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5話 必然のトラブル、発生(2)
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「「「はあああああああああぁっ!!」」」
爪を出して牙を剥いた三人が、三方向から一斉に飛び掛かってくる。
相手は角度を上手く利用していて、全員同時に対処はできない。そのため私は回避に専念し、三人をギリギリまで引き付けてから隙間にピョンと飛び込んだ。
「どうにか、避けられた……っ。このまま、囲まれないように――」
「ザンネン。ウチらも素早くって、そうはできないわよっ」
すぐに三人がフォーメーションを組み直し、私は再び取り囲まれてしまった。
あちらも猫だし、こちらは長時間走って疲れてる。悔しいけど言葉通り、何度やっても結果は同じになっちゃう……っ。
「令嬢様は、ここでボロボロにされる運命なのよ。諦めなさい」
「…………私は、諦めるわけにはいかないの。絶対に、貴方達には負けないわ」
「ふーん、そーなんだ。じゃあお伺いしますが、どーやってわたし達に勝つつもりなんですか?」
「ウチらは3で、そっちは1。ワール様はしたコトがないから知らないだろうけど、ケンカは基本的に数が多い方が勝つ。3対1で、どうやって勝つんですかぁ?」
「………………。確かに私はこういう喧嘩をした経験がなくって、ここからどう立ち回ればいいかなんて見当がつかないわ」
なにが適切でなにが悪手なのか、さっぱり。動き方が全然分からない。
「…………だから私は、思うままに動く。とにかく、目の前にいる相手を倒すわっ!!」
発達した臀筋を使って前方に低く鋭く跳んで、正面にいた一人(一匹)の顔を思い切り引っ掻く!
この行動は突如だったし、数的優位であちらが油断していたこともあって――。私の攻撃は、相手をしっかりと捉えた。
「きゃあああっ! 痛い……っ。かおが、いたい……っっ」
「リーナっ! コイツ、調子に乗るんじゃないわよっ!!」
「よくもウチの親友を……っ。倍にして返してあげる!!」
死角で怒りに満ちた声が響き渡り、その直後に背中に激しい痛みが走る。どうやら一人に引っ掻かれて、もう一人には噛みつかれたみたい……っ。
「このっ! このっっ! このまま倒れなさいっっ!!」
「お断り、よ……っ。私はエルサを止めるまで、何があっても倒れないわっっ!!」
歯を食いしばって痛みを堪え、身体を振って二人を振り払う。そしてその勢いを活かして身体を反転させ、正面にいる猫だけを見据えて飛び掛かる。
「こんな私でも、捨て身をすれば攻撃が届くっ! はああああああああああああああああああっっ!!」
「くっ、コイツにこんな度胸があっただなんてっ! いったん避けて――」
「避けられたら、追いかけるっっ! 今度こそ、あたれええええええええええええええええええええええっっ!!」
左の後ろ足に激痛が走ったけど、気にしない。着地したらすぐもう一度跳んで、今回はしっかりと相手の顔を引っ掻けた。
「ぎゃああっ!? い、ぁぁ……っ。いた、ぃぃぃ……っ!」
体毛が薄い部分を狙えば、よく効く。そのため弱点を苛まれた二人は蹲って呻き、どうにか3分の2を無力化できた。
爪を出して牙を剥いた三人が、三方向から一斉に飛び掛かってくる。
相手は角度を上手く利用していて、全員同時に対処はできない。そのため私は回避に専念し、三人をギリギリまで引き付けてから隙間にピョンと飛び込んだ。
「どうにか、避けられた……っ。このまま、囲まれないように――」
「ザンネン。ウチらも素早くって、そうはできないわよっ」
すぐに三人がフォーメーションを組み直し、私は再び取り囲まれてしまった。
あちらも猫だし、こちらは長時間走って疲れてる。悔しいけど言葉通り、何度やっても結果は同じになっちゃう……っ。
「令嬢様は、ここでボロボロにされる運命なのよ。諦めなさい」
「…………私は、諦めるわけにはいかないの。絶対に、貴方達には負けないわ」
「ふーん、そーなんだ。じゃあお伺いしますが、どーやってわたし達に勝つつもりなんですか?」
「ウチらは3で、そっちは1。ワール様はしたコトがないから知らないだろうけど、ケンカは基本的に数が多い方が勝つ。3対1で、どうやって勝つんですかぁ?」
「………………。確かに私はこういう喧嘩をした経験がなくって、ここからどう立ち回ればいいかなんて見当がつかないわ」
なにが適切でなにが悪手なのか、さっぱり。動き方が全然分からない。
「…………だから私は、思うままに動く。とにかく、目の前にいる相手を倒すわっ!!」
発達した臀筋を使って前方に低く鋭く跳んで、正面にいた一人(一匹)の顔を思い切り引っ掻く!
この行動は突如だったし、数的優位であちらが油断していたこともあって――。私の攻撃は、相手をしっかりと捉えた。
「きゃあああっ! 痛い……っ。かおが、いたい……っっ」
「リーナっ! コイツ、調子に乗るんじゃないわよっ!!」
「よくもウチの親友を……っ。倍にして返してあげる!!」
死角で怒りに満ちた声が響き渡り、その直後に背中に激しい痛みが走る。どうやら一人に引っ掻かれて、もう一人には噛みつかれたみたい……っ。
「このっ! このっっ! このまま倒れなさいっっ!!」
「お断り、よ……っ。私はエルサを止めるまで、何があっても倒れないわっっ!!」
歯を食いしばって痛みを堪え、身体を振って二人を振り払う。そしてその勢いを活かして身体を反転させ、正面にいる猫だけを見据えて飛び掛かる。
「こんな私でも、捨て身をすれば攻撃が届くっ! はああああああああああああああああああっっ!!」
「くっ、コイツにこんな度胸があっただなんてっ! いったん避けて――」
「避けられたら、追いかけるっっ! 今度こそ、あたれええええええええええええええええええええええっっ!!」
左の後ろ足に激痛が走ったけど、気にしない。着地したらすぐもう一度跳んで、今回はしっかりと相手の顔を引っ掻けた。
「ぎゃああっ!? い、ぁぁ……っ。いた、ぃぃぃ……っ!」
体毛が薄い部分を狙えば、よく効く。そのため弱点を苛まれた二人は蹲って呻き、どうにか3分の2を無力化できた。
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☆読者様の御親切に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
ご心配頂きました件について『お礼とご報告』を近況ボードにてお伝えさせて頂きます。
引き続きお楽しみ頂けましたら幸いです♡ (百谷シカ・拝)
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