竜に拾われた少女。ほのぼのギルドのお世話になります。

あまおう

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7 ネガティブです

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 手土産として採取したタートルの体液をパパに渡す。

 私も急いで部屋の角に身を潜めると、見知らぬおじさんが部屋に入って来た。

 パパと雰囲気が似てる……あの人がここのボスなのかな?

「よぉ。俺はこの派遣ギルドの代表、レギオスだ。うちのギルドを襲撃に来たらしいが、目的はなんだ?」

 レギオスと名乗ったおじさんが、ロープで縛られたパパに尋問を始めた。

「オレの名はガロウ……お前がここの長か……? オレがここに来た目的はこれだ……」

「そ、それは……っ!?」

 パパが手土産を差し出すと、何故かおじさんの顔が真っ青になっていく。

「気に入ってくれたか……? これを呑みながら、オレと2人でゆっくり話をしないか?」

「しょ、正気か? こ、このタートルの体液は性欲増強の効果があるんだぞ」

 セイヨゾウキョ?……マリョクの仲間かな?

「ん? オレは争う気はない……ニンゲンと友好関係を深めたいのだ……」

「ひっ……!」

 ロープがはらりと解けてパパが立ち上がり、ギルド長に不気味に迫っていく。

「や、やめろぉ! こっちに来るな! あわわわ………」

 さっきの威勢は何処へやら、尻餅をついて後退りするおじさん……。

 ってあれ? おじさんが白目を向いて動かなくなった。

 びっくりして気絶したみたい。ニンゲンに化けていてもパパのドラゴンの威圧感は隠しきれなかったのかな。

「ぬ……? 気絶してしまったな。リュカよ……もう姿を見せても大丈夫だ……」

「え、うん。何だったの?」

「オレ達にニンゲンとの交流はまだ早かったのかもしれん……森に帰ろう」

「え!? まだ来たばっかりだし、もう少し頑張ろうよ!」

「もう無理だ……」

 パパが落ち込んでる。一旦、ネガティブになると暫く駄目なんだよねぇ……。

 気絶したおじさんの前で立ち尽くしていると、また誰かが部屋の中へと突入して来た。

「父さーん‼︎ 仕事の依頼が来たよ~って誰だお前ら!? 何で服着て無いんだ! ここは父さんのギルドだぞ!」
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