だろっ? こうしておけば、大丈夫だろうっ?)
(え、ええ、そうですわね……。ただ……)
パトリシアの表情は曇り、一歩後ずさりました。
(そうしてしまったら、大変なことになってしまいますわ。崩壊、してしまいますわ……)
(そんなことは分かってる! でも死ぬよりはマシだ! すべての面で崩壊するよりはずっといい! だろっ?)
(それは……。その通り、ですわ……)
(だからやるしかないんだよ!! ……俺だって絶対にしたくないけど、仕方がないんだ。すぐ準備を始めよう)
(わ、分かりましたわ……。行きましょう……)
消去法でパトリシアも納得し、揃って足早に動き出します。
現在始業を告げる鐘が鳴っていますが、二人が目指すのは教室ではありません。半ば走るようにとある場所を目指し、入室して2時間が経過した頃でした。
ようやくパトリシアとロベールは部屋から出てきて、そんな二人は――
「……………………」
作戦の成功を確信して、安堵の笑みを浮かべたパトリシアとロベール。そんな二人の表情は、その僅か3分後に一変することになりました。
あんなにも緩んでいた頬が引きつっている理由。それは――
《1》
《1》
どこからともなく二人のもとに、2枚のトランプが飛んできたからです。
「………………カウントダウンが、進んだ!? わたくし達は今ある地位を手放したのに!! どうなってますの!?」
「分からない!! 分からない――」(分かった!! 助かるために小芝居をしたと思われたんだ!! そのせいで余計に反感を買ってしまったんだ!!)
こうやって投票の辞退を宣言しておけば、改心したと思い込ませられる。ロベールは、それを読まれたと感じ始めました。
(そんなっ!? 実際そうだけどっ、そうじゃないと思わせないといけないのに……! どっ、どうしたらいいのですのっ!?)
(だっ、大丈夫だ!! まだ挽回できる!! 小芝居じゃないと思わせられる!!)
幸いにも、ロベールにはまだアイディアがありました。
今回の作戦が浮かんだことで誕生していた、第2の作戦。新たな希望をパトリシアに伝え、そうすればようやく、彼女の顔から焦りと動揺が引き始めました退き始めました。
(だろっ? こうしておけば、大丈夫だろうっ?)
(え、ええ、そうですわね……。ただ……)
パトリシアの表情は曇り、一歩後ずさりました。
(そうしてしまったら、大変なことになってしまいますわ。崩壊、してしまいますわ……)
(そんなことは分かってる! でも死ぬよりはマシだ! すべての面で崩壊するよりはずっといい! だろっ?)
(それは……。その通り、ですわ……)
(だからやるしかないんだよ!! ……俺だって絶対にしたくないけど、仕方がないんだ。すぐ準備を始めよう)
(わ、分かりましたわ……。行きましょう……)
消去法でパトリシアも納得し、揃って足早に動き出します。
現在始業を告げる鐘が鳴っていますが、二人が目指すのは教室ではありません。半ば走るようにとある場所を目指し、入室して2時間が経過した頃でした。
ようやくパトリシアとロベールは部屋から出てきて、そんな二人は――
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