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第9話 7日後・朝~馬車内での出来事~ ステファニー視点
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「ステファニー。お味はいかがですか?」
「どちらも、とっても美味しいです……っ。いつもありがとうございます、ジョシュア様」
ブロン侯爵家の馬車の中。一緒にサンドウィッチをいただいていた私は、今朝も顔を綻ばせていました。
あの日の翌日からジョシュア様が迎えにきてくださるようになって、それだけでも幸せなのに……っ。手作りのお食事を用意してくださって、車内でご一緒することが日常となっているのです。
「それはよかった。僕は運動と同じくらい、料理もからっきしでね。シェフに指導を受けながらだから、今日もドキドキしていたんだ」
「タマゴとレタスのサンドウィッチも、ベーコンとトマトのチーズのサンドウィッチも、本当に美味しいです。今お見せしている笑い顔は、本心によるものですよ」
「うん、君はそういう人だからね。安心しているよ。こちらこそ素敵な笑顔を見せてくれて、今朝もありがとう」
ジョシュア様も本心でそう仰ってくださり、ですので、私達はもっと笑い合って。それによって、もっと車内はもっと幸せで溢れるようになって――。今日の朝食も、素敵なものとなりました。
「さて。それじゃあ今日も、昨夜から今朝までの確認をするね。邸内はどんな感じだったかな?」
食後に紅茶を飲んで、十数分ほどリラックスした時間が流れた頃でした。もう一つの日課が始まります。
わたしが辛い目に遭っていないか、などなど。ジョシュア様が見えない時間の出来事を、お伝えすることになっているのです。
「引き続き、心身への攻撃を受けるような出来事は発生していません。ただ……」
「悪い方向へと変わる前兆が出てきた、かな?」
「はい。そのように感じます」
平日は朝から夕方まで一緒にいて、休日は朝から夜までずっと一緒にいる。そんな日が続いている影響だと思います。お父様達には『軌道に乗った』『これなら今のような対応をしなくてもいいだろう』という考えがあるようでして、生活の水準はどんどんと下がってゆくに違いありません。
「あの3人はオツムが単純だから、そろそろ来ると思っていたよ。上手くいったと感じてすっかり初心を忘れ、あの日の約束も忘れてしまっている」
「『とりあえず一週間』、ですね」
「そう、これは表向きは、とりあえずな行動だからね。……卒業式の日まで君が安心して暮らせるように、なまけ始めた踊り手たちを引き締めておこう」
「どちらも、とっても美味しいです……っ。いつもありがとうございます、ジョシュア様」
ブロン侯爵家の馬車の中。一緒にサンドウィッチをいただいていた私は、今朝も顔を綻ばせていました。
あの日の翌日からジョシュア様が迎えにきてくださるようになって、それだけでも幸せなのに……っ。手作りのお食事を用意してくださって、車内でご一緒することが日常となっているのです。
「それはよかった。僕は運動と同じくらい、料理もからっきしでね。シェフに指導を受けながらだから、今日もドキドキしていたんだ」
「タマゴとレタスのサンドウィッチも、ベーコンとトマトのチーズのサンドウィッチも、本当に美味しいです。今お見せしている笑い顔は、本心によるものですよ」
「うん、君はそういう人だからね。安心しているよ。こちらこそ素敵な笑顔を見せてくれて、今朝もありがとう」
ジョシュア様も本心でそう仰ってくださり、ですので、私達はもっと笑い合って。それによって、もっと車内はもっと幸せで溢れるようになって――。今日の朝食も、素敵なものとなりました。
「さて。それじゃあ今日も、昨夜から今朝までの確認をするね。邸内はどんな感じだったかな?」
食後に紅茶を飲んで、十数分ほどリラックスした時間が流れた頃でした。もう一つの日課が始まります。
わたしが辛い目に遭っていないか、などなど。ジョシュア様が見えない時間の出来事を、お伝えすることになっているのです。
「引き続き、心身への攻撃を受けるような出来事は発生していません。ただ……」
「悪い方向へと変わる前兆が出てきた、かな?」
「はい。そのように感じます」
平日は朝から夕方まで一緒にいて、休日は朝から夜までずっと一緒にいる。そんな日が続いている影響だと思います。お父様達には『軌道に乗った』『これなら今のような対応をしなくてもいいだろう』という考えがあるようでして、生活の水準はどんどんと下がってゆくに違いありません。
「あの3人はオツムが単純だから、そろそろ来ると思っていたよ。上手くいったと感じてすっかり初心を忘れ、あの日の約束も忘れてしまっている」
「『とりあえず一週間』、ですね」
「そう、これは表向きは、とりあえずな行動だからね。……卒業式の日まで君が安心して暮らせるように、なまけ始めた踊り手たちを引き締めておこう」
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