105 / 115
第九章 ゴーレム、体を張る
第八十五話 ゴーレム、体を張る
しおりを挟む
ゆっくりとした歩みではあるが、その迫力に飲まれてはいけない。
あいつは明らかにこっちに。蟻塚に向かって来ている。
清蓮、テイツォ。避難を急がせてくれ。少し足止めしなきゃいけないらしい。
「分かりました!」
「にゃあ!」
オレは坂道から外れて道から下へ落下し地面へ到着。
『ズシン……!』
あ、これはドラゴンの足音ではなくオレの落下音です。地面割れました。
巨大化!
落下してきたオレに群がって来る蟻を無視してオレは巨大化!!
お、前回使った時よりも大きくなれた!
オレのサイズはエンシェントアースドラゴンの顔と同じくらいの、場所に腹がきてる。
以前の村で亀と戦った時よりも2倍近い大きさになれた!
念話は通じるか!? 止まってくれ!
『んあー? 邪魔だどおめぇ』
少し待ってくれないか? 今人間を避難させているんだ。それが終わったら食っていいから!
『あの巣はうめーんだど? でもって蟻もいぐら食ってもおごられねえんだ』
怒られない? えっと、食ってもいいから少し待ってくれ。
『食っていいんだろ? 食う食う!』
だから待ってくれって!
『食う!食うー!』
話聞けって! 少し待てって!
『待つ? 待つ…………待った! 食う!!』
全然待ててねえ! また歩き出しやがった! くそっ!!
オレは両手で肩? 前足の付け根? 顔の両脇を手で押さえて押し返そうとする。
ぐあ、重え! 下がんねえ!
『邪魔すんなー……ガアアアアアアアアアアアアア!!!!』
雄たけびが上がり周りの蟻達と空を飛ぶ海龍がすくみ上る。おそらく巣から脱出中の人間達も動けなくなってるだろう。
『おお? おでの声に動じない? お前なんだ?』
オレはゴーレムのシオだ。止まってくれ!
『シオ! おで、あれ食いたい! どげ!!』
どかねえよ!
『どげ!』
どかねえええええ!!!
『ぐわせろー!!!!』
ジリジリとオレが後退される。くそ、重力魔法で重さを変えてもこれか! これ以上かけると手が上がんなくなるぞ!
『ぐぬぬぬぬ!!』
ぐぎぎぎぎぎ!!
ジリ……ジリ……と、オレが押し返されている。
向こうも、地面を割って足を踏ん張り前に進もうと頭を摺り寄せて来る。
まだ距離的な余裕はあるが、土俵際の相撲取りの気分だ。
リヴァイアサン! 見てないで手貸せ!
『今忙しい』
食ってるだけじゃねえええええええかあああああああああああ!!
『冗談だ。だが、手は貸せん。ここはそやつの土地であり、我らは余所者。攻撃なんぞ仕掛けようものなら地龍と海龍の種族の存続を賭けた戦になりかねん』
『食わせろー!!』
『……』
……。
『たぶん』
だよな!? こいつそんな考えて動いてないよな!?
『食わせろ!』
ぐお! オレの腕を噛みやがった!
ミシミシッ! とオレの腕から異音が発してパラパラと破片が地面へ落下する。
『ふぬー!』
鼻息荒くオレの腕を食い破らんと牙を立てるドラゴン!
オレもこいつも動きが遅いからなんか迫力が……や、お互いデカいから外側から見ればすごい迫力なんだろうけどね?
『お前硬いな! 食えないな!』
食えないよ!? 何!? 食う気だったの!?
『おで! ここにメシ食いに来た! あれ? お前メシか?』
今食えないって言ったよな!?
『お前硬い! お前食えない』
足元見ろ足元、蟻がいっぱいいるぞ! こいつを食え。
『おお! メシだ! 食う食う』
ドラゴンはオレの腕から口を離して蟻の方へ口を向け、空気を吸い込む要領で蟻を口の中に吸い込んでいく。
バキュームカーか。
『うまうまうまうまうま』
口一杯にアリを含んで幸せそうに租借するドラゴン。
ほら、左側にも一杯いるぞ。
『おほー』
喜びながら吸い込みを開始するドラゴン。蟻と一緒に折れた木々や大きめの岩なんかも一緒に吸い込んで……あ、海龍も流されてる。こいつは助けよう。
尻尾を掴んで助けてあげると、小型サイズの海龍は慌てて離れていった。
『すまんな』
いえいえ。
『蟻! もっと! もっと!』
はいはい、今度は後ろ脚付近ね!
『むほー』
バリバリと音を立てながら顔を緩めて蟻を食らうドラゴン。なんかイメージと大分違うんですけど!
『我らが腹一杯になることなどこういった機会以外ではないからな。別に食わなくてもいいが食える相手なら食いたいというのが正直なところだ』
龍って食事いらないんだっけ?
『古き時代では必要であった。だが気に入った食物を根絶やしにするまで食い続ける奴が多くてな、神々より禁止されておる。蟻は数少ない食べてもいい種なのだ』
絶滅って、穏やかじゃないね。
『分別のつかない連中が多くて困る。こやつはその筆頭だったな』
あー、こいつはそんな感じだろうね。
『うむ。故に神々より食してよいと作られたのがこの蟻であり、この蟻が現れた時のみ我等は満腹になれるのだ』
それにしても、こいつ明らかに体の容量以上に食ってる気がするんだけど。
『食い溜めだろう』
そういうモノじゃないでしょう!?
『くいだめー!』
聞いてたのかよ!
『シオ様。時間稼ぎ有難う御座いました! あとは我々が退避すれば完了です』
お、ナイス! 思ったより早かったな。えーっと、アースドラゴン。右足にまた集まって来たぞ。
『おお! いただきまーす!』
そいつら食い終わったら巣食べていいぞ! しっかりと噛んで食えよ!
『うまうま!』
足元の蟻を処理させてる間にオレは巣に戻る。
巨大化したまま作った土の通路には乗れなかったから清蓮達を手に乗せてこの場から離れる。
少し時間が経つと、バリバリとアースドラゴンが巣に噛みかかっているのが見えた。続いて海龍達も巣に飛びついていく。遠目に見るとすごい光景だ。
『我等も食事が終わり次第帰るとする。今回の呼び出しは良かったぞ、ヒトよ。次こそは戦いの場に呼ぶがよい、この借りは必ず返そう』
リヴァイアサンから一方的な念話が飛んできた。
あいつらから見ると今回は、戦いの場ではなく食事の場だったようだ。
思いのほか早く脱出が終わったな。
「手を貸していただいた方がいたので、一気に人々を移動させることが出来たのです」
手を貸りた?
「おう、オレっちだよ」
オレっち?
声に振り向くとそこにはエルフの男が立っていた。
「よう、ご苦労さん。みんなもお疲れ様、今からサドラまでゲートを開くからゆっくり入ってくれ……『ゲート』」
エルフの男が言うと、何もない空間から巨大な扉が現れた。
「この扉を使って一気に民衆を避難させたんです」
なるほど。
「詳しい説明は向こうでな」
男の軽い説明を聞いてオレ達は開かれた扉をくぐる。
そこには、オレ達が最初に駆け付けた街が広がっていた。
あいつは明らかにこっちに。蟻塚に向かって来ている。
清蓮、テイツォ。避難を急がせてくれ。少し足止めしなきゃいけないらしい。
「分かりました!」
「にゃあ!」
オレは坂道から外れて道から下へ落下し地面へ到着。
『ズシン……!』
あ、これはドラゴンの足音ではなくオレの落下音です。地面割れました。
巨大化!
落下してきたオレに群がって来る蟻を無視してオレは巨大化!!
お、前回使った時よりも大きくなれた!
オレのサイズはエンシェントアースドラゴンの顔と同じくらいの、場所に腹がきてる。
以前の村で亀と戦った時よりも2倍近い大きさになれた!
念話は通じるか!? 止まってくれ!
『んあー? 邪魔だどおめぇ』
少し待ってくれないか? 今人間を避難させているんだ。それが終わったら食っていいから!
『あの巣はうめーんだど? でもって蟻もいぐら食ってもおごられねえんだ』
怒られない? えっと、食ってもいいから少し待ってくれ。
『食っていいんだろ? 食う食う!』
だから待ってくれって!
『食う!食うー!』
話聞けって! 少し待てって!
『待つ? 待つ…………待った! 食う!!』
全然待ててねえ! また歩き出しやがった! くそっ!!
オレは両手で肩? 前足の付け根? 顔の両脇を手で押さえて押し返そうとする。
ぐあ、重え! 下がんねえ!
『邪魔すんなー……ガアアアアアアアアアアアアア!!!!』
雄たけびが上がり周りの蟻達と空を飛ぶ海龍がすくみ上る。おそらく巣から脱出中の人間達も動けなくなってるだろう。
『おお? おでの声に動じない? お前なんだ?』
オレはゴーレムのシオだ。止まってくれ!
『シオ! おで、あれ食いたい! どげ!!』
どかねえよ!
『どげ!』
どかねえええええ!!!
『ぐわせろー!!!!』
ジリジリとオレが後退される。くそ、重力魔法で重さを変えてもこれか! これ以上かけると手が上がんなくなるぞ!
『ぐぬぬぬぬ!!』
ぐぎぎぎぎぎ!!
ジリ……ジリ……と、オレが押し返されている。
向こうも、地面を割って足を踏ん張り前に進もうと頭を摺り寄せて来る。
まだ距離的な余裕はあるが、土俵際の相撲取りの気分だ。
リヴァイアサン! 見てないで手貸せ!
『今忙しい』
食ってるだけじゃねえええええええかあああああああああああ!!
『冗談だ。だが、手は貸せん。ここはそやつの土地であり、我らは余所者。攻撃なんぞ仕掛けようものなら地龍と海龍の種族の存続を賭けた戦になりかねん』
『食わせろー!!』
『……』
……。
『たぶん』
だよな!? こいつそんな考えて動いてないよな!?
『食わせろ!』
ぐお! オレの腕を噛みやがった!
ミシミシッ! とオレの腕から異音が発してパラパラと破片が地面へ落下する。
『ふぬー!』
鼻息荒くオレの腕を食い破らんと牙を立てるドラゴン!
オレもこいつも動きが遅いからなんか迫力が……や、お互いデカいから外側から見ればすごい迫力なんだろうけどね?
『お前硬いな! 食えないな!』
食えないよ!? 何!? 食う気だったの!?
『おで! ここにメシ食いに来た! あれ? お前メシか?』
今食えないって言ったよな!?
『お前硬い! お前食えない』
足元見ろ足元、蟻がいっぱいいるぞ! こいつを食え。
『おお! メシだ! 食う食う』
ドラゴンはオレの腕から口を離して蟻の方へ口を向け、空気を吸い込む要領で蟻を口の中に吸い込んでいく。
バキュームカーか。
『うまうまうまうまうま』
口一杯にアリを含んで幸せそうに租借するドラゴン。
ほら、左側にも一杯いるぞ。
『おほー』
喜びながら吸い込みを開始するドラゴン。蟻と一緒に折れた木々や大きめの岩なんかも一緒に吸い込んで……あ、海龍も流されてる。こいつは助けよう。
尻尾を掴んで助けてあげると、小型サイズの海龍は慌てて離れていった。
『すまんな』
いえいえ。
『蟻! もっと! もっと!』
はいはい、今度は後ろ脚付近ね!
『むほー』
バリバリと音を立てながら顔を緩めて蟻を食らうドラゴン。なんかイメージと大分違うんですけど!
『我らが腹一杯になることなどこういった機会以外ではないからな。別に食わなくてもいいが食える相手なら食いたいというのが正直なところだ』
龍って食事いらないんだっけ?
『古き時代では必要であった。だが気に入った食物を根絶やしにするまで食い続ける奴が多くてな、神々より禁止されておる。蟻は数少ない食べてもいい種なのだ』
絶滅って、穏やかじゃないね。
『分別のつかない連中が多くて困る。こやつはその筆頭だったな』
あー、こいつはそんな感じだろうね。
『うむ。故に神々より食してよいと作られたのがこの蟻であり、この蟻が現れた時のみ我等は満腹になれるのだ』
それにしても、こいつ明らかに体の容量以上に食ってる気がするんだけど。
『食い溜めだろう』
そういうモノじゃないでしょう!?
『くいだめー!』
聞いてたのかよ!
『シオ様。時間稼ぎ有難う御座いました! あとは我々が退避すれば完了です』
お、ナイス! 思ったより早かったな。えーっと、アースドラゴン。右足にまた集まって来たぞ。
『おお! いただきまーす!』
そいつら食い終わったら巣食べていいぞ! しっかりと噛んで食えよ!
『うまうま!』
足元の蟻を処理させてる間にオレは巣に戻る。
巨大化したまま作った土の通路には乗れなかったから清蓮達を手に乗せてこの場から離れる。
少し時間が経つと、バリバリとアースドラゴンが巣に噛みかかっているのが見えた。続いて海龍達も巣に飛びついていく。遠目に見るとすごい光景だ。
『我等も食事が終わり次第帰るとする。今回の呼び出しは良かったぞ、ヒトよ。次こそは戦いの場に呼ぶがよい、この借りは必ず返そう』
リヴァイアサンから一方的な念話が飛んできた。
あいつらから見ると今回は、戦いの場ではなく食事の場だったようだ。
思いのほか早く脱出が終わったな。
「手を貸していただいた方がいたので、一気に人々を移動させることが出来たのです」
手を貸りた?
「おう、オレっちだよ」
オレっち?
声に振り向くとそこにはエルフの男が立っていた。
「よう、ご苦労さん。みんなもお疲れ様、今からサドラまでゲートを開くからゆっくり入ってくれ……『ゲート』」
エルフの男が言うと、何もない空間から巨大な扉が現れた。
「この扉を使って一気に民衆を避難させたんです」
なるほど。
「詳しい説明は向こうでな」
男の軽い説明を聞いてオレ達は開かれた扉をくぐる。
そこには、オレ達が最初に駆け付けた街が広がっていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる