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第13話 そういうことだったのね クララ視点
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「クララお嬢様。わたくしは、お嬢様の侍女であり護衛でございます。主の心と体を守護することが役目でございます。そのため物事は常に悪い方向に考え、あらゆる事態に対応できるようにしておかなければなりません。ですので言わずもがな、心の中ではお嬢様に同意し常にラーゼン様を信じておりました。御予想的中、さすがでございます」
淡々と去るユリウスと、ショックで棒立ちになっているマーガレット。そんな姿を眺めていたら、隣にいたジュリアが無駄に恭しく傅いた。
……この侍女……。まあ、開き直らないだけマシからしらね。
「しかしまさか、ラーゼン様がああいった事を考えていらっしゃったなんて。驚いてしまいました」
「私もそうよ。感謝をしないといけないわね」
あの人がこういった行動を取るということは、私の知らないところで相当な回数の接触があったということ。
それを悟られないようにして、様々な我慢をして、密かに悪い芽を摘み取ろうとしてくれていた。嬉しくないはずがないわよね。
「……………………ジュリア。決めたわ」
「お嬢様? なにを、でございましょう?」
「私、もっといい女になるわ。もしも他の同姓がユリウスを落とそうとしても、私を見て戦意を喪失してしまうくらいにね」
ようやく正気に戻ったマーガレットが侍女に愚痴っているおかげで、彼女がこうして動いていた理由を知った。
だから、
クララ・テリアが隣にいるなら、適うはずがない――。
そう認識させて、彼が余計な気遣いをしなくてもいいようにする。
残念ながらこの国の令嬢はプライドが高い人が多くって、新たなマーガレットが現れる可能性があるものね。それに備えて、もっと自分を磨いて高めましょう。
「クララお嬢様……っ。お嬢様らしい素敵なお考えです……! わたくしも全力でお手伝いをいたしますのでっ。令嬢の中の令嬢を目指しましょう……!」
「貴方が関わるとおかしな方向に進みそうな気がするけれど、そうね。お願いするわ」
私は淑女教育を受けているけれど、それは他の令嬢も同じ。人と同じ磨き方をしても、同じスピードでしか成長できないものね。
様々な人と関わって、その人達の良い部分を吸収してく。そうやって私は、真の淑女を目指すわ。
「私達の式までは、およそ1年。とりあえずそれまでに、1(わん)ランク上げておきましょうか」
「お嬢様でしたら、2ランクも3ランクもアップできますよ……! 早速、着手されますかっ?」
「そうね、家に戻って励むことにするわ。行きましょう、ジュリア」
怒り狂っているマーガレットが気になるけれど、1年という時間は長いようで短いもの。私はジュリアに頷きを返し、目標を抱いて公園をあとにしたのだった。
淡々と去るユリウスと、ショックで棒立ちになっているマーガレット。そんな姿を眺めていたら、隣にいたジュリアが無駄に恭しく傅いた。
……この侍女……。まあ、開き直らないだけマシからしらね。
「しかしまさか、ラーゼン様がああいった事を考えていらっしゃったなんて。驚いてしまいました」
「私もそうよ。感謝をしないといけないわね」
あの人がこういった行動を取るということは、私の知らないところで相当な回数の接触があったということ。
それを悟られないようにして、様々な我慢をして、密かに悪い芽を摘み取ろうとしてくれていた。嬉しくないはずがないわよね。
「……………………ジュリア。決めたわ」
「お嬢様? なにを、でございましょう?」
「私、もっといい女になるわ。もしも他の同姓がユリウスを落とそうとしても、私を見て戦意を喪失してしまうくらいにね」
ようやく正気に戻ったマーガレットが侍女に愚痴っているおかげで、彼女がこうして動いていた理由を知った。
だから、
クララ・テリアが隣にいるなら、適うはずがない――。
そう認識させて、彼が余計な気遣いをしなくてもいいようにする。
残念ながらこの国の令嬢はプライドが高い人が多くって、新たなマーガレットが現れる可能性があるものね。それに備えて、もっと自分を磨いて高めましょう。
「クララお嬢様……っ。お嬢様らしい素敵なお考えです……! わたくしも全力でお手伝いをいたしますのでっ。令嬢の中の令嬢を目指しましょう……!」
「貴方が関わるとおかしな方向に進みそうな気がするけれど、そうね。お願いするわ」
私は淑女教育を受けているけれど、それは他の令嬢も同じ。人と同じ磨き方をしても、同じスピードでしか成長できないものね。
様々な人と関わって、その人達の良い部分を吸収してく。そうやって私は、真の淑女を目指すわ。
「私達の式までは、およそ1年。とりあえずそれまでに、1(わん)ランク上げておきましょうか」
「お嬢様でしたら、2ランクも3ランクもアップできますよ……! 早速、着手されますかっ?」
「そうね、家に戻って励むことにするわ。行きましょう、ジュリア」
怒り狂っているマーガレットが気になるけれど、1年という時間は長いようで短いもの。私はジュリアに頷きを返し、目標を抱いて公園をあとにしたのだった。
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