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13話
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◆王城・ハインツ王太子◆
扉が開くと、そこには悪魔にも見える風貌の者が立っていた。
私は息を飲み、その者に釘付けになる。
一体何者なのか、どうしてここに来たのか、門番は何をしていたのか、魔族なのか。
だがその問いに意外な人物が答えてくれた。
「おお、その姿はジェニファー嬢か? 確かマイヤー元男爵がお下がりの装備を渡したと聞いていたが」
「お久しぶりです陛下。戦いを終えたばかりで、このような姿で参上した事、ご容赦ください」
その者は人の言葉を話し、父上と会話をした。
……ジェニファー嬢?
「ジェニファーなのか?」
「はい! お久しぶりですハインツ王太子!」
姿に似つかわしくない、トタトタと私に走り寄り兜を外すと、間違いなくジェニファーがいた。
ああ、ああそうか。君たち一家はいつもそうだったね。何も言わず静かに私達を守ってくれていた。
今回もひどい仕打ちをしたというのに、こうして国を護ってくれた。
私達は一体、どうすれば報いてあげる事が出来るのだろう。
「ありがとうジェニファー。君は我が国の救世主だ」
片膝をついてジェニファーの手を取り、口づけをする。
「は、ハインツ様! 汚れてしまいます! 今私は魔族の返り血で―――」
「救世主のどこが汚いものか。私は今、君を抱きしめ大声で称えたい気持ちを押さえているのだ」
ジェニファーとは頻繁には会えないが、会った時はいつも楽しく、安らぎの時間だった。
だが今日は、それだけでは収まらない気持ちが溢れそうになる。
「だ、抱きしめる!? そんな、そんな事されたら私……!」
両手で頬を押さえ、顔を真っ赤にしている。カワイイ子だ。
「してジェニファー嬢、マイヤー元男爵は今どうしておるのだ?」
◆王城・ジェニファー元男爵令嬢◆
「はい! 現在お父さまとお母さまは魔の森の最深部に入り、門を開いて魔界へと入りました」
「そうか……追放されてなお国のために働いてくれるか……まこと、忠臣よのう」
お父さまもお母さまも、国には恩があるからと常々言っていた。
だから追放されても……あ。
「す、すみません! 私ったら追放された身で出しゃばってしまって!」
慌てて頭を下げる。どうしよう! 私ったらどの面下げてお城に入って来てるのよ!
「構わんよ。それに追放は取り消すつもりでいる。これからも領地で過ごしてくれると助かる」
「あ、ありがとうございます」
よかった~、陛下が優しい方で。
そういえばもう一つ聞きたい事があるんだった。
「その、どうして私は……父は追放になったのでしょう。横領と言われても、身に覚えが無くて……」
「それに関しては本当にすまないと思っている。横領は公爵の勘違いで、賄賂など存在していなかったのだ」
「そうなんですか? よかった。横領とか賄賂なんて貰ってたら、もっと生活が楽になるはずなのに、日々を暮らすのが精一杯でしたから」
「ん? 男爵とはいえそれなりの俸禄を渡しているはずだが、足りなんだか?」
「はい。最近は宝石の産出量が少ないとかで、魔の森を封印する宝石の数が足りていないんです。だから私財を削って宝石を購入していたのです」
「宝石の産出量が少ない? その様な話は聞いていないぞ」
「ワシも初耳じゃ。宝石を管理しているのは誰だったかな……のぅシャンク公爵よ」
シャンク公爵……顔を青くして震えているけど、確か私たち家族の追放を決定した公爵様。
でも宝石の数が減ってない? じゃあどうして封印の宝石が少なくなったの?
「大変です! 悪魔が、悪魔が街に侵入しました!」
いきなり扉を開けて入ってきたのは……だれ? 寝巻でお化粧もしない女性だけど、ん? 何の匂い?
「ローラ!? お前、一体なんて格好で!!」
ローラ? ああ、公爵令嬢のローラ様?
「そんな事よりお父様! 悪魔です! 魔族を倒しつくし、それに飽き足らず街に悪魔が入ってきたのです! もう終わりです、この国はもうおしまいですお父様! どうして、どうしてこんな事に……」
悪魔? 悪魔なんて出て来れるわけ無いじゃない。
魔界から悪魔が出て来るには、それこそ複数体の悪魔が共同でこっちの世界を魔素で満たし、とてつもない規模の門を開いてやっと来れるのよ?
魔族なんて悪魔の下っ端の使いっ走りなんだから。
あ、そうか! ローラ様は魔界に行った事があるんだ! だから魔素の事を知っていて、こっちの世界が魔素で満たされると世界が終わるって知ってるんだ!
……? でも魔素で満たされてないよ?
てっきりそれだけの強さを持っているからこそ、悪魔の恐ろしさを知ってるのかと思ったけど。
「落ち着きなさいローラ。悪魔なんて居ない、それよりも、お前は早く着替えてきなさい。その、匂いが……」
そうそう匂い。何の匂いだろう、正直臭いし、とっても覚えのある匂い。
……あ! おしっこ……?
よく見ると、ローラ様の白い寝巻の下半身が……黄色い……。
「悪魔は居ない……? そうですわね、悪魔なんておとぎ話ですもの、私ったら取り乱してしまって……着替えてまいりま……ひぃいいいいいぃいいぃ!!」
謁見の間から出るのかと思ったら、私を見て悲鳴を上げた。
その、流石にそれは失礼じゃないかしら。
「あの、大丈夫ですかローラ様。着替えでしたら私がお手伝いを―――」
「来るな! 来るな悪魔め!」
私の事だったの!? でもどうして悪魔?
手を差し出すも悲鳴を上げるばかりで、困った私は周囲に助けを求め……ん? どうして皆さん、そんなに納得しながらも、困った顔をしているの?
「ジェニファー、それ、それが悪魔に見えるんじゃないか?」
ハインツ様が兜を指差した。
ああ、マンティコアの兜? 確かに人の顔に似ている頭蓋骨だけど……かぶってみた。
「ヒッ!」
そう言ってローラ様は意識を失った。 私は女である自信を失った気分。
扉が開くと、そこには悪魔にも見える風貌の者が立っていた。
私は息を飲み、その者に釘付けになる。
一体何者なのか、どうしてここに来たのか、門番は何をしていたのか、魔族なのか。
だがその問いに意外な人物が答えてくれた。
「おお、その姿はジェニファー嬢か? 確かマイヤー元男爵がお下がりの装備を渡したと聞いていたが」
「お久しぶりです陛下。戦いを終えたばかりで、このような姿で参上した事、ご容赦ください」
その者は人の言葉を話し、父上と会話をした。
……ジェニファー嬢?
「ジェニファーなのか?」
「はい! お久しぶりですハインツ王太子!」
姿に似つかわしくない、トタトタと私に走り寄り兜を外すと、間違いなくジェニファーがいた。
ああ、ああそうか。君たち一家はいつもそうだったね。何も言わず静かに私達を守ってくれていた。
今回もひどい仕打ちをしたというのに、こうして国を護ってくれた。
私達は一体、どうすれば報いてあげる事が出来るのだろう。
「ありがとうジェニファー。君は我が国の救世主だ」
片膝をついてジェニファーの手を取り、口づけをする。
「は、ハインツ様! 汚れてしまいます! 今私は魔族の返り血で―――」
「救世主のどこが汚いものか。私は今、君を抱きしめ大声で称えたい気持ちを押さえているのだ」
ジェニファーとは頻繁には会えないが、会った時はいつも楽しく、安らぎの時間だった。
だが今日は、それだけでは収まらない気持ちが溢れそうになる。
「だ、抱きしめる!? そんな、そんな事されたら私……!」
両手で頬を押さえ、顔を真っ赤にしている。カワイイ子だ。
「してジェニファー嬢、マイヤー元男爵は今どうしておるのだ?」
◆王城・ジェニファー元男爵令嬢◆
「はい! 現在お父さまとお母さまは魔の森の最深部に入り、門を開いて魔界へと入りました」
「そうか……追放されてなお国のために働いてくれるか……まこと、忠臣よのう」
お父さまもお母さまも、国には恩があるからと常々言っていた。
だから追放されても……あ。
「す、すみません! 私ったら追放された身で出しゃばってしまって!」
慌てて頭を下げる。どうしよう! 私ったらどの面下げてお城に入って来てるのよ!
「構わんよ。それに追放は取り消すつもりでいる。これからも領地で過ごしてくれると助かる」
「あ、ありがとうございます」
よかった~、陛下が優しい方で。
そういえばもう一つ聞きたい事があるんだった。
「その、どうして私は……父は追放になったのでしょう。横領と言われても、身に覚えが無くて……」
「それに関しては本当にすまないと思っている。横領は公爵の勘違いで、賄賂など存在していなかったのだ」
「そうなんですか? よかった。横領とか賄賂なんて貰ってたら、もっと生活が楽になるはずなのに、日々を暮らすのが精一杯でしたから」
「ん? 男爵とはいえそれなりの俸禄を渡しているはずだが、足りなんだか?」
「はい。最近は宝石の産出量が少ないとかで、魔の森を封印する宝石の数が足りていないんです。だから私財を削って宝石を購入していたのです」
「宝石の産出量が少ない? その様な話は聞いていないぞ」
「ワシも初耳じゃ。宝石を管理しているのは誰だったかな……のぅシャンク公爵よ」
シャンク公爵……顔を青くして震えているけど、確か私たち家族の追放を決定した公爵様。
でも宝石の数が減ってない? じゃあどうして封印の宝石が少なくなったの?
「大変です! 悪魔が、悪魔が街に侵入しました!」
いきなり扉を開けて入ってきたのは……だれ? 寝巻でお化粧もしない女性だけど、ん? 何の匂い?
「ローラ!? お前、一体なんて格好で!!」
ローラ? ああ、公爵令嬢のローラ様?
「そんな事よりお父様! 悪魔です! 魔族を倒しつくし、それに飽き足らず街に悪魔が入ってきたのです! もう終わりです、この国はもうおしまいですお父様! どうして、どうしてこんな事に……」
悪魔? 悪魔なんて出て来れるわけ無いじゃない。
魔界から悪魔が出て来るには、それこそ複数体の悪魔が共同でこっちの世界を魔素で満たし、とてつもない規模の門を開いてやっと来れるのよ?
魔族なんて悪魔の下っ端の使いっ走りなんだから。
あ、そうか! ローラ様は魔界に行った事があるんだ! だから魔素の事を知っていて、こっちの世界が魔素で満たされると世界が終わるって知ってるんだ!
……? でも魔素で満たされてないよ?
てっきりそれだけの強さを持っているからこそ、悪魔の恐ろしさを知ってるのかと思ったけど。
「落ち着きなさいローラ。悪魔なんて居ない、それよりも、お前は早く着替えてきなさい。その、匂いが……」
そうそう匂い。何の匂いだろう、正直臭いし、とっても覚えのある匂い。
……あ! おしっこ……?
よく見ると、ローラ様の白い寝巻の下半身が……黄色い……。
「悪魔は居ない……? そうですわね、悪魔なんておとぎ話ですもの、私ったら取り乱してしまって……着替えてまいりま……ひぃいいいいいぃいいぃ!!」
謁見の間から出るのかと思ったら、私を見て悲鳴を上げた。
その、流石にそれは失礼じゃないかしら。
「あの、大丈夫ですかローラ様。着替えでしたら私がお手伝いを―――」
「来るな! 来るな悪魔め!」
私の事だったの!? でもどうして悪魔?
手を差し出すも悲鳴を上げるばかりで、困った私は周囲に助けを求め……ん? どうして皆さん、そんなに納得しながらも、困った顔をしているの?
「ジェニファー、それ、それが悪魔に見えるんじゃないか?」
ハインツ様が兜を指差した。
ああ、マンティコアの兜? 確かに人の顔に似ている頭蓋骨だけど……かぶってみた。
「ヒッ!」
そう言ってローラ様は意識を失った。 私は女である自信を失った気分。
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