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96 部屋
フェルに持たせた弁当の残りで簡単に朝食を済ませて、お茶を飲む。
お弁当に入れたオムレツは自分でもうまく作れたと思った。お弁当に入れる場合、オムレツの半熟の部分の硬さが難しい。喜んで食べてくれるといいな。
フェルは今頃馬車の中かな。
朝ごはんはもう食べたかな。
おにぎりは1人2個ずつ、大きめのを用意したから足りるだろうけど、唐揚げはみんなで分けると少し少ないかもな。
そういえばずっと前に小魚の干物を買ってたな。
下処理しようと思ってそのままだ。腐ってないかな?
小魚は大丈夫だったので、ナイフで内臓をくり抜いて頭を落とした。水で腹の中をゴシゴシ洗ってテーブルの上に置いて乾かす。気休めだけど鳥よけの網を張って天日干しにする。
残りのお茶を飲みながら、ざっくり買い物リストを作る。今日のテーマはお弁当に使える保存食を作ること。
小魚を干してて思ったけど、麦茶もそろそろ補充しなければ。
最初にゴードンさんのところに行く。
「ケイ。今日は休みかい?何か買ってくのか?今ならキャベツか、あとは根菜くらいしか良いものはないが」
そうは言うけどゴードンさんの野菜はほとんどハズレがない。
「トマトはもう終わり?」
「そうなんだよ。うちはもう終わっちゃったんだ。市場の中には南から運んできたものが売ってるから、そこで買うといい」
残念だけどまた春に期待しよう。じゃがいもとニンジンを補充して、ゴボウや里芋、大根を買う。キャベツもひと玉買った。
ゴードンさんのところはこれくらいにして、市場の中をウロウロする。
大麦はやっぱりあのお米の売ってるお店が一番安いかも。大麦の質まではよくわからない。帰りに寄ろう。
なんだろな。お弁当に使える保存食。
きんぴら以外で何かできるもの。
冬だし、なかなか使える野菜は限られてくる。
おひたし、きんぴら、浅漬け、マリネ。
うーん。
でもさ、ほうれん草のお浸しにしたって、もっと工夫次第ではいろいろできるはずだよね。
たとえばナッツを砕いて混ぜ込むとか。
きんぴらだっていろいろ野菜を変えてみたりもできる。
でもできるだけ夕食とかで出した残り物は使いたくないんだよな。フェルはいつもお弁当を楽しみにしてるし。
お弁当箱を開けた時のフェルの喜んだ顔を想像して、少し笑った。
結局保存の効きそうなもので料理に使えそうなものをいくつか選んだ。
前に3男に教えてもらった店にも行き、海苔と塩鮭を買う。
とりあえずケチャップと、マヨネーズを作っておくか。ケチャップはこの間の宴会で使ったのでもう残り少なくなってしまっている。
そのあと大麦を、いつも米を買いに行く店に行って多めに買った。
これは炊き出しに使うものじゃないからと言っても、店の人は譲らなくて結局値引きした値段で売ってもらった。
昨日は親戚の調味料の店の人と一緒に炊き出しに来てくれたので、雑炊と唐揚げをご馳走した。
トマトはちょっと値段が高かったけど、店頭に並んだもので、少し傷んだものを選んで割引してもらった。ケチャップに使うから問題ないだろう。
いろいろ市場を見て回ったけど、まだ10時前。大麦をザルで洗って天日干し。
買ってきたトマトを湯むきしてケチャップを作る。
出来上がったケチャップを瓶詰めして保冷庫に入れた。
そのあとマヨネーズも作ってそれも瓶に入れる。
ゼランドさんのところには午後に行けばいいだろう。先にガンツの所に寄っていかないとな。
どうしようかな。まだ時間があるから商業ギルドに行って、部屋のことを聞いてみようかな。
今日部屋を決めるわけではないけれど、もう少し情報が欲しい。
お昼は何か屋台で買って食べようかな。
商業ギルドは中央から少し東に行った所にある。
南区にも出張所のような感じでギルドの支部があった。場所は公衆浴場の近くだ。
商業ギルドに行くと首まできちんとボタンを留めたきっちりした格好の男性の職員が対応してくれた。
その職員の話だと、サリーさんから聞いた通り、いま南区で空いている物件はないとのことだった。順番待ちをしている人も何人かいるようで、冬の間は紹介するのは難しいと言われてしまった。春になればいくつか物件も出てくると思うと受付の人が言う。
東区の方にはいくつか物件があるが、相場より家賃が高いそうだ。
今、南区と西区の拡張工事を計画中で、それが終わればこの物件不足も改善するらしい。
聞いてはいたけど実際はっきりと言われると少しショックだ。
気を取り直してガンツの所に行こう。
「おぉ。よく来た。製氷皿か?できておるぞ」
「ガンツ、これからゼランドさんのところに行くんだけど一緒について来てくれない?」
「ああ、構わんぞ。ところでケイ、昼は食べたか?まだなら食べて行くといい。ちょうどワシらも昼食にするところじゃ」
ガンツの工房の、食堂スペースに入ると、お弟子さんが昼食を作っていた。
急に1人増えたことを謝罪して、何か一品作ることにした。
作ったのはもちろんきんぴらだ。ガンツの好物だからお弟子さんにも作り方を教えてあげた。
ゼランドさんの商会にガンツと2人で出かける。
乗合馬車の料金を僕が払うと言っても、100年早いと言われてしまった。
ガンツと一緒に店の中に入れば、すぐ会議室のようなところに通された。
ゼランドさんは試作品を持って来て、実際に組み立て見せてくれる。
タープテントはすごい完成度で、関わった職人さんの技術力を感じた。
エアーマットと圧縮袋はもう少し時間が欲しいと言っていた。空気を逃さない縫製の仕方がなかなか難しいらしい。
「なんか糊のようなものを使えばうまくいきませんかね?」
何気なく僕が言うと、みんながそれだという顔をする。
「ケイくんこの天幕なんだが、店の商品として売りに出していいだろうか?もちろんお金は支払う。期間は1年で売り上げの3割でどうだろうか?」
売り上げの3割?そんないくらなんでももらいすぎだ。
「そんな!お金なんていりません!僕はただ自分が使いたいものを注文しただけですから、むしろお金を払うのはこっちですよ」
ゼランドさんが困った顔になる。
「そうはいうが、この折りたたみの天幕は画期的だよ。乗合馬車の商会や騎士団にも需要があるだろう。冒険者はさすがにここまでの物は買わないと思うが」
「ですがこれを作ったのは僕ではなくゼランドさんの所の職人さんです。僕じゃありません。どうしてもと思うのでしたらその人たちに褒賞でも差し上げてください」
「ケイ。あまりゼランドを困らすのではない。ゼランドも、ケイはこういう奴だ。わかっていただろう」
見かねたガンツが間に入ってくれた。
「ケイ良いか?この折りたたみの天幕の足と、おそらくその空気を通さない縫い方は技術登録になる。これは粗悪な類似品を作らせないように必要なことだ。技術登録というのは作った者もだが、それを思いついた者にも権利がある。ここまでは良いな」
僕はガンツに頷いた。
ゼランドさんは何か言いたそうな顔をしている。
「ケイ。ゼランドはそのケイの発想自体を買い取ろうと言うておる。オヌシが値段を決めて良い、ゼランドにいくら払ってもらう?」
ガンツがそう誘導してくた意味がわかった。全くもらわないわけにはいかないけど、その額は僕が決めていいってことだ。ありがとうガンツ。
「では、お金ではなくて商品で、僕が提案したこれらを無料でいただければそれで結構です」
ゼランドさんが慌てる。
「ケイくん!それはダメだ。そんな値段で自分の発想を売るなんて!」
「今後も僕の思いつきでゼランドさんが売れると思った物は自由に売って構いません。そうだ!この際そういう契約書を作りましょう」
ゼランドさんはガンツに怒り出した。
「ガンツ!お前が余計なことを言うから!」
怒鳴りつけられたガンツはいたって冷静だ。
「ゼランド。ケイはこれ以上の物は受け取らないぞ。此奴は変なところで頑固だからの。しかしそれではオヌシの気も澄まんであろう。ケイ?確かオヌシ部屋を探すと言っておったな。何か当てはあるのか?」
「それが……南区では今空いてる物件はないみたいなんだ。春先まで待たないと物件は出てこないって言われちゃった」
「ゼランド、オヌシならなんとかしてやれるのではないか?広い家でなくとも良い。部屋が2つか3つあれば充分だ。それで家賃を安くしてやればケイも助かるじゃろう。どうじゃゼランド。こういうことでしかケイに恩は売れないと思うが」
ゼランドさんはもうすでに諦めた表情になっていた。ガンツがそう提案すると、ゼランドさんは優しく微笑む。
「そういうことであればぜひ力にならせて欲しい。住める物件を商会の伝手で探してみようじゃないか」
ガンツはその辺りが落とし所だと考えていたのだろう。
僕はその提案を喜んで受けた。
フェルに持たせた弁当の残りで簡単に朝食を済ませて、お茶を飲む。
お弁当に入れたオムレツは自分でもうまく作れたと思った。お弁当に入れる場合、オムレツの半熟の部分の硬さが難しい。喜んで食べてくれるといいな。
フェルは今頃馬車の中かな。
朝ごはんはもう食べたかな。
おにぎりは1人2個ずつ、大きめのを用意したから足りるだろうけど、唐揚げはみんなで分けると少し少ないかもな。
そういえばずっと前に小魚の干物を買ってたな。
下処理しようと思ってそのままだ。腐ってないかな?
小魚は大丈夫だったので、ナイフで内臓をくり抜いて頭を落とした。水で腹の中をゴシゴシ洗ってテーブルの上に置いて乾かす。気休めだけど鳥よけの網を張って天日干しにする。
残りのお茶を飲みながら、ざっくり買い物リストを作る。今日のテーマはお弁当に使える保存食を作ること。
小魚を干してて思ったけど、麦茶もそろそろ補充しなければ。
最初にゴードンさんのところに行く。
「ケイ。今日は休みかい?何か買ってくのか?今ならキャベツか、あとは根菜くらいしか良いものはないが」
そうは言うけどゴードンさんの野菜はほとんどハズレがない。
「トマトはもう終わり?」
「そうなんだよ。うちはもう終わっちゃったんだ。市場の中には南から運んできたものが売ってるから、そこで買うといい」
残念だけどまた春に期待しよう。じゃがいもとニンジンを補充して、ゴボウや里芋、大根を買う。キャベツもひと玉買った。
ゴードンさんのところはこれくらいにして、市場の中をウロウロする。
大麦はやっぱりあのお米の売ってるお店が一番安いかも。大麦の質まではよくわからない。帰りに寄ろう。
なんだろな。お弁当に使える保存食。
きんぴら以外で何かできるもの。
冬だし、なかなか使える野菜は限られてくる。
おひたし、きんぴら、浅漬け、マリネ。
うーん。
でもさ、ほうれん草のお浸しにしたって、もっと工夫次第ではいろいろできるはずだよね。
たとえばナッツを砕いて混ぜ込むとか。
きんぴらだっていろいろ野菜を変えてみたりもできる。
でもできるだけ夕食とかで出した残り物は使いたくないんだよな。フェルはいつもお弁当を楽しみにしてるし。
お弁当箱を開けた時のフェルの喜んだ顔を想像して、少し笑った。
結局保存の効きそうなもので料理に使えそうなものをいくつか選んだ。
前に3男に教えてもらった店にも行き、海苔と塩鮭を買う。
とりあえずケチャップと、マヨネーズを作っておくか。ケチャップはこの間の宴会で使ったのでもう残り少なくなってしまっている。
そのあと大麦を、いつも米を買いに行く店に行って多めに買った。
これは炊き出しに使うものじゃないからと言っても、店の人は譲らなくて結局値引きした値段で売ってもらった。
昨日は親戚の調味料の店の人と一緒に炊き出しに来てくれたので、雑炊と唐揚げをご馳走した。
トマトはちょっと値段が高かったけど、店頭に並んだもので、少し傷んだものを選んで割引してもらった。ケチャップに使うから問題ないだろう。
いろいろ市場を見て回ったけど、まだ10時前。大麦をザルで洗って天日干し。
買ってきたトマトを湯むきしてケチャップを作る。
出来上がったケチャップを瓶詰めして保冷庫に入れた。
そのあとマヨネーズも作ってそれも瓶に入れる。
ゼランドさんのところには午後に行けばいいだろう。先にガンツの所に寄っていかないとな。
どうしようかな。まだ時間があるから商業ギルドに行って、部屋のことを聞いてみようかな。
今日部屋を決めるわけではないけれど、もう少し情報が欲しい。
お昼は何か屋台で買って食べようかな。
商業ギルドは中央から少し東に行った所にある。
南区にも出張所のような感じでギルドの支部があった。場所は公衆浴場の近くだ。
商業ギルドに行くと首まできちんとボタンを留めたきっちりした格好の男性の職員が対応してくれた。
その職員の話だと、サリーさんから聞いた通り、いま南区で空いている物件はないとのことだった。順番待ちをしている人も何人かいるようで、冬の間は紹介するのは難しいと言われてしまった。春になればいくつか物件も出てくると思うと受付の人が言う。
東区の方にはいくつか物件があるが、相場より家賃が高いそうだ。
今、南区と西区の拡張工事を計画中で、それが終わればこの物件不足も改善するらしい。
聞いてはいたけど実際はっきりと言われると少しショックだ。
気を取り直してガンツの所に行こう。
「おぉ。よく来た。製氷皿か?できておるぞ」
「ガンツ、これからゼランドさんのところに行くんだけど一緒について来てくれない?」
「ああ、構わんぞ。ところでケイ、昼は食べたか?まだなら食べて行くといい。ちょうどワシらも昼食にするところじゃ」
ガンツの工房の、食堂スペースに入ると、お弟子さんが昼食を作っていた。
急に1人増えたことを謝罪して、何か一品作ることにした。
作ったのはもちろんきんぴらだ。ガンツの好物だからお弟子さんにも作り方を教えてあげた。
ゼランドさんの商会にガンツと2人で出かける。
乗合馬車の料金を僕が払うと言っても、100年早いと言われてしまった。
ガンツと一緒に店の中に入れば、すぐ会議室のようなところに通された。
ゼランドさんは試作品を持って来て、実際に組み立て見せてくれる。
タープテントはすごい完成度で、関わった職人さんの技術力を感じた。
エアーマットと圧縮袋はもう少し時間が欲しいと言っていた。空気を逃さない縫製の仕方がなかなか難しいらしい。
「なんか糊のようなものを使えばうまくいきませんかね?」
何気なく僕が言うと、みんながそれだという顔をする。
「ケイくんこの天幕なんだが、店の商品として売りに出していいだろうか?もちろんお金は支払う。期間は1年で売り上げの3割でどうだろうか?」
売り上げの3割?そんないくらなんでももらいすぎだ。
「そんな!お金なんていりません!僕はただ自分が使いたいものを注文しただけですから、むしろお金を払うのはこっちですよ」
ゼランドさんが困った顔になる。
「そうはいうが、この折りたたみの天幕は画期的だよ。乗合馬車の商会や騎士団にも需要があるだろう。冒険者はさすがにここまでの物は買わないと思うが」
「ですがこれを作ったのは僕ではなくゼランドさんの所の職人さんです。僕じゃありません。どうしてもと思うのでしたらその人たちに褒賞でも差し上げてください」
「ケイ。あまりゼランドを困らすのではない。ゼランドも、ケイはこういう奴だ。わかっていただろう」
見かねたガンツが間に入ってくれた。
「ケイ良いか?この折りたたみの天幕の足と、おそらくその空気を通さない縫い方は技術登録になる。これは粗悪な類似品を作らせないように必要なことだ。技術登録というのは作った者もだが、それを思いついた者にも権利がある。ここまでは良いな」
僕はガンツに頷いた。
ゼランドさんは何か言いたそうな顔をしている。
「ケイ。ゼランドはそのケイの発想自体を買い取ろうと言うておる。オヌシが値段を決めて良い、ゼランドにいくら払ってもらう?」
ガンツがそう誘導してくた意味がわかった。全くもらわないわけにはいかないけど、その額は僕が決めていいってことだ。ありがとうガンツ。
「では、お金ではなくて商品で、僕が提案したこれらを無料でいただければそれで結構です」
ゼランドさんが慌てる。
「ケイくん!それはダメだ。そんな値段で自分の発想を売るなんて!」
「今後も僕の思いつきでゼランドさんが売れると思った物は自由に売って構いません。そうだ!この際そういう契約書を作りましょう」
ゼランドさんはガンツに怒り出した。
「ガンツ!お前が余計なことを言うから!」
怒鳴りつけられたガンツはいたって冷静だ。
「ゼランド。ケイはこれ以上の物は受け取らないぞ。此奴は変なところで頑固だからの。しかしそれではオヌシの気も澄まんであろう。ケイ?確かオヌシ部屋を探すと言っておったな。何か当てはあるのか?」
「それが……南区では今空いてる物件はないみたいなんだ。春先まで待たないと物件は出てこないって言われちゃった」
「ゼランド、オヌシならなんとかしてやれるのではないか?広い家でなくとも良い。部屋が2つか3つあれば充分だ。それで家賃を安くしてやればケイも助かるじゃろう。どうじゃゼランド。こういうことでしかケイに恩は売れないと思うが」
ゼランドさんはもうすでに諦めた表情になっていた。ガンツがそう提案すると、ゼランドさんは優しく微笑む。
「そういうことであればぜひ力にならせて欲しい。住める物件を商会の伝手で探してみようじゃないか」
ガンツはその辺りが落とし所だと考えていたのだろう。
僕はその提案を喜んで受けた。
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