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第二章 始まる学校生活
第三十一話
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小高い丘の上に連れて行かれると、美鈴は服の手を放した。
「ここでなら、平気」
光は困惑する中、自分の用件だけを黙々と光に伝えると美鈴は学園長に声をかけた。
「せんせ、合図」
「お?おお。やるときはせめて声をかけて許可をとれ、今日は引率扱いだが一応お前も生徒なんだぞ」
「ん、気をつける」
「よし、李!面白いもん始まるぞ!」
「もう見に来てますよ。武器は支給品で、決闘扱いでなければ許可します」
「許可なしでも、おーけー」
「『おーけー』じゃないっ。勝手に始めてもだめだからな」
「・・・どんまい、私」
しゅんとした顔をして、美鈴は貸し出し武器の回収ボックスをあさりだした。
その中から木刀と、ショートソードの木剣をとりだして光に木刀を投げた。
「私は、こっちでいい」
美鈴が木剣を軽く振って光に向けた。
光は投げ渡された木刀を両手で握り、二振りほどして感触を確かめた。
「!」
流されそうになっていた、光は木刀を置いてやめましょうと手でばってんのジェスチャーをした。
「ん、その木刀じゃダメ?」
ふるふるふる。
「いいんだ?じゃあ何がダメ?」
光は剣を振り回したあとに木刀を地面に落として、両腕でばってんをする。
「剣を振る、ダメ」
こくんこくん。
「だめ、やる」
拗ねた様に美鈴は口を尖らせた。
「セシルとやった、私とも」
美鈴は木刀を拾い上げると、光にしっかりと握り締めさせた。
「やる、だめはダメ」
木刀を包む光の手の、更に上から美鈴が手を置き離させないといわんばかりだ。
「諦めて相手をしてやれ、いいじゃないか殺し合いの一回や二回」
「模擬戦だからな」
クラウドがやんややんやと後ろから口を出して、李がそれをたしなめる。
「ヒカリーがんばれー!」
「美鈴せんぱーい!ぎちょんぎちょんにしてあげてくださーい」
「仙波さんいけー!」
「仙波さんかわいー!」
「美鈴せんぱーい!こっち向いてー!」
気がつけばギャラリーもしっかり出来上がっていた。
新入生挨拶の時に光の名前も呼ばれている。国内からの人間が中心の中で留学生であり、しかも東洋人の光は目立っていた。
どうやら逃げられないらしい。
光はため息をついて自分の手を上から押さえている本人に顔を向けた。
・・・近い。思わず光の顔が赤くなる。
「やる、おーけー?」
こくん。流されて頷いてしまった。
小さく頷くのを確認して、美鈴が嬉しそうに離れていった。
五歩ほど放れた位置で振り返ると、木剣を片手で構えた。
光も木刀を両手で握ってしっかりと正面で構えた。
ギャラリーが静かになっていく。
「ここでなら、平気」
光は困惑する中、自分の用件だけを黙々と光に伝えると美鈴は学園長に声をかけた。
「せんせ、合図」
「お?おお。やるときはせめて声をかけて許可をとれ、今日は引率扱いだが一応お前も生徒なんだぞ」
「ん、気をつける」
「よし、李!面白いもん始まるぞ!」
「もう見に来てますよ。武器は支給品で、決闘扱いでなければ許可します」
「許可なしでも、おーけー」
「『おーけー』じゃないっ。勝手に始めてもだめだからな」
「・・・どんまい、私」
しゅんとした顔をして、美鈴は貸し出し武器の回収ボックスをあさりだした。
その中から木刀と、ショートソードの木剣をとりだして光に木刀を投げた。
「私は、こっちでいい」
美鈴が木剣を軽く振って光に向けた。
光は投げ渡された木刀を両手で握り、二振りほどして感触を確かめた。
「!」
流されそうになっていた、光は木刀を置いてやめましょうと手でばってんのジェスチャーをした。
「ん、その木刀じゃダメ?」
ふるふるふる。
「いいんだ?じゃあ何がダメ?」
光は剣を振り回したあとに木刀を地面に落として、両腕でばってんをする。
「剣を振る、ダメ」
こくんこくん。
「だめ、やる」
拗ねた様に美鈴は口を尖らせた。
「セシルとやった、私とも」
美鈴は木刀を拾い上げると、光にしっかりと握り締めさせた。
「やる、だめはダメ」
木刀を包む光の手の、更に上から美鈴が手を置き離させないといわんばかりだ。
「諦めて相手をしてやれ、いいじゃないか殺し合いの一回や二回」
「模擬戦だからな」
クラウドがやんややんやと後ろから口を出して、李がそれをたしなめる。
「ヒカリーがんばれー!」
「美鈴せんぱーい!ぎちょんぎちょんにしてあげてくださーい」
「仙波さんいけー!」
「仙波さんかわいー!」
「美鈴せんぱーい!こっち向いてー!」
気がつけばギャラリーもしっかり出来上がっていた。
新入生挨拶の時に光の名前も呼ばれている。国内からの人間が中心の中で留学生であり、しかも東洋人の光は目立っていた。
どうやら逃げられないらしい。
光はため息をついて自分の手を上から押さえている本人に顔を向けた。
・・・近い。思わず光の顔が赤くなる。
「やる、おーけー?」
こくん。流されて頷いてしまった。
小さく頷くのを確認して、美鈴が嬉しそうに離れていった。
五歩ほど放れた位置で振り返ると、木剣を片手で構えた。
光も木刀を両手で握ってしっかりと正面で構えた。
ギャラリーが静かになっていく。
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