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第2章
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☆☆☆☆
「んっ..、~っ」
頭を打ったらしい私は痛い頭を抑えながら起き上がる。
そこは天板のついたお姫様が使う様なベットで、私は悶絶する。
「まるで絵本みたいな展開だよ」
___コンコン。
「姫様、目は覚めましたか?失礼しますね」
丁寧に挨拶をして入ってきたのは“マカロン”だった男の子。
「えっと..、あのぅ、マカロン?」
おずおずと尋ねる私に彼は満面の笑顔を向けてくれた。
めちゃくちゃ可愛い。
「はい!姫様のマカロンです!まだ、寝ててください。頭を打たれた様なので、本日はゆっくり休んで下さい!」
えっと、休みたいのは山々なのだが..、聞きたいこともたくさんある。
「じゃあ、ベットの中で悪いんだけど聞きたいことがたくさんあるから聞いても良いかな?」
謎は早く解かなければならない。
「どうぞ!姫様の看病も兼ねて参りましたので、姫様のお側にずっといれますよ!」
無邪気な笑顔でいう彼に悪気は微塵も感じられない。
「えっと、まずは..、私が姫ってどういうこと?ここはどこなの?」
一個ずつ聞こうとしたのだが疑問が浮かび過ぎて思わず口からたくさん出てしまいそうになる。
「ここはスィーツ王国です。その名の通り姫様の国ではお菓子の国といわれる場所です。姫様はこの国の生まれでしたが身の保護の為に今まで居た世界に送り込まれたのです」
えっ...?
じゃあ、私のお父さんとお母さんは本当のお父さんとお母さんじゃなくて..、
いやいや、今までいた世界が違うとかよく分からない。
「私のお父さんとお母さんは本当のお父さんとお母さんじゃなかったの?」
疑問がそのまま口からするする出てしまう。
私の目にはうっすら涙が浮かんでいると思う。
「...はい..姫様のお父様とお母様..、国王様とお妃様はもうこの世には居ません。あちらの世界へは予め姫様の世話を頼んだ従者を送り込んでいたのです。姫様のお気持ちを考えると非常に申し上げにくいのですが..」
「そんな..、」
血の繋がりのない人達に育てられたというショックと事実の重さに言葉を飲み込むがこれが真実なら何故、私は今この世界に再び連れてこられたのだろうか?
「ねぇ、どうして今更この世界に私は戻ってきたの!?勝手に別の世界に送り込んだというのなら、どうして今なの!?」
頭の中が混乱していて、思わず攻め立てる様な口調になってしまった。
そんな私の様子を案じたマカロンは私の方をしっかりとした目で見据えた。
「姫様がこの世界を救う時が来たからです。姫様にしかできないことです」
___なんて、都合のいい話だろう。
「んっ..、~っ」
頭を打ったらしい私は痛い頭を抑えながら起き上がる。
そこは天板のついたお姫様が使う様なベットで、私は悶絶する。
「まるで絵本みたいな展開だよ」
___コンコン。
「姫様、目は覚めましたか?失礼しますね」
丁寧に挨拶をして入ってきたのは“マカロン”だった男の子。
「えっと..、あのぅ、マカロン?」
おずおずと尋ねる私に彼は満面の笑顔を向けてくれた。
めちゃくちゃ可愛い。
「はい!姫様のマカロンです!まだ、寝ててください。頭を打たれた様なので、本日はゆっくり休んで下さい!」
えっと、休みたいのは山々なのだが..、聞きたいこともたくさんある。
「じゃあ、ベットの中で悪いんだけど聞きたいことがたくさんあるから聞いても良いかな?」
謎は早く解かなければならない。
「どうぞ!姫様の看病も兼ねて参りましたので、姫様のお側にずっといれますよ!」
無邪気な笑顔でいう彼に悪気は微塵も感じられない。
「えっと、まずは..、私が姫ってどういうこと?ここはどこなの?」
一個ずつ聞こうとしたのだが疑問が浮かび過ぎて思わず口からたくさん出てしまいそうになる。
「ここはスィーツ王国です。その名の通り姫様の国ではお菓子の国といわれる場所です。姫様はこの国の生まれでしたが身の保護の為に今まで居た世界に送り込まれたのです」
えっ...?
じゃあ、私のお父さんとお母さんは本当のお父さんとお母さんじゃなくて..、
いやいや、今までいた世界が違うとかよく分からない。
「私のお父さんとお母さんは本当のお父さんとお母さんじゃなかったの?」
疑問がそのまま口からするする出てしまう。
私の目にはうっすら涙が浮かんでいると思う。
「...はい..姫様のお父様とお母様..、国王様とお妃様はもうこの世には居ません。あちらの世界へは予め姫様の世話を頼んだ従者を送り込んでいたのです。姫様のお気持ちを考えると非常に申し上げにくいのですが..」
「そんな..、」
血の繋がりのない人達に育てられたというショックと事実の重さに言葉を飲み込むがこれが真実なら何故、私は今この世界に再び連れてこられたのだろうか?
「ねぇ、どうして今更この世界に私は戻ってきたの!?勝手に別の世界に送り込んだというのなら、どうして今なの!?」
頭の中が混乱していて、思わず攻め立てる様な口調になってしまった。
そんな私の様子を案じたマカロンは私の方をしっかりとした目で見据えた。
「姫様がこの世界を救う時が来たからです。姫様にしかできないことです」
___なんて、都合のいい話だろう。
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