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Can i start in love -出会い-
閑話1 初デートと言いたくない!?後編
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食事も終わり買い物も済ませて最後のスーパーに向かう途中の公園でハンドメイドマーケットをやっていたので見に行くことに。
そのうちの1店で私の足は止まる。
ペアの腕時計で赤のレザー、時計の周りの白いストーンが動くとキラキラ揺れる。
時計盤には天使のシルエット。
もう1つは赤のレザーで時計の周りのストーンは赤色で時計盤は悪魔のシルエット。
ストーンがキラキラしてて綺麗だなと思わず魅入ってしまった。
「お客さんこれ気に入ったみたいだね。よかったらセットで5000円の所半額の2500円で売るよ」
半額は嬉しいけどなんか怪しいなと思ったら理由は簡単、売れ残りだそうな。
デザイン可愛いしと即決購入。
「もしかして、翼さんに買われたくて売れ残ってたり」
いい買い物が出来たとホクホク顔の私を見てエイレンが微笑みながら言った。
まあ、売れ残りの喪女が売れ残りの時計を買ったと考えると微妙だけど、多分エイレンはこれも運命とかロマンチックな意味で言ったんだろう。
店員さんが買ってくれたお礼にと文字盤にお勧めのストーンを付けてくれて一緒にストーンの意味の一覧表もおまけでくれました。
最後のスーパーでの買い物も無事に終わり帰宅するとちょうどおやつの時間。
エイレンは最後のスーパーに隣接した100均で買ったピンク色の怪獣の抱き枕ぬいぐるみが気に入り抱きしめながらソファーに座り見ている。
私は、ソファーを背にしてテーブルに置いた時計をケースから外し、悪魔のシルエットがついた方をエイレンに渡す。
「これ、首輪の代わりになるけど付けてもらえるかな?」
「えっ!この下から翼さんの体勢、プロポーズみたいで興奮しちゃう」
たしかに、下の私がソファーに座っているエイレンに時計を捧げるみたいな体勢でプロポーズで指輪を捧げる男性みたいになっている。
「丁度ベルトも赤だし、時計ならいつでも使えるから」
「時計プレゼントするって意味知ってるの?一緒に時を刻んでいこうってことなんだよ。翼さん、そんなに僕と一緒にいたいんだね。凄く嬉しい」
時計を付けたエイレンはご満悦の表情でソファーから降りて私の横に座り録画したクイズ番組を見始めた。
そう言えばとおまけにもらったストーンの意味の一覧表を見ると、私とエイレンの分のストーンには印が付いていて。
エイレンの周りのはガーネットで意味は
『情熱、一途な愛』
おまけのストーンはレッドルチルクォーツと言う水晶の中に赤い針が模様になっているの。意味は『情熱を高める』でガーネットと相性が良いらしい。
で、私のは周りのがホワイトガーデンクォーツ。意味は『癒しの力』
色々あって疲れたから惹かれたのかな。
おまけのストーンが黒と紫のマーブル模様で
チャロアイトと言うストーン。
意味はなんだろうと一覧表を見て固まってしまった。
『過去のトラウマからの解放。』
メインはヒーリングストーンらしいけど、後半に書かれていたそれに釘付けになった。
黄昏時、オレンジ色の夕日で染まった空き教室。机や椅子が倒れる音と響き渡る悲鳴。
黒板に書かれた虚偽の言葉。周りの蔑む視線。
走馬灯の様にあの時が思い出されうまく呼吸が出来ない。
「・・・ばささん!!翼さん!大丈夫ですか!!」
目の前に心配そうな表情のエイレンが居た。
「いきなり体が震え出して呼吸もおかしくて。病院行きますか?」
「大丈夫。多分汗かいたままだったから冷えちゃったのかも。先にお風呂入ってくるね」
考えすぎだね・・・考えすぎ
疲れている様に見えたから付けてくれたんだろうな。そうだよ。
浴槽に入浴剤を入れて入浴。
色々スッキリして、エイレンも汗かいてるから入る様に促し悠理ちゃんに時計買ったと写真付きでメールを送るとすぐに返信が。
「翼・・・従兄弟に時計贈ったんだってね。付き合ってない人に時計贈る意味って知ってる?。『独占欲の表れだよ』
明後日、場所用意するからその従兄弟連れてきて」
あーっちゃー。悠ちゃんかなり怒ってるな。
明後日なら問題なければ定時で帰れるからエイレンの方の予定確認しとかないと。
そのうちの1店で私の足は止まる。
ペアの腕時計で赤のレザー、時計の周りの白いストーンが動くとキラキラ揺れる。
時計盤には天使のシルエット。
もう1つは赤のレザーで時計の周りのストーンは赤色で時計盤は悪魔のシルエット。
ストーンがキラキラしてて綺麗だなと思わず魅入ってしまった。
「お客さんこれ気に入ったみたいだね。よかったらセットで5000円の所半額の2500円で売るよ」
半額は嬉しいけどなんか怪しいなと思ったら理由は簡単、売れ残りだそうな。
デザイン可愛いしと即決購入。
「もしかして、翼さんに買われたくて売れ残ってたり」
いい買い物が出来たとホクホク顔の私を見てエイレンが微笑みながら言った。
まあ、売れ残りの喪女が売れ残りの時計を買ったと考えると微妙だけど、多分エイレンはこれも運命とかロマンチックな意味で言ったんだろう。
店員さんが買ってくれたお礼にと文字盤にお勧めのストーンを付けてくれて一緒にストーンの意味の一覧表もおまけでくれました。
最後のスーパーでの買い物も無事に終わり帰宅するとちょうどおやつの時間。
エイレンは最後のスーパーに隣接した100均で買ったピンク色の怪獣の抱き枕ぬいぐるみが気に入り抱きしめながらソファーに座り見ている。
私は、ソファーを背にしてテーブルに置いた時計をケースから外し、悪魔のシルエットがついた方をエイレンに渡す。
「これ、首輪の代わりになるけど付けてもらえるかな?」
「えっ!この下から翼さんの体勢、プロポーズみたいで興奮しちゃう」
たしかに、下の私がソファーに座っているエイレンに時計を捧げるみたいな体勢でプロポーズで指輪を捧げる男性みたいになっている。
「丁度ベルトも赤だし、時計ならいつでも使えるから」
「時計プレゼントするって意味知ってるの?一緒に時を刻んでいこうってことなんだよ。翼さん、そんなに僕と一緒にいたいんだね。凄く嬉しい」
時計を付けたエイレンはご満悦の表情でソファーから降りて私の横に座り録画したクイズ番組を見始めた。
そう言えばとおまけにもらったストーンの意味の一覧表を見ると、私とエイレンの分のストーンには印が付いていて。
エイレンの周りのはガーネットで意味は
『情熱、一途な愛』
おまけのストーンはレッドルチルクォーツと言う水晶の中に赤い針が模様になっているの。意味は『情熱を高める』でガーネットと相性が良いらしい。
で、私のは周りのがホワイトガーデンクォーツ。意味は『癒しの力』
色々あって疲れたから惹かれたのかな。
おまけのストーンが黒と紫のマーブル模様で
チャロアイトと言うストーン。
意味はなんだろうと一覧表を見て固まってしまった。
『過去のトラウマからの解放。』
メインはヒーリングストーンらしいけど、後半に書かれていたそれに釘付けになった。
黄昏時、オレンジ色の夕日で染まった空き教室。机や椅子が倒れる音と響き渡る悲鳴。
黒板に書かれた虚偽の言葉。周りの蔑む視線。
走馬灯の様にあの時が思い出されうまく呼吸が出来ない。
「・・・ばささん!!翼さん!大丈夫ですか!!」
目の前に心配そうな表情のエイレンが居た。
「いきなり体が震え出して呼吸もおかしくて。病院行きますか?」
「大丈夫。多分汗かいたままだったから冷えちゃったのかも。先にお風呂入ってくるね」
考えすぎだね・・・考えすぎ
疲れている様に見えたから付けてくれたんだろうな。そうだよ。
浴槽に入浴剤を入れて入浴。
色々スッキリして、エイレンも汗かいてるから入る様に促し悠理ちゃんに時計買ったと写真付きでメールを送るとすぐに返信が。
「翼・・・従兄弟に時計贈ったんだってね。付き合ってない人に時計贈る意味って知ってる?。『独占欲の表れだよ』
明後日、場所用意するからその従兄弟連れてきて」
あーっちゃー。悠ちゃんかなり怒ってるな。
明後日なら問題なければ定時で帰れるからエイレンの方の予定確認しとかないと。
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