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10話 試合見に行くんだよ(嫌々)
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――翌日
あたしと小田くんは近くの野球場へとやってきた。
少年野球……見たことないけど、これ大会かなにかなのかな?
「これで勝ち残れば甲子園への道……みたいなやつなのかな?」
「……エミコさん、甲子園は高校野球ね」
あ、そうなんだ。
というか小田くん名前で呼んでくれた!!
なんか嬉しいね。
「というか観客席とかないの? 原っぱに座れと?」
「……少年野球、それも大きな大会とかでもない練習試合だよ? そんな所に席あるわけないよ」
そうなの?
ならハンカチでもいいからお尻に敷く物でももってくればよかったね。
仕方ないからその辺にあたしと小田くんは座る。
すると丁度試合が始まりそうだった。なんか両チームがならんで挨拶してるし。
え? 試合前にダイキチに声かけとかしなかったのかって?
するわけないじゃん。別に応援に来たわけじゃないもん。
え? 冷たい? それはダイキチの日頃の行いだよ。
ダイキチのやつ、ちゃんとその妖精がいるかもしれないバット持ってきてるね。最初から使うつもりなのかな。
「ダイキチ~今日はお前スタメンどころか四番だってよ!」
なんかチームメイトがダイキチに肩組んでしゃべってるね。
「ここん所のお前すげえもんな!」
「あたりめえだ! むしろ今までは調子悪かっただけだぜ」
なんかニヤニヤしてるよ。打てる自信あるって感じだね。
そうこうしてると試合は始まった。
ダイキチのチームからバット振ってるけど……あれ? ダイキチの出番来る前に変わっちゃったよ?
「大内くん四番任されてるんだね」
「?」
「四番目に打つ人って事ね。点取るために頼られるようなすごい人が立つ順番かな」
頼られる? ダイキチがあ? あいつそんなにスポーツ上手かったっけ?
やっぱりバットのおかげ?
「やべえ!」
あ、ダイキチのやつボール落っことした。
「大内くん、守りは上手くないみたいだね」
やっぱりそんな上手くないんじゃないの?
なんかよくわからないけど、相手チームに点入ったみたい。ダイキチのエラー? のせいみたい。
「へ! 打って返せばいいんだよ!」
「ダイキチ~ランナーいないぞ」
「ホームランなら関係なく一点だ!」
ホームランならなんとなくわかるよ。柵越えるくらい飛ばせばいいんだよね?
でもここ柵なんてないよ?
「フェンスに当てたらホームランなんだと思うよ」
エスパーかなにかなのかな小田くんは。なんで考えてることわかるの?
「いや、エミコさんが首かしげたりしてわかりやすい反応してるからだよ」
そうなの!?
そうこうしてたらダイキチが打席に立った。
ダイキチの前の打者は相手の投手の球に当てることすらできてなかった。多分すごい球投げてるんだろうね。
普通に考えたらダイキチも当てることすらでき……
「おらあ!」
え?
ダイキチが豪快にバットを振ると、なにかがめっちゃ高く飛んでいった。
なにかって……球?
え? じゃあ……
ガシャンとフェンスに球がぶつかる激しい音が鳴り響いた。
え? ほ、ホームランってやつ!?
ダイキチが!?
「よっしゃあ!」
嘘……
♢
その後もダイキチは打って打って打ちまくった……
ダイキチのおかげで試合は勝利してた。……ま、マジ?
さすがにすごいなと感心してしまう……
相手チームも嘘だろって顔してるよ……
素人の目だけど、明らかに相手のチームのが強く見えてた。投手も打者も。でもダイキチが打てば相手は調子崩したり、エラーっていうボールを落とすミスとかもいっぱいしてた。
なんか……わざと? って思いたくなるくらいだよ。八百長ってやつに感じてしまうよね。
「どうだおら! これがおれさまの実力! プロ野球選手も夢じゃねえな! わはは!」
うわあ……ダイキチのやつ、自分のおかげで勝てたからって調子にのって……
でもバットに妖精が潜んでる可能性高そうだね。
「多分間違いない……妖精はいる」
お、小田くんのお墨付き! なら間違いない……
「そしてあのバット……もう使わせてはダメだ」
え?
あたしと小田くんは近くの野球場へとやってきた。
少年野球……見たことないけど、これ大会かなにかなのかな?
「これで勝ち残れば甲子園への道……みたいなやつなのかな?」
「……エミコさん、甲子園は高校野球ね」
あ、そうなんだ。
というか小田くん名前で呼んでくれた!!
なんか嬉しいね。
「というか観客席とかないの? 原っぱに座れと?」
「……少年野球、それも大きな大会とかでもない練習試合だよ? そんな所に席あるわけないよ」
そうなの?
ならハンカチでもいいからお尻に敷く物でももってくればよかったね。
仕方ないからその辺にあたしと小田くんは座る。
すると丁度試合が始まりそうだった。なんか両チームがならんで挨拶してるし。
え? 試合前にダイキチに声かけとかしなかったのかって?
するわけないじゃん。別に応援に来たわけじゃないもん。
え? 冷たい? それはダイキチの日頃の行いだよ。
ダイキチのやつ、ちゃんとその妖精がいるかもしれないバット持ってきてるね。最初から使うつもりなのかな。
「ダイキチ~今日はお前スタメンどころか四番だってよ!」
なんかチームメイトがダイキチに肩組んでしゃべってるね。
「ここん所のお前すげえもんな!」
「あたりめえだ! むしろ今までは調子悪かっただけだぜ」
なんかニヤニヤしてるよ。打てる自信あるって感じだね。
そうこうしてると試合は始まった。
ダイキチのチームからバット振ってるけど……あれ? ダイキチの出番来る前に変わっちゃったよ?
「大内くん四番任されてるんだね」
「?」
「四番目に打つ人って事ね。点取るために頼られるようなすごい人が立つ順番かな」
頼られる? ダイキチがあ? あいつそんなにスポーツ上手かったっけ?
やっぱりバットのおかげ?
「やべえ!」
あ、ダイキチのやつボール落っことした。
「大内くん、守りは上手くないみたいだね」
やっぱりそんな上手くないんじゃないの?
なんかよくわからないけど、相手チームに点入ったみたい。ダイキチのエラー? のせいみたい。
「へ! 打って返せばいいんだよ!」
「ダイキチ~ランナーいないぞ」
「ホームランなら関係なく一点だ!」
ホームランならなんとなくわかるよ。柵越えるくらい飛ばせばいいんだよね?
でもここ柵なんてないよ?
「フェンスに当てたらホームランなんだと思うよ」
エスパーかなにかなのかな小田くんは。なんで考えてることわかるの?
「いや、エミコさんが首かしげたりしてわかりやすい反応してるからだよ」
そうなの!?
そうこうしてたらダイキチが打席に立った。
ダイキチの前の打者は相手の投手の球に当てることすらできてなかった。多分すごい球投げてるんだろうね。
普通に考えたらダイキチも当てることすらでき……
「おらあ!」
え?
ダイキチが豪快にバットを振ると、なにかがめっちゃ高く飛んでいった。
なにかって……球?
え? じゃあ……
ガシャンとフェンスに球がぶつかる激しい音が鳴り響いた。
え? ほ、ホームランってやつ!?
ダイキチが!?
「よっしゃあ!」
嘘……
♢
その後もダイキチは打って打って打ちまくった……
ダイキチのおかげで試合は勝利してた。……ま、マジ?
さすがにすごいなと感心してしまう……
相手チームも嘘だろって顔してるよ……
素人の目だけど、明らかに相手のチームのが強く見えてた。投手も打者も。でもダイキチが打てば相手は調子崩したり、エラーっていうボールを落とすミスとかもいっぱいしてた。
なんか……わざと? って思いたくなるくらいだよ。八百長ってやつに感じてしまうよね。
「どうだおら! これがおれさまの実力! プロ野球選手も夢じゃねえな! わはは!」
うわあ……ダイキチのやつ、自分のおかげで勝てたからって調子にのって……
でもバットに妖精が潜んでる可能性高そうだね。
「多分間違いない……妖精はいる」
お、小田くんのお墨付き! なら間違いない……
「そしてあのバット……もう使わせてはダメだ」
え?
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