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第1章
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部屋に入るとマカロンの為に付けておいた電気と空調が私を出迎えてくれる。
「ただいま~我が家~」
就職を機会に一人暮らしを始めた私は、実家から猫のマカロンを連れてきた。
猫が飼えるアパートを探すのは大変だったが愛猫の為に血眼で探した。
「にゃ~ん」
いきなり部屋の隅に走っていったマカロンが何やら袋のようなものを加えて私の所に戻ってきた。
「マカロン?ご飯、食べなかったの?自動で出るエサ入れはやっぱり嫌?」
帰りが今までより遅くなる私は引っ越してからマカロンには自動でエサが出るエサ入れを購入して与えていたのだが、マカロンはお気に召さなかった様子で中々ご飯を食べてくれない。
このまま食べてくれないのなら、寂しいがマカロンを実家に返さなくてはならない。
「にゃ~」
首を振りながら袋を取れというように擦り寄るマカロン。
どうやらマカロンからのプレゼントのようなものらしい。
「ん?マカロンがマカロンをくれるの??..、え!?誰からもらったのよ、これ!それとも拾ってきたの?」
一気にまくし立てる私にマカロンは食べろというようにぐいぐい頭を寄せてくる。
「えっ、私にこれを食べろっていうの!?拾ってきたやつならヤバイでしょ!!」
愛猫のマカロンがくれたとはいえ、落ちていたものを食べるほど私は怖いもの知らずではない。
「にゃー!!!!!」
食べるのを渋る私を見てマカロンは毛を逆立てて怒ってしまった。
___いつも穏やかなマカロン。
怒るなんて滅多にないのに。
「わ、分かったよ。1つだけね」
1つだけならお腹を軽く壊す程度で済むだろう。
毒など入っていないことを祈るばかりだ。
____ぱくっ。
私は意を決してマカロンがくれた色とりどりのマカロンの中から白色のマカロンを口に運んだ。
理由は、着色料が付いてなく、1番安全そうに見えたから。
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