己が声を封じた彼(オレ)は、覚悟を決めて彼女(わたし)になった

てぃー☆ちゃー

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第二章 始まる学校生活

第二十一話

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―ありがとう―

校庭で光は、ラザロから刀を受け取ると剣帯に収めた。

「結局忘れるとは恐れ入ったよ」

ラザロは笑いながら光の横に並ぶ。召喚士であるミルフェスは別の場所での授業のためここには来ていない。
下着姿がちらつくせいで、ラザロを直視出来ない。他に視線を動かしてみる、男子生徒も5名ほどいた。肩身が狭そうだ。
他に視線をむけると、見知った顔がこちらに歩いてくるのが見えた。

「おそろいだね新入生諸君」

李と美鈴である。他にも女性が2名一緒に歩いてきている。

「魔装科と獣化人の授業を本格的に行うのは次の授業からだから皆気楽にしてくれていいよ」

李はそういうと生徒全員を見渡した。

「ここにいるのは全員近接攻撃型の魔装士と獣化人で良いよね?違う方は今のうちに名乗り出てください」

魔装士や獣化人でも戦闘ではなく、回復やサポートに特化した人もいる。李はそういった役割の人間が混ざっていないかを確認しているようだ。

「大丈夫そうですね、では・・・私は魔装科の李です。早速授業の説明に入ります」
『はい!』

控えている生徒、約十五名から返事があがる。

「今日は本格的な授業の前に、クラス分けを行います。我々がいまから出す課題をクリア出来るか出来ないかによってクラスが変わりますので心して受けてください」

生徒たちのレベルによってカリキュラムを変える、そういうことなのだろう。

「ですが個々の実力が上がればクラスも上のクラスに上げますから、無理をせずに自分の実力に見合った形で結果を残してくれれば結構です」

生徒たちがお互いの顔を見合わせる、

「それでは簡単にルールを説明します。何も難しいことではありませんよ、単純に私達について来てくれれば結構です」

李が言うと後ろに控えていた美鈴ともう一名が半歩前に出た。

「まず私がスタートします、少したったら合図を出しますので私に付いてこれると思った方は追いかけてきてください。私についてくるのが困難だと思う方は次のレア先生を待っていてください」

紹介されたレアが軽く手を振る。妙に可愛らしい肉球の付いた猫のような手だ。

「レア先生が出発したらやはり合図が出ますので、レア先生になら追いつけると思った方は付いていってください。そして最後に三回生の七井君がスタートしますので残りの方は彼女についていって下さい。七井君は歩いて進みますから一緒にスタートしてしまって問題ありません」
「ついて、おいで」

李に紹介され、美鈴が皆に声をかける。

「途中でついてこれなくなったら無理をせずにその近辺で待機して、後続の先生達のグループに合流をしてください。移動が困難な場合はそこで待機すること、迎えにマリア先生が行きますので大人しく待っていて下さい」

最後に紹介されたマリアが頭を下げる、この先生だけジャージではなく修道服だ。

「死ななければ大概治せますので、多少の無茶はして結構ですからね」

優しそうな笑顔でギリギリの発言をする先生。
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