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第1話 わたしは……? ルイーザ視点
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「………………。ここは…………わたしのお部屋!?」
気が付いたらベッドで眠っていて、慌てて上体を起こすと見慣れた景色が広がっていました。
「どう、して……。だって……」
わたしはゆうべ、そこにある窓から飛び降りたんです。逆さに落ちるようにして。
絶対に、生きているはずがないのに……。
どうして、わたしは生きているのですか……?
「………………もしかして……。ここが死後の世界……?」
あの世というのは生前の世界とそっくりで、わたしは『死んでいない』と思い込んでいるだけ。そう考え急いでベッドから降り、寝室を出て――すぐに、その推理は誤りなのだと理解しました。
「お嬢様、お目覚めになられましたか」
続きの部屋には侍女がいて、朝の支度をしてくれていました。
ミリアはお母様に忠実な存在で、わたしが攻撃されていても顔色一つ変えない――わたしが自ら命を絶ったとしても、平然としていて決して後追いはしません。彼女がいるということは、死後ではないということです。
((…………やっぱり、生きて、る……。な、ぜ……?))
「? お嬢様?」
((…………まさか、時間が巻き戻っている……?))「み、ミリア。今日は何月の何日かしら? 時間も教えてっ」
「?? 本日は11月12日で、現在時刻は午前5時46分ございますが……?」
12日……。
わたしが飛び降りたのは11月12日の、午前0時過ぎ。あの時からおよそ5時間が経過しているのが現在で、飛び降りる前に巻き戻ってはいません。
「…………み、ミリア。わたし、どこか怪我をしているように見える……?」
「怪我? い、いえ……」
「…………じゃ、じゃあ……。昨夜から今までの間に、外で何か起きなかった……?」
「い、いえ……。何も起きてはおりませんよ……?」
やっぱり怪我はしていないし、騒ぎにもなっていない。わたしの飛び降りは、なかったことになっています……。
「ど、どうなって……?」
「お、お嬢様……? も、もしや、悪い夢でも見られたのですか……?」
「ゆ、ゆめ……?」
窓を開けて飛び降りようとしたのが、夢?
現実のわたしは恐怖に負けて実行できず、泣きつかれてベッドで眠ってしまっていただけ……?
((そんな風には思えません、けど…………可能性があるとしたら、それしかありません。た、確かめてみましょう))
もし昨夜窓を開けたのなら、窓に何かしらの痕跡が残っているかもしれません。
わたしはソレを確認するべく、慌てて寝室に戻り――
「あら? 机の上にノートが出ている……? 眠る前は何もなかったはずなのに――ぁっ!!」
――その道中で、信じられないものを見つけたのでした。
《もう大丈夫ですよ、ルイーザ。
マリー・ボハルイア達に会っても今までのような目には遭わないから、安心して登校して頂戴》
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12日……。
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「…………み、ミリア。わたし、どこか怪我をしているように見える……?」
「怪我? い、いえ……」
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「い、いえ……。何も起きてはおりませんよ……?」
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