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第5章 振り返れば、そこには。
Part6 帰り道 ※飯テロ入ります
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ゲームセンターにやってきた悠真は、カバンから財布を出し、1000円を両替する。
100円玉が10枚、ちゃりんちゃりんという音を立てて落ちてくると、それを全てとり、大きい太鼓が2つ並んでいるゲームの前にたった。
バチで太鼓を叩くリズムゲームのようで、悠真は筐体に置いてあるバチではなく、カバンからもっと細いバチを取り出し、100円を入れてゲームを始めた。
曲を選び、難易度を一番難しいにしてもう一回太鼓を叩くと、曲が始まり、音符が流れてくる。
素早いスピードで流れてくる音符を悠真は一点に集中しながら太鼓を叩いていく。
常人にはまるでどこを叩けばいいのかわからないが、彼らはまた別の世界が見えているのだろう。
2曲連続でプレイし終わると、画面には「フルコンボ」と表示され、全ての音符をミスせずに叩いたという事である。
そのまま続けて3曲目をプレイしようとした時…
「悠真~?」
「あっ、お兄ちゃん!」
「相変わらず好きだねぇ...。あと一曲やったらご飯食べに行こ?」
「うん!」
悠真が元気に返事をすると、そのまま3曲目を選択し、プレイを始めた。
後ろで手を組みながら悠真のプレイを悠人は見ていた。
曲が終わると、やはり「フルコンボ」と書いてあり、悠真は悠人にガッツポーズをした。
「かわいい…」
悠人が思わずそうつぶやくと、
「ご飯食べよ!お腹すいた!」
とまた元気な声が飛び出した。
「うん。いこっか。」
そういい二人は手を繋いでフードコートへと向かった。
その姿はまるで親子のようであった。
フードコートに着くと、二人は携帯を充電させながら、
悠人は親子丼、悠真はラーメンを注文。
プリプリの鶏肉と半熟の卵が混ざり合うクリーミーな食感。
それにだしも聞いており香味が湯気に乗って漂う親子丼。
豚骨スープにつるつるの麺がたっぷりつかり、
トッピングにチャーシューと煮卵が乗っているラーメン。
(飯テロ)
二人はそれをガツガツと食べ、少しの買い物を経て帰路についた。
帰りも電車に乗り、最寄り駅で下車すると、夕日が沈みそうな河川敷を再び歩いて段ボールハウスへと向かう。
「ふあぁぁ…疲れた…」
家に戻ってきた二人は、重ねられた段ボールの上で寝転がっていた。
「さっき河川敷走ってきちゃったから体が汗だくだぁ…」
「もう冬だけど、走ったら十分汗かいちゃうよ…」
「そういえば僕昨日もシャワー入ってないし…」
「確かに…」
悠人がスマホで時間を確かめると、
「もうちょっとで7時だし、久々に二人でお風呂でもいく?」
「大きいお風呂!?いくいく~!」
「じゃあレッツゴー!」
「おー!」
続く
=天の声=
さあ早速更新して参りますよ~
来週あたりには多分本編戻ってるかと思います。
そうだといいのですが(フラグ)
さてさて次回は!魅惑の大浴場過去編です!!w
エロ要素入るんでどうぞお楽しみに!
ではでは
100円玉が10枚、ちゃりんちゃりんという音を立てて落ちてくると、それを全てとり、大きい太鼓が2つ並んでいるゲームの前にたった。
バチで太鼓を叩くリズムゲームのようで、悠真は筐体に置いてあるバチではなく、カバンからもっと細いバチを取り出し、100円を入れてゲームを始めた。
曲を選び、難易度を一番難しいにしてもう一回太鼓を叩くと、曲が始まり、音符が流れてくる。
素早いスピードで流れてくる音符を悠真は一点に集中しながら太鼓を叩いていく。
常人にはまるでどこを叩けばいいのかわからないが、彼らはまた別の世界が見えているのだろう。
2曲連続でプレイし終わると、画面には「フルコンボ」と表示され、全ての音符をミスせずに叩いたという事である。
そのまま続けて3曲目をプレイしようとした時…
「悠真~?」
「あっ、お兄ちゃん!」
「相変わらず好きだねぇ...。あと一曲やったらご飯食べに行こ?」
「うん!」
悠真が元気に返事をすると、そのまま3曲目を選択し、プレイを始めた。
後ろで手を組みながら悠真のプレイを悠人は見ていた。
曲が終わると、やはり「フルコンボ」と書いてあり、悠真は悠人にガッツポーズをした。
「かわいい…」
悠人が思わずそうつぶやくと、
「ご飯食べよ!お腹すいた!」
とまた元気な声が飛び出した。
「うん。いこっか。」
そういい二人は手を繋いでフードコートへと向かった。
その姿はまるで親子のようであった。
フードコートに着くと、二人は携帯を充電させながら、
悠人は親子丼、悠真はラーメンを注文。
プリプリの鶏肉と半熟の卵が混ざり合うクリーミーな食感。
それにだしも聞いており香味が湯気に乗って漂う親子丼。
豚骨スープにつるつるの麺がたっぷりつかり、
トッピングにチャーシューと煮卵が乗っているラーメン。
(飯テロ)
二人はそれをガツガツと食べ、少しの買い物を経て帰路についた。
帰りも電車に乗り、最寄り駅で下車すると、夕日が沈みそうな河川敷を再び歩いて段ボールハウスへと向かう。
「ふあぁぁ…疲れた…」
家に戻ってきた二人は、重ねられた段ボールの上で寝転がっていた。
「さっき河川敷走ってきちゃったから体が汗だくだぁ…」
「もう冬だけど、走ったら十分汗かいちゃうよ…」
「そういえば僕昨日もシャワー入ってないし…」
「確かに…」
悠人がスマホで時間を確かめると、
「もうちょっとで7時だし、久々に二人でお風呂でもいく?」
「大きいお風呂!?いくいく~!」
「じゃあレッツゴー!」
「おー!」
続く
=天の声=
さあ早速更新して参りますよ~
来週あたりには多分本編戻ってるかと思います。
そうだといいのですが(フラグ)
さてさて次回は!魅惑の大浴場過去編です!!w
エロ要素入るんでどうぞお楽しみに!
ではでは
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