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「私、竜のモノになったんです」
「ああ、聞いた。付き合ったんだってね」
「え、付き合ってないですけど」
「でも竜が……」
「あいつの勘違いです。一回ヤッたくらいでそんなことになりませんよ」
亨は竜の顔を思い浮かべ、我が弟ながら不憫だなあと肩をすくめた。
「そうだ、先生。あの日誰かの部屋に入って行ったでしょ。彼女が出来たんですか?」
自分より二十センチ以上も低いところにある玲音の瞳の奥は凪いでいて、純粋な疑問だけがそこにある。亨は片方の爪先をサンダルの中で軽く持ち上げた。
「彼女じゃない。仲良くしてる友達」
「でも女性ですよね?」
「まあ……」
「別に詮索する気は無いです。先生が信頼する人ってどんなだろうと思っただけで」
「何だか君、変わったな」
亨は眩しそうに目を細めた。彼女を取り巻く環境や気持ちが明るいほうに向かったのではないかと思った。しかし玲音は不可解そうに首を傾げる。
「そうですか?」
「うん、何だかこざっぱりした。いや元々そうなのかな」
「どうでしょうね」
玲音は照れた子どものような笑顔を見せる。これはきっと竜の影響もあるのだろうと亨は思った。今の彼女なら亨も親しみを持って接する事が出来る。もしかしたら『友達』として。そういう未来を想像すると心が温かくなる。その温かい空気を想像して、ふとゆえのことを思い出した。途端にぼうぼうと燃えあがる腹の中の臓器を、痛くも無い擦る。
「体調悪いですか?」
玲音の気遣う声が照明の落とされた廊下に響く。
「いや、あのさ……」
彼女を『友達』と認識しようとしたくせに、自分は何てことを言おうとしてるんだ。と、亨は自分自身をきつく叱責する。しかしせり上がった言葉は止めどなく吐き出され、睦まじい雰囲気を汚した。
「初めてシたときってちゃんと入った?」
「初めて、って……セックスの話ですか?」
チーンとエレベーターが開く。
亨が肩を跳ねさせたのと同時に看護師長が下りてきて、「お疲れ様でーす」とにこやかに言った。そのままさっさとCCU内に入って行く。
亨が心を落ち着けようと咳払いをすると、玲音が彼をじっと見つめて「入りましたよ。痛かったけど」と顎に手をあてた。
「初めて、と言っても自分でシたりもするじゃないですか」
天井を見上げて、そこに書かれてある記憶を読むように続ける。
「まあ本物は想像よりも大きくて驚きましたけど、当時の相手がマメな人だったので丁寧に解してくれて何とかなりましたね」
「な、なるほど……」
「ほら、やっぱりそういう関係の人じゃないですか」
「まあ……」
玲音は呆れたように鼻から息を吐いた。
「その女性が傷つくと可哀想なのでアドバイスしますけど、『そういう行為をしている人たち』を見せるのがいいと思いますよ。例えばエッチな描写のある漫画や小説、映像作品。それを見て『気持ちよさそう』とか『やってみたい』とか、興味を持つことが大事だと思います。興奮しておなかがじんじんして全身が性感帯みたいに敏感になって膣が濡れしまう感覚を分かるようにならないと……って聞いてます?」
しゃがみ込んで頭を抱え始めた亨を見下ろして、玲音は傾斜を転がるような台詞を止めた。
「ああ、うん、分かった。ありがとう。それ以上聞くと仕事出来なくなりそうだからさ……」
頬を赤らめる亨の煽情的な表情を見て、玲音は「そうですか」と平坦に言いながらも、悪戯に成功した子どものような無邪気さで口角を上げた。
擦れ違いざまに囁いた彼女の激励の声が、亨の耳孔を濡らしながら滑り込んだ。
***
クリスマスイブまであと三日。と言えども何の予定も無いが。
病院を出てから、s立ち並ぶ個人店のイルミネーションを街灯代わりに歩いて来た亨は、ゆえから渡されていたスペアキーで重い玄関ドアを開けた。
入った瞬間に香るフローラルは、室内の長押に干してある洗濯物が出所だ。ピンチハンガーには上下の下着が吊るしてあった。薄桃色の質素なデザインだ。亨が今まで関係を持ってきた女たちは、レースや刺繍がふんだんにあしらわれたものを身に着けていた気がする。それが普通だと思っていたが、こんなにシンプルなものもあるのだなとしげしげと眺めた。
今日ゆえとはもともと会う予定だったのだが、思いもよらず自分のほうが先に退勤出来たので、初めて鍵を使い彼女の部屋に帰って来た。帰って、というと語弊があるかもしれないが、亨にとってはそういう感覚であった。
ふうと疲労を吐き出してストーブの電源を入れ、畳の上に腰を下ろす。室内を見回しても暇を潰せるものが無いので、コートのポケットからスマホを取り出した。
人の呟きを見る為だけに作ったSNSのアカウントのタイムラインをスライドしていく。漫画の広告とスポーツ速報、愛飲している紅茶専門店の新商品の宣伝などを流し見て、丁寧に畳んである布団に寝そべった。くすんだ板張りの天井を見て、数日前の玲音との会話を思い出す。
『エッチな描写のある』作品。を、どうやって彼女に見せるというのだ。
一緒にアダルトビデオを見ようと誘えばいいのか。そういう小説や漫画を、亨自身もこれまで読んだことが無かった。学生の頃から下心のある誘いは山のようにあったし、わざわざ架空のものを観賞する必要が無かったのだ。唯一見たビデオもあまりの品の無さに前戯の段階でやめてしまったし。
玲音からのアドバイスを活かす方法を思いつかず、亨は途方に暮れていた。
ヒーターの温風で温まってきた体を伸ばし、腕を左右に開いてだらりと布団の外に下ろしたとき、左手が何かを叩いた。硬い紙の感触に体を起こし顔を向けると、ベランダに出るガラス戸の傍に小ぶりの紙袋が起立しているのが見えた。
以前―――週間ほど前――に来たときは無かった筈だ。「人のものを勝手に弄ってはいけない」という亡き母の言葉が頭を掠める。しかし、弄らなければ、見るだけならいいのではないかと、幼い自分が閃きに顔をニヤつかせた。亨は好奇を抑えられなかった。
覗き込むと、男女が抱き合っているイラストが描かれた漫画本が何冊も入っていた。その中の一冊をパラパラと捲り、亨は目を疑った。
「ああ、聞いた。付き合ったんだってね」
「え、付き合ってないですけど」
「でも竜が……」
「あいつの勘違いです。一回ヤッたくらいでそんなことになりませんよ」
亨は竜の顔を思い浮かべ、我が弟ながら不憫だなあと肩をすくめた。
「そうだ、先生。あの日誰かの部屋に入って行ったでしょ。彼女が出来たんですか?」
自分より二十センチ以上も低いところにある玲音の瞳の奥は凪いでいて、純粋な疑問だけがそこにある。亨は片方の爪先をサンダルの中で軽く持ち上げた。
「彼女じゃない。仲良くしてる友達」
「でも女性ですよね?」
「まあ……」
「別に詮索する気は無いです。先生が信頼する人ってどんなだろうと思っただけで」
「何だか君、変わったな」
亨は眩しそうに目を細めた。彼女を取り巻く環境や気持ちが明るいほうに向かったのではないかと思った。しかし玲音は不可解そうに首を傾げる。
「そうですか?」
「うん、何だかこざっぱりした。いや元々そうなのかな」
「どうでしょうね」
玲音は照れた子どものような笑顔を見せる。これはきっと竜の影響もあるのだろうと亨は思った。今の彼女なら亨も親しみを持って接する事が出来る。もしかしたら『友達』として。そういう未来を想像すると心が温かくなる。その温かい空気を想像して、ふとゆえのことを思い出した。途端にぼうぼうと燃えあがる腹の中の臓器を、痛くも無い擦る。
「体調悪いですか?」
玲音の気遣う声が照明の落とされた廊下に響く。
「いや、あのさ……」
彼女を『友達』と認識しようとしたくせに、自分は何てことを言おうとしてるんだ。と、亨は自分自身をきつく叱責する。しかしせり上がった言葉は止めどなく吐き出され、睦まじい雰囲気を汚した。
「初めてシたときってちゃんと入った?」
「初めて、って……セックスの話ですか?」
チーンとエレベーターが開く。
亨が肩を跳ねさせたのと同時に看護師長が下りてきて、「お疲れ様でーす」とにこやかに言った。そのままさっさとCCU内に入って行く。
亨が心を落ち着けようと咳払いをすると、玲音が彼をじっと見つめて「入りましたよ。痛かったけど」と顎に手をあてた。
「初めて、と言っても自分でシたりもするじゃないですか」
天井を見上げて、そこに書かれてある記憶を読むように続ける。
「まあ本物は想像よりも大きくて驚きましたけど、当時の相手がマメな人だったので丁寧に解してくれて何とかなりましたね」
「な、なるほど……」
「ほら、やっぱりそういう関係の人じゃないですか」
「まあ……」
玲音は呆れたように鼻から息を吐いた。
「その女性が傷つくと可哀想なのでアドバイスしますけど、『そういう行為をしている人たち』を見せるのがいいと思いますよ。例えばエッチな描写のある漫画や小説、映像作品。それを見て『気持ちよさそう』とか『やってみたい』とか、興味を持つことが大事だと思います。興奮しておなかがじんじんして全身が性感帯みたいに敏感になって膣が濡れしまう感覚を分かるようにならないと……って聞いてます?」
しゃがみ込んで頭を抱え始めた亨を見下ろして、玲音は傾斜を転がるような台詞を止めた。
「ああ、うん、分かった。ありがとう。それ以上聞くと仕事出来なくなりそうだからさ……」
頬を赤らめる亨の煽情的な表情を見て、玲音は「そうですか」と平坦に言いながらも、悪戯に成功した子どものような無邪気さで口角を上げた。
擦れ違いざまに囁いた彼女の激励の声が、亨の耳孔を濡らしながら滑り込んだ。
***
クリスマスイブまであと三日。と言えども何の予定も無いが。
病院を出てから、s立ち並ぶ個人店のイルミネーションを街灯代わりに歩いて来た亨は、ゆえから渡されていたスペアキーで重い玄関ドアを開けた。
入った瞬間に香るフローラルは、室内の長押に干してある洗濯物が出所だ。ピンチハンガーには上下の下着が吊るしてあった。薄桃色の質素なデザインだ。亨が今まで関係を持ってきた女たちは、レースや刺繍がふんだんにあしらわれたものを身に着けていた気がする。それが普通だと思っていたが、こんなにシンプルなものもあるのだなとしげしげと眺めた。
今日ゆえとはもともと会う予定だったのだが、思いもよらず自分のほうが先に退勤出来たので、初めて鍵を使い彼女の部屋に帰って来た。帰って、というと語弊があるかもしれないが、亨にとってはそういう感覚であった。
ふうと疲労を吐き出してストーブの電源を入れ、畳の上に腰を下ろす。室内を見回しても暇を潰せるものが無いので、コートのポケットからスマホを取り出した。
人の呟きを見る為だけに作ったSNSのアカウントのタイムラインをスライドしていく。漫画の広告とスポーツ速報、愛飲している紅茶専門店の新商品の宣伝などを流し見て、丁寧に畳んである布団に寝そべった。くすんだ板張りの天井を見て、数日前の玲音との会話を思い出す。
『エッチな描写のある』作品。を、どうやって彼女に見せるというのだ。
一緒にアダルトビデオを見ようと誘えばいいのか。そういう小説や漫画を、亨自身もこれまで読んだことが無かった。学生の頃から下心のある誘いは山のようにあったし、わざわざ架空のものを観賞する必要が無かったのだ。唯一見たビデオもあまりの品の無さに前戯の段階でやめてしまったし。
玲音からのアドバイスを活かす方法を思いつかず、亨は途方に暮れていた。
ヒーターの温風で温まってきた体を伸ばし、腕を左右に開いてだらりと布団の外に下ろしたとき、左手が何かを叩いた。硬い紙の感触に体を起こし顔を向けると、ベランダに出るガラス戸の傍に小ぶりの紙袋が起立しているのが見えた。
以前―――週間ほど前――に来たときは無かった筈だ。「人のものを勝手に弄ってはいけない」という亡き母の言葉が頭を掠める。しかし、弄らなければ、見るだけならいいのではないかと、幼い自分が閃きに顔をニヤつかせた。亨は好奇を抑えられなかった。
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