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幕間 アルベールの動揺 その3
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(約束の時間になっても、サゼールが現れなかった……。どうなっているんだ……!?)
ここは学び舎にある、生徒会室。王太子の地位を使って生徒の頂点に君臨しているアルベールは、独り狼狽していた。
前日サーゼル本人が口にしていたように、今朝秘密裏に会う予定となっていた。
だが目的の人物は一向に姿を見せず、従者を家に向かわせたら不在。『早めに出勤した』という夫人の言葉を信じ自身も登校したものの、結局会えずに今に至る。
(ヘイゼル・ロンド。レフィ・サネル。ライザ・レナル。アリス・ハルファ。そして、サゼール・ミレヤ。協力者全員に、異変が起きている……。やはりリコが、なにかしていたのか……!?)
いいや、そんなはずはない!
もしそうなら、誹謗中傷は止んでいる。学内の雰囲気に変化がある。
したがって、思っている通り無関係だ。
しかしそれならば、どうして5人はああなってしまったのか?
分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。
不気味だ。不気味だ。不気味だ。不気味だ。不気味だ。
――もしかすると、次に何かあるのは俺なのか――?
焦りはやがて恐怖へと変わり、自然とアルベールの五指は震えていた。
(……校舎内での護衛は禁止となっているが、事が事だ。王族の力で上の連中を黙らせ、念のため三人ほど教員を――)
「アルベール様、申し訳ありませんでしたっ。フェリア家追放の件で少々問題が発生し、急遽知人のもとへ飛んでおりましたっ!」
アルベールの不安が頂点に達する寸前。協力者の一人であるサゼールが、生徒会長室に駆け込んできた。
「現在問題は解決しており、影響はございません。ご報告が遅れた事をお許しください」
「そ、そうだったのか。いや、いいんだ。許す。特別に許そう」
「??? なにやら、ホッとされていますね? どうかなさいましたか?」
「なんでもない。……これから朝の集会だ。起きていたという問題については、終わった後で聞くとしよう」
――俺の勘違いだったか――。
――よくよく考えてみれば、リコに。下級貴族如きに、何かできるわけがない――。
アルベールは余裕の笑みを浮かべ、鼻歌まじりで集会場へと向かった。
これも全て、リコの罠だと知らずに――。
ここは学び舎にある、生徒会室。王太子の地位を使って生徒の頂点に君臨しているアルベールは、独り狼狽していた。
前日サーゼル本人が口にしていたように、今朝秘密裏に会う予定となっていた。
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いいや、そんなはずはない!
もしそうなら、誹謗中傷は止んでいる。学内の雰囲気に変化がある。
したがって、思っている通り無関係だ。
しかしそれならば、どうして5人はああなってしまったのか?
分からない。分からない。分からない。分からない。分からない。
不気味だ。不気味だ。不気味だ。不気味だ。不気味だ。
――もしかすると、次に何かあるのは俺なのか――?
焦りはやがて恐怖へと変わり、自然とアルベールの五指は震えていた。
(……校舎内での護衛は禁止となっているが、事が事だ。王族の力で上の連中を黙らせ、念のため三人ほど教員を――)
「アルベール様、申し訳ありませんでしたっ。フェリア家追放の件で少々問題が発生し、急遽知人のもとへ飛んでおりましたっ!」
アルベールの不安が頂点に達する寸前。協力者の一人であるサゼールが、生徒会長室に駆け込んできた。
「現在問題は解決しており、影響はございません。ご報告が遅れた事をお許しください」
「そ、そうだったのか。いや、いいんだ。許す。特別に許そう」
「??? なにやら、ホッとされていますね? どうかなさいましたか?」
「なんでもない。……これから朝の集会だ。起きていたという問題については、終わった後で聞くとしよう」
――俺の勘違いだったか――。
――よくよく考えてみれば、リコに。下級貴族如きに、何かできるわけがない――。
アルベールは余裕の笑みを浮かべ、鼻歌まじりで集会場へと向かった。
これも全て、リコの罠だと知らずに――。
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