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第16話 その後・ジョゼット(水野ひなた)の場合~変化~ ジョゼット視点
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わたしがまだ『水野ひなた』だった頃。友人に勧められて、『神が見守る5人の令嬢』と出会いました。
主人公の女の子たちはみんなとても可愛らしくて、ヒーローと呼ばれる男の子たちはみんな格好よかった。中でもわたしは『リティカ編』の主人公リティカちゃんと、リティカの編のヒーローであるウェスタ―さんがお気に入りになりました。
どんなに苦しくとも決して下を向かず、周囲を明るく鼓舞するリティカちゃん。
普段は頼りないのに、リティカに困ったことがあると颯爽と解決してしまうウェスタ―さん。
見た目も中身もとにかく大好きで、もし男の子だったらリティカちゃんと、現実にいたたらウェスタ―さんと結婚したい。そう思うくらい、2人に夢中でした。
――水野ひなただった頃は、ベルナール様が推しではありませんでした――。
でも。
『そう、でしたか。……貴方様がそうなさるように、楽器の持ち主は変わるもの。僕はいずれ、貴方様のお手元に戻ってくると確信しておりますよ』
『ありがとうございます。ベルナール様の御予想がハズレとならないよう、一層精進してまいります』
『興味を持っていただけて嬉しいですよ。よろしければ次にお会いする際、一緒にいかがですか? 近くにはあの有名な像もありますし、そちらも含めて案内をさせていただきますよ』
『よろしいのですか? 是非、お願い致します』
ジョゼットとしてベルナール様と二人きりの時間を過ごしたり、二人きりの時間を過ごしたり。
同じ目線で過ごしていたことでテキストやイベントスチルだけでは知ることができなかった『アリシア編のヒーロー・ベルナール様』を知れて、違う行動を取り続けたことによって『ご自分の意思を持つベルナール様』も知ることができて。
段々とベルナール様への意識が変化していって、気が付くと大切で大好きな人になっていたのです。
((お優しくて真っすぐ、そんなベルナール様が好きです))
完全に前世の記憶を取り戻しても、その気持ちは変わりませんでした。
ですので――
主人公の女の子たちはみんなとても可愛らしくて、ヒーローと呼ばれる男の子たちはみんな格好よかった。中でもわたしは『リティカ編』の主人公リティカちゃんと、リティカの編のヒーローであるウェスタ―さんがお気に入りになりました。
どんなに苦しくとも決して下を向かず、周囲を明るく鼓舞するリティカちゃん。
普段は頼りないのに、リティカに困ったことがあると颯爽と解決してしまうウェスタ―さん。
見た目も中身もとにかく大好きで、もし男の子だったらリティカちゃんと、現実にいたたらウェスタ―さんと結婚したい。そう思うくらい、2人に夢中でした。
――水野ひなただった頃は、ベルナール様が推しではありませんでした――。
でも。
『そう、でしたか。……貴方様がそうなさるように、楽器の持ち主は変わるもの。僕はいずれ、貴方様のお手元に戻ってくると確信しておりますよ』
『ありがとうございます。ベルナール様の御予想がハズレとならないよう、一層精進してまいります』
『興味を持っていただけて嬉しいですよ。よろしければ次にお会いする際、一緒にいかがですか? 近くにはあの有名な像もありますし、そちらも含めて案内をさせていただきますよ』
『よろしいのですか? 是非、お願い致します』
ジョゼットとしてベルナール様と二人きりの時間を過ごしたり、二人きりの時間を過ごしたり。
同じ目線で過ごしていたことでテキストやイベントスチルだけでは知ることができなかった『アリシア編のヒーロー・ベルナール様』を知れて、違う行動を取り続けたことによって『ご自分の意思を持つベルナール様』も知ることができて。
段々とベルナール様への意識が変化していって、気が付くと大切で大好きな人になっていたのです。
((お優しくて真っすぐ、そんなベルナール様が好きです))
完全に前世の記憶を取り戻しても、その気持ちは変わりませんでした。
ですので――
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