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幕間 アルベールの動揺 その1
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「ヘイゼル・ロンドが、登校していない? しかも四日続けて、だって?」
ここは学び舎にある、生徒会室。王太子の地位を使って生徒の頂点に君臨しているアルベールは、会長専用のイスで眉をひそめた。
「そうなんですよ。3年のアルベール様はご存じないと思いますが、わたし達2年の間では結構騒ぎになってるんです」
「あたしたち一年の間でも、ちょっとずつ話が出てますよ。こんなに連続してお休みするのは、珍しいですよね」
「……………………」
副会長と書記の言葉を聞いたアルベール、その身体の中にある心臓がビクンと跳ねた。
(まさか……。ヤツに、なにかあったのか……?)
彼女達にとってヘイゼルは同じ生徒だが、彼にとってヘイゼルは仲間の一人。トラブル発生なのか、と不安がよぎった。
(………………いや、考えすぎだな。何か、があるはずがない)
唯一何かをする可能性のあるリコは、あの手この手を使って心身を消耗させている。今だ自殺に追い込めてはいない――余計な発言をし兼ねない口を塞げてはいないが、反抗する気力などない――。
アルベールはそう断言し、生まれた不安を脳内から追い出したのであった。
ここは学び舎にある、生徒会室。王太子の地位を使って生徒の頂点に君臨しているアルベールは、会長専用のイスで眉をひそめた。
「そうなんですよ。3年のアルベール様はご存じないと思いますが、わたし達2年の間では結構騒ぎになってるんです」
「あたしたち一年の間でも、ちょっとずつ話が出てますよ。こんなに連続してお休みするのは、珍しいですよね」
「……………………」
副会長と書記の言葉を聞いたアルベール、その身体の中にある心臓がビクンと跳ねた。
(まさか……。ヤツに、なにかあったのか……?)
彼女達にとってヘイゼルは同じ生徒だが、彼にとってヘイゼルは仲間の一人。トラブル発生なのか、と不安がよぎった。
(………………いや、考えすぎだな。何か、があるはずがない)
唯一何かをする可能性のあるリコは、あの手この手を使って心身を消耗させている。今だ自殺に追い込めてはいない――余計な発言をし兼ねない口を塞げてはいないが、反抗する気力などない――。
アルベールはそう断言し、生まれた不安を脳内から追い出したのであった。
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