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第2話 50Cの意味と、経緯 マーガレット視点(2)
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「えっ!? 明日、一緒にお出かけをしてくださるのですかっ!?」
雨がしとしとと降って、退屈な一日。そんな日は、ユリウス様の来訪によって一変することになりましたっ。
なんとっ! 明日朝から夕方までデートを行って、わたくしを理解する時間を作ってくれるそうですのっ。
「『自分を知ってもらえたら、必ず心変わりをする』。君はそう言っただろう?」
「ええっ! ええっっ! 言いましたっ!」
「そこで明日、それを確かめようと思う。そうして万が一実際に心変わりをしたら、君と婚約する。心変わりをしなかったら、金輪際付き纏わない。今日は、こういうルールを提案しに来たんだ」
「はいっ! そちらで結構ですわっ!! 1日もあれば、わたくしの魅力を感じていただけますものっ。お約束いたしますわ!!」
わたくしの美貌と性格。それらを以てすれば、心変わりは確定ですものっ。
わたくしは彼が作成した誓約書にサインをして、契約を交わしました。
「明日は変装をした上で、『バーリス噴水』の前で会う。待ち合わせは午前9時で、解散は午後5時。これでいいか?」
「はい。結構ですわ」
8時間もあれば、ユリウス様はぐらつく。むしろ1時間でも問題なくて、8は充分すぎますわ。
「ユリウス様。デートの行動内容は、わたくしが決めても構いませんか?」
「もちろんだ。キスなどそういった行為以外なら、なんでも応じよう」
「ありがとうございます……っ。でしたら、大急ぎでスケジュールを練りますわ」
わたくし単体でも簡単に魅了できてしまいますが、念には念を。わたくしが映える場所は、行動は、どれか。そちらをじっくり研究しましょう。
「わざわざお越しくださり、感謝いたしますわ。わたくしとしては、お茶とお菓子をご一緒したいのですが――」
「このあとは私用があり、遠慮しておく。マーガレット、失礼する――ああそうだ、もう一つ伝え忘れていた」
踵を返していたユリウス様が立ち止まり、従者の方からペンとスケッチブックを受け取った。
??? なんですの、それ……?
「マーガレット。君は毎回、『クララよりも自分が上』と言っていたな?」
「はい。テリア様には失礼なのですが、そう自負しております」
「だが俺はクララの方が上と感じていて、今もそう確信している。更に言うと、想い人をコケにされて腹が立っているんだ」
この方はまだ、真実に気付いていませんもの。そう感じるのは、仕方のない事ですわね。
「そこで、君曰くデートの際に何度か――区切りのいいところで、現在クララと君のどちらが上だと感じているかを、数値にして可視化していくことにする。100Cを上回れば君が上、下回れば君が下ということだ」
「ふふふっ、さすがユリウス様。面白そうなイベントですわね」
おおかた、わたくしに現実を突きつけようとしているのでしょう。でも、そうはなりませんわ。
今はわたくしを煙たく感じていても、すぐにコロリと変わってしまうんですもの。恐らく初回の行動で80~90になって、2回目で100となって拮抗。3回目で超えてしまって、認めることになりますわ。
「ユリウス様、予言いたします。午後5時に行う最後の判定では、貴方様は少なくとも150を書き込みますわ」
「そうか。君の言う通りになるのか、ならないのか。楽しみにしている」
そうして彼は去り、わたくしはプランを計画。応援してくれているパパとママの意見も参考しにして練り、万全の態勢でデートが始まりましたの。
雨がしとしとと降って、退屈な一日。そんな日は、ユリウス様の来訪によって一変することになりましたっ。
なんとっ! 明日朝から夕方までデートを行って、わたくしを理解する時間を作ってくれるそうですのっ。
「『自分を知ってもらえたら、必ず心変わりをする』。君はそう言っただろう?」
「ええっ! ええっっ! 言いましたっ!」
「そこで明日、それを確かめようと思う。そうして万が一実際に心変わりをしたら、君と婚約する。心変わりをしなかったら、金輪際付き纏わない。今日は、こういうルールを提案しに来たんだ」
「はいっ! そちらで結構ですわっ!! 1日もあれば、わたくしの魅力を感じていただけますものっ。お約束いたしますわ!!」
わたくしの美貌と性格。それらを以てすれば、心変わりは確定ですものっ。
わたくしは彼が作成した誓約書にサインをして、契約を交わしました。
「明日は変装をした上で、『バーリス噴水』の前で会う。待ち合わせは午前9時で、解散は午後5時。これでいいか?」
「はい。結構ですわ」
8時間もあれば、ユリウス様はぐらつく。むしろ1時間でも問題なくて、8は充分すぎますわ。
「ユリウス様。デートの行動内容は、わたくしが決めても構いませんか?」
「もちろんだ。キスなどそういった行為以外なら、なんでも応じよう」
「ありがとうございます……っ。でしたら、大急ぎでスケジュールを練りますわ」
わたくし単体でも簡単に魅了できてしまいますが、念には念を。わたくしが映える場所は、行動は、どれか。そちらをじっくり研究しましょう。
「わざわざお越しくださり、感謝いたしますわ。わたくしとしては、お茶とお菓子をご一緒したいのですが――」
「このあとは私用があり、遠慮しておく。マーガレット、失礼する――ああそうだ、もう一つ伝え忘れていた」
踵を返していたユリウス様が立ち止まり、従者の方からペンとスケッチブックを受け取った。
??? なんですの、それ……?
「マーガレット。君は毎回、『クララよりも自分が上』と言っていたな?」
「はい。テリア様には失礼なのですが、そう自負しております」
「だが俺はクララの方が上と感じていて、今もそう確信している。更に言うと、想い人をコケにされて腹が立っているんだ」
この方はまだ、真実に気付いていませんもの。そう感じるのは、仕方のない事ですわね。
「そこで、君曰くデートの際に何度か――区切りのいいところで、現在クララと君のどちらが上だと感じているかを、数値にして可視化していくことにする。100Cを上回れば君が上、下回れば君が下ということだ」
「ふふふっ、さすがユリウス様。面白そうなイベントですわね」
おおかた、わたくしに現実を突きつけようとしているのでしょう。でも、そうはなりませんわ。
今はわたくしを煙たく感じていても、すぐにコロリと変わってしまうんですもの。恐らく初回の行動で80~90になって、2回目で100となって拮抗。3回目で超えてしまって、認めることになりますわ。
「ユリウス様、予言いたします。午後5時に行う最後の判定では、貴方様は少なくとも150を書き込みますわ」
「そうか。君の言う通りになるのか、ならないのか。楽しみにしている」
そうして彼は去り、わたくしはプランを計画。応援してくれているパパとママの意見も参考しにして練り、万全の態勢でデートが始まりましたの。
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