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102 チキン
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「まだ何かあるのか?」
「あるぞ! メインがな。いい感じに全部並べて撮らなきゃだろ!」
さっそく朝霧カメラをオンにし、いい感じに並べつつ主役を登場させようとして、紙袋に気が付いた。
「そうだ! 上司からのプレゼントは写しておかなきゃだろ! つうかさっきの着るべきじゃね?!」
宮城さんのプレゼント、ルームウェアらしい。朝霧の夜投稿で、そこが気になってたのだとか。確かに……普通のスウェットじゃあな。
「お前にもあるぞ」
「え、俺にもくれたの? 俺映らねえのに」
宮城さんも七瀬さんも、俺らはセットだと思っているよう。
朝霧と一緒に開けた中身は、確かにメンズのシンプルなルームウェア。良かった、俺だけクマさんとかだったらどうしようかと思った。
「……けど、お揃いにする必要はないんじゃね? S氏と朝霧のお揃いって誰得……? まあいいや、とりあえず、着替えろ!」
「ああ」
あ、と思う間もなく、朝霧が脱いだ。
それはそれは豪快に、がばっと上裸になった。
惜しげもなく晒される裸体は、多分バッチリ映ってる。
えーと、これ、お宝映像じゃね?
「あ、待て朝霧、ズボンはそこで脱ぐな! カメラ!」
ああ、と移動して着替えた朝霧が、俺を見る。
「ナオは?」
「俺はいいと思うけど……分かった、着替えるから!」
『俺は着替えたのに?』という圧をすごく感じる。慌ててキッチンの方まで行って、こそこそ着替える。朝霧席以外映ってないのは知ってるけど、なんとなく……あの肉体美の横で着替える気になれないだろ。
「おー、これ、すげえ着心地良いな! 手触りいい!」
「俺のと同じか?」
同じ……はずだけど、なんかお前が着てるのと俺が着ているのは印象が違う気がする。中身が違うとこんなに差があるのか。
「ナオ」
「何……うわっ?!」
思いっきり腕を引かれて、身体が浮いた。
がっちり受け止められた場所は、完全にカメラの画角内。
「お前も映れ」
「ば、馬鹿! なんでだよ?! カットするからな?!」
「いいぞ、俺が見る。……手触りいいな」
そうだろ、そうだろ、けどお前忘れてるかもしれねえけど、お前も同じの着てるからな?! 俺を撫でるな、自分のを撫でろ!
「いいから離せ、メインを運ぶから!」
すぐさま朝霧の腕を逃れ、少し呼吸を整えた。
いちいち、振り回される俺の身にもなってほしい。
「……よし、朝霧どいてろ! 熱いの行くぞ」
両手にミトンをはめて、いざ、オーブンの扉を開ける。
もわりと熱い空気に目を細め、いい焼き色に口角を上げた。
ふふふ、朝霧くんを驚かせるとっておきだ。
「?!」
ちら、と見た朝霧が、思った通りの顔をしていてニマニマが止まらない。
そうだろそうだろ、お前は食ったことないと思った。
「すげえ……それ、アニメで見た」
「お前、アニメとか見るの?」
「小さい時は」
それは見ねえって言うんだよ!
朝霧の目をくぎ付けにしているコレを、空けておいたこたつテーブルの上へそっと鎮座させる。
多分アニメで見たのは七面鳥だろうけどな、日本じゃあコレでいいだろ!
「どうだよ、いかにもって感じだろ?」
「すげえ」
ますます語彙の減っている朝霧が、キラキラした目で見つめている。
何のことはない、丸鶏のローストだ。朝霧向けに言うなら鶏の丸焼き、の方がいいかな。
特に難しい工程もない料理だけど、そもそもこういう時にしかスーパーにも登場しないから、珍しいだろ。
「初めて見た」
「そっか! なんかこいつがあるだけで、パーティらしくなるよな!」
「なる」
あんまりわくわくした目をしているもんだから、つい吹き出して満足感に浸った。こんな顔されたら、なんでも作ろうって気になるわ。
「まだ食うなよ? 写真撮るぞ! あ、サンタ帽!」
慌てて朝霧にサンタ帽を被せ、いい感じの角度に調節する。なんか、ペラい帽子じゃなくて、割と本格的な雰囲気の良さげな帽子だ。さすが、七瀬さん……よし、待ち受けにできそうな顔で撮ってやろう。
「よし、朝霧なんかいい顔しろ! 今からいっぱい撮るぞ!」
「いい顔ってなんだ」
うーん、そわそわしたほんのり幼い顔もなかなかだけど、笑った顔がいいな。
スマホを構えて、会話を振ってみる。
「朝霧、まずどれ食いたい?」
「これ」
「美味そう? 初めて見た?」
「ああ」
あ、笑った。
「どうよ、クリスマスディナー、楽しい?」
「楽しい」
「まあ、まだイヴなんだけどな」
……これ以上は、俺の心臓がもたないかも。
屈託なく笑う朝霧が、素直に俺に笑みを、視線を返してくる。
楽しそう、だな。
「ナオ、これで撮るぞ」
「ああ、お前のスマホでも――」
しまった。
また、引っかかった。
朝霧のスマホで撮ってやろうと伸ばした手が、ひょいと避けられて。
ぐっと片腕で抱き寄せられて。
カシャカシャ響く連続音。
「…………」
「もう、今さらだろう」
無言で睨み上げると、しれっとそう言って解放された。
何が、今さらだ!
まだ、まだそんなに傷は深くないはずだ……!!
「ナオ、早く食いたい」
「うるせー!」
俺はブツブツ言いながら、撮影用に整えたテーブルを食う用に並べ直し、朝霧の向かいに座ったのだった。
「あるぞ! メインがな。いい感じに全部並べて撮らなきゃだろ!」
さっそく朝霧カメラをオンにし、いい感じに並べつつ主役を登場させようとして、紙袋に気が付いた。
「そうだ! 上司からのプレゼントは写しておかなきゃだろ! つうかさっきの着るべきじゃね?!」
宮城さんのプレゼント、ルームウェアらしい。朝霧の夜投稿で、そこが気になってたのだとか。確かに……普通のスウェットじゃあな。
「お前にもあるぞ」
「え、俺にもくれたの? 俺映らねえのに」
宮城さんも七瀬さんも、俺らはセットだと思っているよう。
朝霧と一緒に開けた中身は、確かにメンズのシンプルなルームウェア。良かった、俺だけクマさんとかだったらどうしようかと思った。
「……けど、お揃いにする必要はないんじゃね? S氏と朝霧のお揃いって誰得……? まあいいや、とりあえず、着替えろ!」
「ああ」
あ、と思う間もなく、朝霧が脱いだ。
それはそれは豪快に、がばっと上裸になった。
惜しげもなく晒される裸体は、多分バッチリ映ってる。
えーと、これ、お宝映像じゃね?
「あ、待て朝霧、ズボンはそこで脱ぐな! カメラ!」
ああ、と移動して着替えた朝霧が、俺を見る。
「ナオは?」
「俺はいいと思うけど……分かった、着替えるから!」
『俺は着替えたのに?』という圧をすごく感じる。慌ててキッチンの方まで行って、こそこそ着替える。朝霧席以外映ってないのは知ってるけど、なんとなく……あの肉体美の横で着替える気になれないだろ。
「おー、これ、すげえ着心地良いな! 手触りいい!」
「俺のと同じか?」
同じ……はずだけど、なんかお前が着てるのと俺が着ているのは印象が違う気がする。中身が違うとこんなに差があるのか。
「ナオ」
「何……うわっ?!」
思いっきり腕を引かれて、身体が浮いた。
がっちり受け止められた場所は、完全にカメラの画角内。
「お前も映れ」
「ば、馬鹿! なんでだよ?! カットするからな?!」
「いいぞ、俺が見る。……手触りいいな」
そうだろ、そうだろ、けどお前忘れてるかもしれねえけど、お前も同じの着てるからな?! 俺を撫でるな、自分のを撫でろ!
「いいから離せ、メインを運ぶから!」
すぐさま朝霧の腕を逃れ、少し呼吸を整えた。
いちいち、振り回される俺の身にもなってほしい。
「……よし、朝霧どいてろ! 熱いの行くぞ」
両手にミトンをはめて、いざ、オーブンの扉を開ける。
もわりと熱い空気に目を細め、いい焼き色に口角を上げた。
ふふふ、朝霧くんを驚かせるとっておきだ。
「?!」
ちら、と見た朝霧が、思った通りの顔をしていてニマニマが止まらない。
そうだろそうだろ、お前は食ったことないと思った。
「すげえ……それ、アニメで見た」
「お前、アニメとか見るの?」
「小さい時は」
それは見ねえって言うんだよ!
朝霧の目をくぎ付けにしているコレを、空けておいたこたつテーブルの上へそっと鎮座させる。
多分アニメで見たのは七面鳥だろうけどな、日本じゃあコレでいいだろ!
「どうだよ、いかにもって感じだろ?」
「すげえ」
ますます語彙の減っている朝霧が、キラキラした目で見つめている。
何のことはない、丸鶏のローストだ。朝霧向けに言うなら鶏の丸焼き、の方がいいかな。
特に難しい工程もない料理だけど、そもそもこういう時にしかスーパーにも登場しないから、珍しいだろ。
「初めて見た」
「そっか! なんかこいつがあるだけで、パーティらしくなるよな!」
「なる」
あんまりわくわくした目をしているもんだから、つい吹き出して満足感に浸った。こんな顔されたら、なんでも作ろうって気になるわ。
「まだ食うなよ? 写真撮るぞ! あ、サンタ帽!」
慌てて朝霧にサンタ帽を被せ、いい感じの角度に調節する。なんか、ペラい帽子じゃなくて、割と本格的な雰囲気の良さげな帽子だ。さすが、七瀬さん……よし、待ち受けにできそうな顔で撮ってやろう。
「よし、朝霧なんかいい顔しろ! 今からいっぱい撮るぞ!」
「いい顔ってなんだ」
うーん、そわそわしたほんのり幼い顔もなかなかだけど、笑った顔がいいな。
スマホを構えて、会話を振ってみる。
「朝霧、まずどれ食いたい?」
「これ」
「美味そう? 初めて見た?」
「ああ」
あ、笑った。
「どうよ、クリスマスディナー、楽しい?」
「楽しい」
「まあ、まだイヴなんだけどな」
……これ以上は、俺の心臓がもたないかも。
屈託なく笑う朝霧が、素直に俺に笑みを、視線を返してくる。
楽しそう、だな。
「ナオ、これで撮るぞ」
「ああ、お前のスマホでも――」
しまった。
また、引っかかった。
朝霧のスマホで撮ってやろうと伸ばした手が、ひょいと避けられて。
ぐっと片腕で抱き寄せられて。
カシャカシャ響く連続音。
「…………」
「もう、今さらだろう」
無言で睨み上げると、しれっとそう言って解放された。
何が、今さらだ!
まだ、まだそんなに傷は深くないはずだ……!!
「ナオ、早く食いたい」
「うるせー!」
俺はブツブツ言いながら、撮影用に整えたテーブルを食う用に並べ直し、朝霧の向かいに座ったのだった。
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