如月ぐるぐる

如月ぐるぐる

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シオンは伯爵令嬢として学園を首席で卒業し、華々しく社交界デビューを果たしました。 その時に王太子に一目惚れされ、一方的に言い寄られてしまいましたが、王太子の言う事を伯爵家が断る事も出来ず、あれよあれよと婚約となりました。 「シオン、君は僕に相応しくないから婚約は破棄する。ザビーネ公爵令嬢と結婚する事にしたから、側室としてなら王宮に残る事を許そう」 今まで王宮で王太子妃としての教育を受け、イヤイヤながらも頑張ってこれたのはひとえに家族のためだったのです。 言い寄ってきた相手から破棄をするというのなら、それに付き合う必要などありません。 「婚約破棄……ですか。今まで努力をしてきましたが、心変わりをされたのなら仕方がありません。私は素直に身を引こうと思います」 「「え?」」 「それではフランツ王太子、ザビーネ様、どうぞお幸せに」 晴れ晴れとした気持ちで王宮を出るシオン。 婚約だけだったため身は清いまま、しかも王宮で王太子妃の仕事を勉強したため、どこへ行っても恥ずかしくない振る舞いも出来るようになっていました。 しかし王太子と公爵令嬢は困惑していました。 能力に優れたシオンに全ての仕事を押し付けて、王太子と公爵令嬢は遊び惚けるつもりだったのですから。 その頃、婚約破棄はシオンの知らない所で大騒ぎになっていました。 優れた能力を持つシオンを、王宮ならばと諦めていた人たちがこぞって獲得に動いたのです。
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小説 8,198 位 / 183,608件 ファンタジー 1,270 位 / 41,768件
文字数 61,228 最終更新日 2021.11.12 登録日 2021.05.24
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※書籍化決定!※ 「第13回ファンタジー小説大賞」にて奨励賞を頂き、現在作業中です。 「ロザリーは他国と共謀し、国を我が物にしようとしている! ロザリーを追放するべきだ!」 聖女となった際に王太子と婚約し、数年後には結婚予定だったのだが、全てを捨てられ、ロザリーは国を追われたのだった。 聖女ロザリーは幼い時から聖女となるべく育てられた。 その力は凄まじく、歴代聖女の中でも1,2を争うほどだった。 さらにロザリーには強力な味方が居た。 聖女になった際、その愛情を受けた飼いネコが聖獣となったのだ。 各国の王はロザリー目的で国を訪問し、その名声はうなぎのぼり。 それを面白くないと感じた王太子が、一計を案じたのだ。 ※タイトル変更しました ※ファンタジー小説大賞に参加中です。ぜひ投票をお願いします!
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文字数 154,523 最終更新日 2021.09.01 登録日 2020.07.20
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「お姉ちゃんのお洋服かわいいね、私の方が似合うと思うの」 昔から妹はこうだった。 両親も私より妹の方が可愛いみたいだし、いい加減イジメにも飽き飽きしたわ! 学園を卒業したら婚約者と結婚して、さっさと家を出てやるんだから! 「え? 婚約……破棄ですか?」 「すまない、僕は君の妹と結婚する事にしたんだ」
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小説 5,865 位 / 183,608件 恋愛 2,632 位 / 56,015件
文字数 41,717 最終更新日 2021.05.06 登録日 2021.04.13
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イングリッドは木こりの旦那様が出かけている間、暇つぶしにと始めた内職が大成功。 それまでは旦那様と質素ながらも幸せな家庭を夢見ていたが、金がどんどん転がり込んで来るのを見て、旦那様は働かなくなってしまった。 それでも旦那様と一緒に居られればいい、そう思っていたが、ある日から旦那様は外泊が多くなっていく。 友人の話では、毎日毎日とっかえひっかえ他の女と遊び歩いている……らしい。 イングリッドはふと自分を振り返る。 仕事にかまけて女性としての魅力が欠けてしまったのではないか? と。 それからは仕事をしながら自分磨きにも精を出す様になる。
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文字数 56,540 最終更新日 2020.12.22 登録日 2020.11.11
公爵令嬢フランチェスカは、誕生日に婚約破棄された。 「王太子様、理由をお聞かせくださいませ」 理由はフランチェスカの先見(さきみ)の力だった。 どうやら王太子は先見の力を『魔の物』と契約したからだと思っている。 何とか信用を取り戻そうとするも、なんと王太子はフランチェスカの処刑を決定する。 両親にその報を受け、その日のうちに国を脱出する事になってしまった。 しかし当てもなく国を出たため、何をするかも決まっていない。 「丁度いいですわね、冒険者になる事としましょう」
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文字数 150,137 最終更新日 2020.12.10 登録日 2020.08.02
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王太子との婚約を一方的に破棄され、王太子は伯爵令嬢マーテリーと婚約してしまう。 留学から帰ってきたマーテリーはすっかりあか抜けており、王太子はマーテリーに夢中。 政略結婚と割り切っていたが納得いかず、必死に説得するも、ありもしない罪をかぶせられ国外追放になる。 家族にも見捨てられ、頼れる人が居ない。 「こんな国、もう知らない!」 そんなある日、とある街で子供が怪我をしたため、術を使って治療を施す。 アトリアは弱いながらも治癒の力がある。 子供の怪我の治癒をした時、ある男性に目撃されて旅に付いて来てしまう。 それ以降も街で見かけた体調の悪い人を治癒の力で回復したが、気が付くとさっきの男性がずっとそばに付いて来る。 「ぜひ我が国へ来てほしい」 男性から誘いを受け、行く当てもないため付いて行く。が、着いた先は祖国ヴァルプールとは比較にならない大国メジェンヌ……の王城。 「……ん!?」
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*タイトル変更しました マイヤー男爵家は王国に仕える最古の貴族の1つ。 その役目は『魔の森から国を護る』こと。 それが当たり前だと思っていたジェニファーだが、王城でお茶会をしている令嬢・奥方達の会話に驚愕する。 「魔の森なんて、森が深いだけで何もありませんわ。守護なんて楽なお役目ですこと」 魔の森。マイヤー家が代々受け継いだ役目は、魔物や外の脅威から国を護る仕事だったのだ。 ※最初は男爵令嬢視点です。
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文字数 49,530 最終更新日 2020.07.15 登録日 2020.05.30
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