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第2章
初授業は危険がいっぱい?
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今日は魔術の授業だ。
普通の学校なら入学して一回目授業に浮足立ちもしそうだが、実際はピリピリ緊張ムードだ。
それもその筈、入学式に魅了する笑顔で学院長が放った強烈な注意事項がそうさせるのだ。
『この学院は実力主義です。貴族や権力者の子息女、この星や他星の国の王族であろうとも、ましてや私の実の子でもそれは変わりません。この学院内では、不正や不適切な行動は身を滅ぼしますから皆気を付ける様に!』
と、宣言したのだから。
要は「権力でどうこうなると思うよな!」と、どでかい釘を新入生にぶっ挿したんだよね。
母様、怖い位の笑顔で言うもんだから、半数は真っ青な顔の生徒が多かった。
ええ、私も怖かったのよね。あの笑顔は凶器だわ。
思いを馳せる私を現実に戻すかの如く、シエン先生が声を張り上げた。
「さぁて、皆には支給されたマジックアイテムを使ってもらいます」
魔術訓練用の校庭に集められているファーストクラスメンバー達は、一様緊迫した表情でシエンの言葉に耳を傾ける。
その生徒達の正面に立ち、にやりと楽しそうに笑うがシエンいる。
私が今立っている場所は生徒達が並んでいる真ん中辺で、カグラとレーツェルは先頭付近で、リョウは後方に並んでいる。
「そうねぇ~、寮対抗戦風な感じでやるからそのつもりでね! んじゃ、適当に組んで貰おうかしら? 人数は4人! 今から5分間時間をあげるから、適当に組むように!」
シエンのセリフが終わった瞬間、ざわめきが広がる。
そして我先にと、獲物目掛けて突撃するセイリュウ寮所属の女子達。
突撃する先は、カグラとレーツェルだ。ぶっちゃけ、マジこぇぇよ女子達が!!
そして案の定、殺伐とした言い争いが始まる。
「カグラ様、わたくしと組んで下さいませんか?」
「あら、貴女、鏡を見てから物を言った方がよろしくてよ?」
「それを言うなら貴女の家柄を考えた方が宜しいわよ」
「なんですって!?」
「本当の事ではなくて?」
と、まあ、こんな具合にケンカを始める始末。
学習能力が無い人達だなぁ~~と思うよ、ホント。
実はあの二人、権力嫌いでしたーって言ってもおかしくなさそうだもんねぇ。
ぼけっとそれをつい見ていた私の肩が、ぽんと叩かれる。
「ナツキ。ワイと一緒に組まへん?」
人懐っこいニコニコ笑顔で、私を誘うリョウに数秒考えて。
「うん、いいよ。後の二人はどうしようかぁ?」
王子様争奪戦の現場を見て見ぬふりをして、他を見渡してみる。
要領の良い人はその間に、目当ての人とグループ交渉にそそくさと入っていた。
他の一団は、あぶれた人達で固まって相談中なのが見えるけど、雰囲気が微妙に陰気か怒気を孕んでいてその輪の中に入って行きたくない。
そして視界の端では。
「……ふふ、君達、仲が良いんだね。なら、君達が仲良く組めば問題ないね。では、僕らは失礼するね」
にこやかに微笑み、どこかズレた(ワザとだろう)感想を通る声でレーツェルが言う。
「「「「「ええ!?」」」」」
その一団がギョッとしている間に、するりとレーツェルはカグラを伴い、彼女達を放置して歩き出していた。
「なぁ……」
「ん?」
「ワイ、メッチャ嫌な予感するんやけど」
「奇遇だね、私もだよ」
私の肩に手をのせたまま、リョウが少し青褪めた表情で言うのに同意する。
「逃げへんか?」
「うん、逃げよう」
迷わず、即答する。
だって、あの二人、こっちの方へ真っ直ぐ来るんだもん!!
普通の学校なら入学して一回目授業に浮足立ちもしそうだが、実際はピリピリ緊張ムードだ。
それもその筈、入学式に魅了する笑顔で学院長が放った強烈な注意事項がそうさせるのだ。
『この学院は実力主義です。貴族や権力者の子息女、この星や他星の国の王族であろうとも、ましてや私の実の子でもそれは変わりません。この学院内では、不正や不適切な行動は身を滅ぼしますから皆気を付ける様に!』
と、宣言したのだから。
要は「権力でどうこうなると思うよな!」と、どでかい釘を新入生にぶっ挿したんだよね。
母様、怖い位の笑顔で言うもんだから、半数は真っ青な顔の生徒が多かった。
ええ、私も怖かったのよね。あの笑顔は凶器だわ。
思いを馳せる私を現実に戻すかの如く、シエン先生が声を張り上げた。
「さぁて、皆には支給されたマジックアイテムを使ってもらいます」
魔術訓練用の校庭に集められているファーストクラスメンバー達は、一様緊迫した表情でシエンの言葉に耳を傾ける。
その生徒達の正面に立ち、にやりと楽しそうに笑うがシエンいる。
私が今立っている場所は生徒達が並んでいる真ん中辺で、カグラとレーツェルは先頭付近で、リョウは後方に並んでいる。
「そうねぇ~、寮対抗戦風な感じでやるからそのつもりでね! んじゃ、適当に組んで貰おうかしら? 人数は4人! 今から5分間時間をあげるから、適当に組むように!」
シエンのセリフが終わった瞬間、ざわめきが広がる。
そして我先にと、獲物目掛けて突撃するセイリュウ寮所属の女子達。
突撃する先は、カグラとレーツェルだ。ぶっちゃけ、マジこぇぇよ女子達が!!
そして案の定、殺伐とした言い争いが始まる。
「カグラ様、わたくしと組んで下さいませんか?」
「あら、貴女、鏡を見てから物を言った方がよろしくてよ?」
「それを言うなら貴女の家柄を考えた方が宜しいわよ」
「なんですって!?」
「本当の事ではなくて?」
と、まあ、こんな具合にケンカを始める始末。
学習能力が無い人達だなぁ~~と思うよ、ホント。
実はあの二人、権力嫌いでしたーって言ってもおかしくなさそうだもんねぇ。
ぼけっとそれをつい見ていた私の肩が、ぽんと叩かれる。
「ナツキ。ワイと一緒に組まへん?」
人懐っこいニコニコ笑顔で、私を誘うリョウに数秒考えて。
「うん、いいよ。後の二人はどうしようかぁ?」
王子様争奪戦の現場を見て見ぬふりをして、他を見渡してみる。
要領の良い人はその間に、目当ての人とグループ交渉にそそくさと入っていた。
他の一団は、あぶれた人達で固まって相談中なのが見えるけど、雰囲気が微妙に陰気か怒気を孕んでいてその輪の中に入って行きたくない。
そして視界の端では。
「……ふふ、君達、仲が良いんだね。なら、君達が仲良く組めば問題ないね。では、僕らは失礼するね」
にこやかに微笑み、どこかズレた(ワザとだろう)感想を通る声でレーツェルが言う。
「「「「「ええ!?」」」」」
その一団がギョッとしている間に、するりとレーツェルはカグラを伴い、彼女達を放置して歩き出していた。
「なぁ……」
「ん?」
「ワイ、メッチャ嫌な予感するんやけど」
「奇遇だね、私もだよ」
私の肩に手をのせたまま、リョウが少し青褪めた表情で言うのに同意する。
「逃げへんか?」
「うん、逃げよう」
迷わず、即答する。
だって、あの二人、こっちの方へ真っ直ぐ来るんだもん!!
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