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第2章
好きになるのなら命がけで! SIDE BOYS
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「はあ~~~~っ。疲れた~~っ」
豪奢な二人掛けのソファーにどっかりと座り、思いっ切り息を吐き出すレーツェル。
少し前の緊迫感を削ぎ落とす様に、肩の力も抜き去ってだらっとする。
そんなレーツェルを見ながら、カグラは反対側に置いてある対のソファーに腰を下ろすと。
「自業自得だろう」
バッサリと一刀両断した。
じと目でレーツェルは、カグラを見詰める。
「ひどっ。少しは労われよ! カグラの為なのもあったんだぞ。それを……」
「そもそも、頼んでない。彼女が自分からどうこうして、婚約者になった訳でもない。過剰反応し過ぎた」
「だけど、カグラを守るのは僕の役目だ」
「それで、理事長に釘を刺されてれば意味ないだろうが」
「うっ……」
「でもって、彼女の態度から俺達に近付きたくない雰囲気が出ていた。嫌疑は晴れたろ?」
「……そうだけど」
「他に何かあるのか? それこそ、陛下に文句を言うしか無くなるぞ。何せあの人が婚約騒動の黒幕だからな。あの人の許可が無ければ、婚約を白紙撤回出来ないぞ」
カグラの言葉にレーツェルは天井を仰ぎ、不満そうな声を出した。
「う~~。解っているんだけどさー。だからこそ、どんな相手か見定めたいだろ?」
「どんな相手ねぇ……そうだな、フォトなら一応あるが見たいか?」
うだうだ言うレーツェルを仕方なさそうに見遣りながら、カグラはそう問い掛けてみる。
「え? 写真あるの!?」
目を輝かせる様な勢いで、コロッと変わってカグラを見詰める。
「……ふぅん。やっぱり、気になるんだ?」
意味深にカグラは、レーツェルから目を逸らさずに言う。
「き、気になるだろ! やっぱり!」
反射的に言い返すレーツェル。
「そうだな。お前にしては思いっ切り、気にして構う位だしな」
「……そうかなぁ?」
釈然としないという感じでレーツェルは首を捻る。
カグラは服の内ポケットから、携帯端末を取り出すと指先でちょいちょいと弄る。端末が音声を発した。
『声紋確認をします』
カグラは淡々と告げる。
「解除」
『確認完了』
ピピと言う音と共に、端末のディスプレイ上に3Dホログラムが出る。
長いふわふわの金髪、瞳はエメラルド、白い肌に華奢な体つきと、淡いピンク色のワンピースを着た笑顔の可愛らしい少女の姿。
「これが彼女、ナツキ・ルウィン・アマハだ」
カグラは、レーツェルの前に端末を差し出す。
「……っ」
食い入る様に彼女を見詰めるレーツェルを、カグラはじっと見下ろしながら観察する。
「か、可愛いな……」
レーツェルの眼が輝いている様に見える。
「ねぇ、カグラ、このフォトを僕の端末にコピーしてくれない?」
カグラにそう頼むレーツェルの視線は、ホログラムに釘付だ。
「……ダメだ。これは機密扱いのものだからな」
「そっか、残念」
あからさまにがっかりするレーツェルを見て、カグラは嫌な予感しかしなかった。
――――これは、まさか、レーツェルの初恋か?
豪奢な二人掛けのソファーにどっかりと座り、思いっ切り息を吐き出すレーツェル。
少し前の緊迫感を削ぎ落とす様に、肩の力も抜き去ってだらっとする。
そんなレーツェルを見ながら、カグラは反対側に置いてある対のソファーに腰を下ろすと。
「自業自得だろう」
バッサリと一刀両断した。
じと目でレーツェルは、カグラを見詰める。
「ひどっ。少しは労われよ! カグラの為なのもあったんだぞ。それを……」
「そもそも、頼んでない。彼女が自分からどうこうして、婚約者になった訳でもない。過剰反応し過ぎた」
「だけど、カグラを守るのは僕の役目だ」
「それで、理事長に釘を刺されてれば意味ないだろうが」
「うっ……」
「でもって、彼女の態度から俺達に近付きたくない雰囲気が出ていた。嫌疑は晴れたろ?」
「……そうだけど」
「他に何かあるのか? それこそ、陛下に文句を言うしか無くなるぞ。何せあの人が婚約騒動の黒幕だからな。あの人の許可が無ければ、婚約を白紙撤回出来ないぞ」
カグラの言葉にレーツェルは天井を仰ぎ、不満そうな声を出した。
「う~~。解っているんだけどさー。だからこそ、どんな相手か見定めたいだろ?」
「どんな相手ねぇ……そうだな、フォトなら一応あるが見たいか?」
うだうだ言うレーツェルを仕方なさそうに見遣りながら、カグラはそう問い掛けてみる。
「え? 写真あるの!?」
目を輝かせる様な勢いで、コロッと変わってカグラを見詰める。
「……ふぅん。やっぱり、気になるんだ?」
意味深にカグラは、レーツェルから目を逸らさずに言う。
「き、気になるだろ! やっぱり!」
反射的に言い返すレーツェル。
「そうだな。お前にしては思いっ切り、気にして構う位だしな」
「……そうかなぁ?」
釈然としないという感じでレーツェルは首を捻る。
カグラは服の内ポケットから、携帯端末を取り出すと指先でちょいちょいと弄る。端末が音声を発した。
『声紋確認をします』
カグラは淡々と告げる。
「解除」
『確認完了』
ピピと言う音と共に、端末のディスプレイ上に3Dホログラムが出る。
長いふわふわの金髪、瞳はエメラルド、白い肌に華奢な体つきと、淡いピンク色のワンピースを着た笑顔の可愛らしい少女の姿。
「これが彼女、ナツキ・ルウィン・アマハだ」
カグラは、レーツェルの前に端末を差し出す。
「……っ」
食い入る様に彼女を見詰めるレーツェルを、カグラはじっと見下ろしながら観察する。
「か、可愛いな……」
レーツェルの眼が輝いている様に見える。
「ねぇ、カグラ、このフォトを僕の端末にコピーしてくれない?」
カグラにそう頼むレーツェルの視線は、ホログラムに釘付だ。
「……ダメだ。これは機密扱いのものだからな」
「そっか、残念」
あからさまにがっかりするレーツェルを見て、カグラは嫌な予感しかしなかった。
――――これは、まさか、レーツェルの初恋か?
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