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朝のベッドにて
しおりを挟む夢と現実の境目で揺れながら、ゆかは甘い波に溺れていた。
舌が這い、指が奥を抉る。
身体の奥からこみ上げる熱に支配され、ついに絶頂の震えで目を開いた。
「おはよ、ゆか」
明るい声。視線を落とせば、足の間にルカの笑顔があった。
「な、なに……っ」
慌てる間もなく、秘部はぐちゃぐちゃに濡れ、屹立した蕾が赤く腫れ上がっていた。
ひくひくと脈打つ入口――寝ている間も愛撫されていたことを悟り、頬が赤く染まる。
「寝てても感じてたね。でも起きてからの方がもっと敏感みたい」
そう言って、ルカは指で中の一番甘いところを擦り上げた。
「……っああぁ……!」
快感に跳ね上がり、涙混じりの声が溢れる。
「ここ、好きだよね?」
クリトリスを擦られ、奥を突かれ、立て続けに何度も絶頂に追い込まれる。
「もう……やぁっ……」
途切れ途切れに懇願するゆかに、ルカは無邪気に笑った。
「じゃあ――次は俺の番」
そのまま覆いかぶさり、硬く反り立った自身をゆかの奥へ押し入れる。
「……っ!」
敏感に腫れ上がった中が圧迫され、電流のような快感が全身を貫いた。
「ゆかちゃんの中……最高だよ」
腰を深く打ち込むたび、甘い悲鳴が止まらなくなる。
何度も何度も絶頂を重ねながら、ゆかは声も出せず、全身を痙攣させ続けた。
やがて、ルカの熱が奥へと注がれる。
その瞬間、ゆかは最後の絶頂に飲み込まれ、全身の力を失った。
――静けさの中、荒い呼吸だけが重なる。
ルカは乱れた髪を撫で、汗ばんだ身体を愛おしそうに抱きしめる。
「可愛い……ほんと、最高だった、またシようね」
やがて彼は立ち上がり、優しくゆかを着替えさせる。
「こっち腕通して。……そうそう、よし」
乱れたままの姿を整え、笑顔で手を取った。
「じゃ、朝ごはん行こう!」
無邪気な声に、ゆかはまだ疲労感に包まれながらも、その手を取って立ち上がるしかなかった。
足元が少しふらつくのを、ルカは楽しそうに支えながら、彼女を部屋の外へと連れ出した。
ルカに手を引かれて広間を抜けると、その先は大きなダイニングホールだった。
長いテーブルにはすでに男たちが揃い、パンやスープ、果物や卵料理が並んでいる。
銀食器こそ整然と並んでいたが、形式ばった豪華さよりも温かみがある。
賑やかな談笑の声が広がり、まるで家族の食卓のようだった。
「お、やっと来たな」
マテオが笑いながら声を上げる。
「座っていいよ、ここ」
ルカがゆかを椅子へ促し、自分も隣に腰を下ろした。
「……ルカ、やりすぎただろう?」
エドアルドがパンを切り分けながら、軽く釘を刺す。
「だって可愛いんだから仕方ないよ。ゆかも気持ち良さそうだったし」
ルカが悪戯っぽく笑うと、テーブルの視線が一斉に集まり、ゆかの顔は一気に熱を帯びた。
「……あの、その……」
言葉にならず、ただスープを見つめる。
「まだ先があるんだから、ほどほどにしなさい」
ため息混じりにたしなめるジュリアン。
周囲の笑いが柔らかく広がり、からかうようでありながら、どこか温かかった。
焼きたてのパンの香ばしさ、湯気を立てるスープの香り。
ナイフとフォークが時折鳴る音と、男たちの笑い声が心地よく重なっていく。
ゆかは緊張しつつも、どこか安堵する自分を感じていた。
食事が終わる頃、ルカが手を挙げた。
「じゃあ、食後は僕が屋敷を案内するよ」
「お前は駄目だ」
即座に遮ったのはアンドレだった。
低く落ち着いた声に、場の空気が少し引き締まる。
「昨日からやりすぎだ。しばらく控えてろ」
「えー、なんでだよ!」
「だから俺が代わりに案内する」
そう告げてアンドレはゆかに視線を向けた。
静かだが鋭い瞳。そこには、からかいの色は一切なかった。
「……お願いします」
ゆかは自然と頷いていた。
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