勇者になった幼馴染に婚約破棄された上に追放されたので、英雄になってざまぁしようと思います

柚木ゆず

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第2章

エピローグその1 王族からの感謝、そして(4)

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「ノルスは婚約が破棄され続ければ、いずれは各国に圧力をかけてきます。『王女を差し出さなければ勇者の庇護はないと思え』と、メッセージを送ってくる事でしょう」
「アイツは、性根が腐ってるもんね。間違いなくやるわ」

 断言できる。100%、言ってくる。

「そうなれば国民はパニックとなり、『王女を差し出してくれ!』と城に押し寄せるでしょう。彼らにも良心はありますが、戦う術のない者は不安になりますからね」
「ええ、そうですね。世論は、あたしを結婚させろ、の一色となるでしょう」
「そこで皆様にはナルセイと手を組み、両国で我々の評判を広めて、『ミファ・ソーラがいれば安心だ』と認識させていただきたいのです。こうすることで勇者不要説が増えるようになり、こちらとしては国の公認を得ることで認知度は更に高まります」

 確かに、そう。実績に加え国が太鼓判を捺すんだから、効果は言わずもがなよね。

「一国だけですと情報を聞きつけたノルスによってあの手この手で簡単に潰されてしまいますが、二国となると話は別です。協力して圧力に抵抗している間に我々が『三国目』『四国目』の同盟国を作ることができ、そのまま数を活かして押し返せますからね」
「私達は勇者を超える英雄になるため、これからも各国をガンガン回っていきます。同盟国は、間違いなく増えますよ」
「はい、そこは疑っておりませんが……。ナルセイの『アーティス家』は、どう考えていらっしゃるのでしょうか……? アーティス家さんはあたし達にも色々と苦情を出していて、二つ返事を手を組んでもらえるとは思えないですよ……」

 あ~。アイツらは、他の貴族にもちょっかいを出してたのね。

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