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幕間 アリスとレイジ
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二人が出逢ったのは、三年前。両者が十五歳の時。王太子のパートナーを見つけるためのパーティーが、切っ掛けだった。
上級貴族にもかかわらず、場内の誰に対しても――下級貴族は勿論のこと、城の使用人に対しても親切に振る舞う少女。純粋な明るい笑顔が素敵な、少女。
そんな部分にレイジは惹かれ、声をかけた。
王太子という立場にもかかわらず、謙虚で思いやりのある――体調不良で嘔吐してしまった使用人を、嫌な顔一つせず真っ先に介抱した少年。権力を振りかざすことはなく、『もしよろしければ、僕とお話しをしてくれませんか?』と爽やかかつ柔らかな笑顔で話しかけてきた少年。
そんな部分にアリスは惹かれ、声に応じた。
『改めまして、挨拶をさせてもらいます。僕はレイジ・ニースと申します』
『レイジ・ニース様、私はアリス・ワールと申します。お声をかけていただいて、光栄です』
『やあ久しぶりだね、ワールさん。今日はどんなことを話そうか?』
『そう、ですね……。ニース様。まずは、私の自慢のお姉ちゃんのお話をしてもいいですか?』
『急にお邪魔してごめんね、アリス。……君の顔を、どうしても見たくなったんだ』
『私も丁度、お顔を見たいと思ってました。お互い同じだったんですね、レイジ様』
二人ともに惹かれていたのであれば、恋仲になるのは必然的。共に性格が良い故に二人は会うたびに更に相手の良い部分を見つけ、話をするたびにもっともっと相手を好きになり、三年の間に実の家族よりも相手を理解できるほどになっていた。
つまり、それは、勿論。当然。物心ついた時からアリスの傍にいた、エルサ・ナルマよりも。
上級貴族にもかかわらず、場内の誰に対しても――下級貴族は勿論のこと、城の使用人に対しても親切に振る舞う少女。純粋な明るい笑顔が素敵な、少女。
そんな部分にレイジは惹かれ、声をかけた。
王太子という立場にもかかわらず、謙虚で思いやりのある――体調不良で嘔吐してしまった使用人を、嫌な顔一つせず真っ先に介抱した少年。権力を振りかざすことはなく、『もしよろしければ、僕とお話しをしてくれませんか?』と爽やかかつ柔らかな笑顔で話しかけてきた少年。
そんな部分にアリスは惹かれ、声に応じた。
『改めまして、挨拶をさせてもらいます。僕はレイジ・ニースと申します』
『レイジ・ニース様、私はアリス・ワールと申します。お声をかけていただいて、光栄です』
『やあ久しぶりだね、ワールさん。今日はどんなことを話そうか?』
『そう、ですね……。ニース様。まずは、私の自慢のお姉ちゃんのお話をしてもいいですか?』
『急にお邪魔してごめんね、アリス。……君の顔を、どうしても見たくなったんだ』
『私も丁度、お顔を見たいと思ってました。お互い同じだったんですね、レイジ様』
二人ともに惹かれていたのであれば、恋仲になるのは必然的。共に性格が良い故に二人は会うたびに更に相手の良い部分を見つけ、話をするたびにもっともっと相手を好きになり、三年の間に実の家族よりも相手を理解できるほどになっていた。
つまり、それは、勿論。当然。物心ついた時からアリスの傍にいた、エルサ・ナルマよりも。
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