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補完編その2 エピローグに至るまでの(改心して侍女になるまでの)お話 俯瞰視点(2)
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「お姉様、テオ様、申し訳ございません……! わたくしはずっと、最低で最悪な事を企んでいましたのっ! どうぞご自由に罰してくださいまし!!」
馬車を限界まで飛ばし、スロス邸を訪ねたマリィ。彼女は2人に会うや、背骨が折れんばかりに腰を曲げて全てを白状。3つの作戦およびこれまでの敵意を包み隠さず明かし、謝罪を行いました。
「わたくしは最低の人間でしたの!! 全ての行動は、決して許されるものではありませんっ!! 姉妹でありまもなく義理と妹となる、そういった状況は除外してくださいまし!! お姉様とテオ様が心から満足できる方法で、わたくしを裁いてください!!」
未だに『自分は被害者でもある』という思いは宿っていますが、それどころではありません。地獄のような日々を終わらせるべく、マリィは2人の瞳を見つめ懇願しました。
「死ねは、出来かねますが……。それ以外なら退学でも貴族籍返上でも、なんだって致しますっ! どうぞ仰ってくださいましっ!!」
「……だ、そうだよ、ジュリエット。君は、どうしたい?」
「私は、何も求めません。退学も貴族籍の返上も、しなくていいよ」
――ぇ。マリィは思わず、口がぽかんと開きました。
「お姉様。わたくしは、あんな真似をしていたんですよ…………? なのに、どうして……。本心で、そう仰いますの……?」
「何があったのかは分からないけど、そうやって打ち明けてくれた。私はそれで満足なんだよ」
ジュリエットは綺麗な心を持った、心優しき少女。マリィの言動に更生の可能性を感じたため頷き、妹へと歩み寄りました。
「マリィが反省しているのなら、私はそれでいいよ。これからは、仲良くしようね」
「幸いジュリエットに被害はなかったし、君の行動で悪い芽が摘まれてもいる。それに何より、本人がそう言っているんだ。ならば、俺から言う事は何もないよ」
テオもまた快く水に流し、ジュリエットに続いて歩み寄って首肯。心の広い2人の『らしい』判断によって、マリィは不問に付されることとなったのでした。
「今日は忙しくて無理だけど、マリィ。時間が作れたら家に顔を出すから、また一緒にお茶をしようね」
「前回は都合が合わず、揃わなかった。俺も、その時を楽しみにしているよ」
「お姉様……っ。テオ様……っ。はい……っ。はい……っっ。ありがとうございます……っ!!」
マリィは大粒の涙を流して頷き、その安堵によって帰路で――馬車内で爆睡。帰宅して眠ってみても予想通り悪夢が発生することはなく、久し振りにゆっくりと睡眠をとれたのでした。
ですが――。
こうして告白と謝罪を行ったのは、一秒でも早く悪夢から逃れられたいから。先述したように、自分の被害者だという思いは心に残っていました。
そのため悪夢が発生しないと確信するや、
「お姉様にも責任があるのに……。なんでわたくしだけ……」
すぐに被害者意識が大きくなり、マリィ然とした思いが表れるようになりました。
そしてそれによって、その夜――。彼女を再び悪夢が襲うようになり、その最中のことでした。そんな被害者意識が消え去り、ジュリエットとテオを激しく慕うようになる出来事が発生するのでした――。
馬車を限界まで飛ばし、スロス邸を訪ねたマリィ。彼女は2人に会うや、背骨が折れんばかりに腰を曲げて全てを白状。3つの作戦およびこれまでの敵意を包み隠さず明かし、謝罪を行いました。
「わたくしは最低の人間でしたの!! 全ての行動は、決して許されるものではありませんっ!! 姉妹でありまもなく義理と妹となる、そういった状況は除外してくださいまし!! お姉様とテオ様が心から満足できる方法で、わたくしを裁いてください!!」
未だに『自分は被害者でもある』という思いは宿っていますが、それどころではありません。地獄のような日々を終わらせるべく、マリィは2人の瞳を見つめ懇願しました。
「死ねは、出来かねますが……。それ以外なら退学でも貴族籍返上でも、なんだって致しますっ! どうぞ仰ってくださいましっ!!」
「……だ、そうだよ、ジュリエット。君は、どうしたい?」
「私は、何も求めません。退学も貴族籍の返上も、しなくていいよ」
――ぇ。マリィは思わず、口がぽかんと開きました。
「お姉様。わたくしは、あんな真似をしていたんですよ…………? なのに、どうして……。本心で、そう仰いますの……?」
「何があったのかは分からないけど、そうやって打ち明けてくれた。私はそれで満足なんだよ」
ジュリエットは綺麗な心を持った、心優しき少女。マリィの言動に更生の可能性を感じたため頷き、妹へと歩み寄りました。
「マリィが反省しているのなら、私はそれでいいよ。これからは、仲良くしようね」
「幸いジュリエットに被害はなかったし、君の行動で悪い芽が摘まれてもいる。それに何より、本人がそう言っているんだ。ならば、俺から言う事は何もないよ」
テオもまた快く水に流し、ジュリエットに続いて歩み寄って首肯。心の広い2人の『らしい』判断によって、マリィは不問に付されることとなったのでした。
「今日は忙しくて無理だけど、マリィ。時間が作れたら家に顔を出すから、また一緒にお茶をしようね」
「前回は都合が合わず、揃わなかった。俺も、その時を楽しみにしているよ」
「お姉様……っ。テオ様……っ。はい……っ。はい……っっ。ありがとうございます……っ!!」
マリィは大粒の涙を流して頷き、その安堵によって帰路で――馬車内で爆睡。帰宅して眠ってみても予想通り悪夢が発生することはなく、久し振りにゆっくりと睡眠をとれたのでした。
ですが――。
こうして告白と謝罪を行ったのは、一秒でも早く悪夢から逃れられたいから。先述したように、自分の被害者だという思いは心に残っていました。
そのため悪夢が発生しないと確信するや、
「お姉様にも責任があるのに……。なんでわたくしだけ……」
すぐに被害者意識が大きくなり、マリィ然とした思いが表れるようになりました。
そしてそれによって、その夜――。彼女を再び悪夢が襲うようになり、その最中のことでした。そんな被害者意識が消え去り、ジュリエットとテオを激しく慕うようになる出来事が発生するのでした――。
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