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第43話 おじさん、さようなら【妻】
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今は亡き父は、写真が結構好きだった。
カメラ道楽というほどではないけれど、記念日でも何でもないとき、スナップ写真を撮ってくれたり。
フィルム代や現像代を考えると、そこそこお金かかったんじゃないかな。
母との30年弱の結婚生活の中で(結婚する前のも少しあるけど)、アルバムは押し入れの片袖一つ分。
母が隣県の兄のもとに身を寄せるとき、結婚前からの分とか、私と兄の写真のうちからピックアップしたものは持っていったけれど、大半は我が家の押し入れに残った。
その中には、例のピンクのジャンパースカートを着た写真もある。
この辺かな?と、アルバムの背表紙に書かれた日付から見当を付けて探したら、小2のときの写真が出てきた。
それは家族で遊園地に行ったとき、兄と一緒に撮ったもので、それぞれ手にソフトクリームとジュースを持っている。
スカートの下には、フリルつきの大きな襟のついたブラウス。ところどころに小さなリボンが散らされている。
ちょっと甘ったるいけれど、我ながらキュートなコーデだ。特にお気に入りだったっけ。
遊びにいくときも、学校にいくときも、着倒していたんだなあ。
そしてあのすけべおじさんに目をつけられた、と。
親戚のおばさん(母方のいとこ伯母、だったかな)がくれた、かなり高級な子供服ブランドのものだったようで、「着られるうちにじゃんじゃん着ちゃいなさい」と母にけしかけられたけれど、そう言われるまでもなくお気に入りだったので、本当によく着ていたと思う。
サイズが合わなくなってから、親戚の子に譲った――はず。
◇◇◇
それにしても、譲るときもかなりそっくりしていたから、高級品だけに生地やつくりがしっかりしていたんだろうけど、どうやって洗濯していたんだろう。
例えば年に何回も着ないようなものだったらクリーニングでいいだろうけど、ほぼ普段着なので、やっぱり家で洗っていたはず。陰干しや室内干ししていた記憶はある。
娘が半分眠ったような状態で帰ってきたあの日、彼女が来ていたジャンスカ。
ひとまずハンガーに吊るしていたけれど、これを「すけべ誘拐おじさん」に返す――わけにもいかない。
便宜上、兄からもらったことになっているのだ。
正直、積極的に着せる気にはなれないけれど、娘自身がのんきに「この服カワイイ♪」と着たがるので、サイズが合わなくなるまでは、それなりのメンテが必要だろう。
(あ、洗濯表示見れば…)
ふと思い立って、洋服の内側のタグを確認することにした。
手洗い推奨マークが出ているけれど、おしゃれ着用の洗剤や洗濯モードで何とかなるかな(ズボラですまん)。
…それはいいんだけれど、洗濯タグのところに、小さなビニール袋が安全ピンで付けられていた。
いわゆるシール袋というやつ。切手やボタンなどの小さなものが何とか入る程度のサイズだ。
中には小さく折り畳まれたメモ片が入っている。
一瞬、予備のボタンやかけはぎ用の端切れかと思ったけれど、そうじゃなかった。がっつり「紙」だ。
取り出して広げると、こう書いてあった。
「最後に楽しかった。ありがとう。さようなら。愛していた。」
そう何度も見たわけではないけれど、覚えのある「おじさん」の字。
最後、さようなら、愛してい「た」。
胸騒ぎしかしないワードばかりだ。
◇◇◇
今日はもともと残り物や冷凍品を使ってカレードリアをつくろうと思っていた。
時間は6時。娘はリビングでアニメのDVDを見ていた。
(少しなら大丈夫かな)
「ママちょっと買い忘れがあるから、お買い物に出てくるね。すぐ帰るわ」
「行ってらっしゃーい」
よくあることなので、何も疑問を持たず、テレビから目も離さずに言う娘。
私は目についた紙袋にメモのついたジャンスカを入れて出かけた。
向かう先はあそこしかない。
娘が生まれ、慣らし保育中に一度来て以来足が遠のいていたので、もう何年も行っていなかったところだ。
◇◇◇
その小さな家は、カーテンも外され、濡れ縁がわりに置かれていた木製の縁台もなくなっていた。
玄関先の郵便受けもないし、表札も外されている。
おじさん――というか、少なくとも人が住んでいないであろうことは、外観からも分かる。
まだ大学生の頃、一度お別れしたときもそうだったが、本当に唐突に姿を消す人だ。
忘れた頃に、また書き下ろし小説でも送ってくるつもり?
おじさんのこと大好きだけど、大切な娘を変なことに巻き込んだことは許せない。
文句ぐらい言わせてほしかった。
お別れならお別れだって言ってほしかった。
結婚していて(妊娠中で)、大切な娘もいる私が「何もかも捨てるから、連れていって」なんて言うはずがない。
おじさんがそれを望んだこともなかった――はず。少なくとも口に出したことはない。
守るべきものが多過ぎる、聞き分けのいい30過ぎの女だよ。
こじれる要素なんてないのに、ひどいよ。
文句はたくさんあるけれど、この状況を受け入れるしかない。
おじさんのことだから、また気まぐれに戻ってくるかもしれない――などと思いつつ。
◇◇◇
その1週間後、たまたまネットニュースを見た。
メールチェックのついでに、少しだけネット徘徊しようと思ったのだ。
いつもならさして興味は示さないのに、「人気作家、ホテルで死亡。自殺…」という見出しが気になってクリックした。
「人気作家」とはいうが、多分大抵の人は知らない名前だろう。
小説好きにはそこそこなじみがあるものの、メディアにそう出ている存在ではない。
そこにあったのは、おじさんのペンネームだった。本名とともに「享年55」と書いてある。
そして代表作と思われる小説タイトルが数本。
私がよく知らなかっただけで、映像化されたものや、割と有名な賞をとったものもあるようだ。
多分、何かの本の「作者近影」として使われていたであろう写真も載っていた。
ごく分かりやすく書かれた記事のはずなのに、最初は目が滑って読めなかった。
「創作意欲が湧く」という理由で、とある地方で一人暮らししていたこと。
長年別居状態だった奥様が、小さな親族葬の喪主を務めたらしいこと。
持病で苦しんでいたこと、最近仕事がうまくいっていなかったこと。
――多分、それらを苦にして自ら命を絶ったであろうという推測。
遺書にはたった一言、「さようなら。面倒をかける」とあったらしい。
これは具体的に誰かに宛てたものでもなかったが、奥様に残したのだろう。
本妻がいることは全く考えたこともなかったけれど、こうしてひんやりした記事を読むと、いても不思議はないなと思えてくる。
「なん…で…」
寝室に置かれたパソコンで見ていたせいで、漏れた声が夫に聞かれてしまった。
「どうかした?」
「あ…の、『俺の女神』って小説、覚えてる?」
「え?ああ、あのエロいやつか」
「あれ書いた人が――亡くなったって」
「ええ?へえ…」
夫にしてみたら「あれ1冊の人」で、多分名前も覚えていなかったろうし、思い入れもないようだ。
「君、ファンだったんだっけ?」
夫にそんな話をしたことはないが、私のショックを受けたような態度から読み取ったのだろう。
「あ――でもないけど、知っている人だからびっくりして」
「そうだよなあ。ましてや自殺となるとね」
「うん…」
夫は当然、「名前」を知っていると解釈したはずだし、その誤解のままでいい。
あの誘拐未遂事件は、これでまるっきりの迷宮入りというわけだ。
「お子さんとかいたのかね」
「え?」
「いや、でも55だから、結構大きいのかな」
「――かもね」
55歳というのは、まだ現役を退くほどの年齢ではない。
私たちの親世代より少し若いというのもあるけれど、夫は家庭を持ってから、結婚して子供がいてもおかしくない年齢の男性が亡くなったというニュースを見ると、何となく我が身に置き換え、「子供はいたのだろうか」と考える癖がついたのだそうだ。
「自殺か。奥さんも、いるんならお子さんも、辛いだろうな」
「でしょうね」
私は自分の寝室で眠っているであろう娘を思った。
あの子は「おじさん」の血を引いているのかもしれないのだ。
私が黙ってさえいれば、夫も娘もそれを知ることはないのだけれど。
「俺はがんとかになっても、ちゃんと治療するよ。保険も入ってるしな」
夫は、当たり前といえば当たり前だけど、どこまでも他人事としてニュースを扱っている。
いや、一応自分の身に引き寄せて考えているから、「他人事」でもないのかな。
記事には病気の詳細までは書いていなかったけれど、例えば末期がんでもう手遅れになっていたとか、「小説家独特の感性で」絶望し切ってしまったとか、そういうふうに解釈したようだ。
「縁起でもないこと言わないでよ。お休み」
「お休み…の前に、ちょっといい?」
「もうっ」
夫の手が、私の胸元に伸びてきた。
本当は今夜は誰にも触れられたくないが、仕方がない。
本当は一晩かけて泣いていたい気持だったが、そうもできない。
万が一涙が出てしまったら、「ホルモンバランスが崩れているから」ってことにしておこう。
夫に優しく抱かれながら、ずっとおじさんとのセックスを思い出していた。
カメラ道楽というほどではないけれど、記念日でも何でもないとき、スナップ写真を撮ってくれたり。
フィルム代や現像代を考えると、そこそこお金かかったんじゃないかな。
母との30年弱の結婚生活の中で(結婚する前のも少しあるけど)、アルバムは押し入れの片袖一つ分。
母が隣県の兄のもとに身を寄せるとき、結婚前からの分とか、私と兄の写真のうちからピックアップしたものは持っていったけれど、大半は我が家の押し入れに残った。
その中には、例のピンクのジャンパースカートを着た写真もある。
この辺かな?と、アルバムの背表紙に書かれた日付から見当を付けて探したら、小2のときの写真が出てきた。
それは家族で遊園地に行ったとき、兄と一緒に撮ったもので、それぞれ手にソフトクリームとジュースを持っている。
スカートの下には、フリルつきの大きな襟のついたブラウス。ところどころに小さなリボンが散らされている。
ちょっと甘ったるいけれど、我ながらキュートなコーデだ。特にお気に入りだったっけ。
遊びにいくときも、学校にいくときも、着倒していたんだなあ。
そしてあのすけべおじさんに目をつけられた、と。
親戚のおばさん(母方のいとこ伯母、だったかな)がくれた、かなり高級な子供服ブランドのものだったようで、「着られるうちにじゃんじゃん着ちゃいなさい」と母にけしかけられたけれど、そう言われるまでもなくお気に入りだったので、本当によく着ていたと思う。
サイズが合わなくなってから、親戚の子に譲った――はず。
◇◇◇
それにしても、譲るときもかなりそっくりしていたから、高級品だけに生地やつくりがしっかりしていたんだろうけど、どうやって洗濯していたんだろう。
例えば年に何回も着ないようなものだったらクリーニングでいいだろうけど、ほぼ普段着なので、やっぱり家で洗っていたはず。陰干しや室内干ししていた記憶はある。
娘が半分眠ったような状態で帰ってきたあの日、彼女が来ていたジャンスカ。
ひとまずハンガーに吊るしていたけれど、これを「すけべ誘拐おじさん」に返す――わけにもいかない。
便宜上、兄からもらったことになっているのだ。
正直、積極的に着せる気にはなれないけれど、娘自身がのんきに「この服カワイイ♪」と着たがるので、サイズが合わなくなるまでは、それなりのメンテが必要だろう。
(あ、洗濯表示見れば…)
ふと思い立って、洋服の内側のタグを確認することにした。
手洗い推奨マークが出ているけれど、おしゃれ着用の洗剤や洗濯モードで何とかなるかな(ズボラですまん)。
…それはいいんだけれど、洗濯タグのところに、小さなビニール袋が安全ピンで付けられていた。
いわゆるシール袋というやつ。切手やボタンなどの小さなものが何とか入る程度のサイズだ。
中には小さく折り畳まれたメモ片が入っている。
一瞬、予備のボタンやかけはぎ用の端切れかと思ったけれど、そうじゃなかった。がっつり「紙」だ。
取り出して広げると、こう書いてあった。
「最後に楽しかった。ありがとう。さようなら。愛していた。」
そう何度も見たわけではないけれど、覚えのある「おじさん」の字。
最後、さようなら、愛してい「た」。
胸騒ぎしかしないワードばかりだ。
◇◇◇
今日はもともと残り物や冷凍品を使ってカレードリアをつくろうと思っていた。
時間は6時。娘はリビングでアニメのDVDを見ていた。
(少しなら大丈夫かな)
「ママちょっと買い忘れがあるから、お買い物に出てくるね。すぐ帰るわ」
「行ってらっしゃーい」
よくあることなので、何も疑問を持たず、テレビから目も離さずに言う娘。
私は目についた紙袋にメモのついたジャンスカを入れて出かけた。
向かう先はあそこしかない。
娘が生まれ、慣らし保育中に一度来て以来足が遠のいていたので、もう何年も行っていなかったところだ。
◇◇◇
その小さな家は、カーテンも外され、濡れ縁がわりに置かれていた木製の縁台もなくなっていた。
玄関先の郵便受けもないし、表札も外されている。
おじさん――というか、少なくとも人が住んでいないであろうことは、外観からも分かる。
まだ大学生の頃、一度お別れしたときもそうだったが、本当に唐突に姿を消す人だ。
忘れた頃に、また書き下ろし小説でも送ってくるつもり?
おじさんのこと大好きだけど、大切な娘を変なことに巻き込んだことは許せない。
文句ぐらい言わせてほしかった。
お別れならお別れだって言ってほしかった。
結婚していて(妊娠中で)、大切な娘もいる私が「何もかも捨てるから、連れていって」なんて言うはずがない。
おじさんがそれを望んだこともなかった――はず。少なくとも口に出したことはない。
守るべきものが多過ぎる、聞き分けのいい30過ぎの女だよ。
こじれる要素なんてないのに、ひどいよ。
文句はたくさんあるけれど、この状況を受け入れるしかない。
おじさんのことだから、また気まぐれに戻ってくるかもしれない――などと思いつつ。
◇◇◇
その1週間後、たまたまネットニュースを見た。
メールチェックのついでに、少しだけネット徘徊しようと思ったのだ。
いつもならさして興味は示さないのに、「人気作家、ホテルで死亡。自殺…」という見出しが気になってクリックした。
「人気作家」とはいうが、多分大抵の人は知らない名前だろう。
小説好きにはそこそこなじみがあるものの、メディアにそう出ている存在ではない。
そこにあったのは、おじさんのペンネームだった。本名とともに「享年55」と書いてある。
そして代表作と思われる小説タイトルが数本。
私がよく知らなかっただけで、映像化されたものや、割と有名な賞をとったものもあるようだ。
多分、何かの本の「作者近影」として使われていたであろう写真も載っていた。
ごく分かりやすく書かれた記事のはずなのに、最初は目が滑って読めなかった。
「創作意欲が湧く」という理由で、とある地方で一人暮らししていたこと。
長年別居状態だった奥様が、小さな親族葬の喪主を務めたらしいこと。
持病で苦しんでいたこと、最近仕事がうまくいっていなかったこと。
――多分、それらを苦にして自ら命を絶ったであろうという推測。
遺書にはたった一言、「さようなら。面倒をかける」とあったらしい。
これは具体的に誰かに宛てたものでもなかったが、奥様に残したのだろう。
本妻がいることは全く考えたこともなかったけれど、こうしてひんやりした記事を読むと、いても不思議はないなと思えてくる。
「なん…で…」
寝室に置かれたパソコンで見ていたせいで、漏れた声が夫に聞かれてしまった。
「どうかした?」
「あ…の、『俺の女神』って小説、覚えてる?」
「え?ああ、あのエロいやつか」
「あれ書いた人が――亡くなったって」
「ええ?へえ…」
夫にしてみたら「あれ1冊の人」で、多分名前も覚えていなかったろうし、思い入れもないようだ。
「君、ファンだったんだっけ?」
夫にそんな話をしたことはないが、私のショックを受けたような態度から読み取ったのだろう。
「あ――でもないけど、知っている人だからびっくりして」
「そうだよなあ。ましてや自殺となるとね」
「うん…」
夫は当然、「名前」を知っていると解釈したはずだし、その誤解のままでいい。
あの誘拐未遂事件は、これでまるっきりの迷宮入りというわけだ。
「お子さんとかいたのかね」
「え?」
「いや、でも55だから、結構大きいのかな」
「――かもね」
55歳というのは、まだ現役を退くほどの年齢ではない。
私たちの親世代より少し若いというのもあるけれど、夫は家庭を持ってから、結婚して子供がいてもおかしくない年齢の男性が亡くなったというニュースを見ると、何となく我が身に置き換え、「子供はいたのだろうか」と考える癖がついたのだそうだ。
「自殺か。奥さんも、いるんならお子さんも、辛いだろうな」
「でしょうね」
私は自分の寝室で眠っているであろう娘を思った。
あの子は「おじさん」の血を引いているのかもしれないのだ。
私が黙ってさえいれば、夫も娘もそれを知ることはないのだけれど。
「俺はがんとかになっても、ちゃんと治療するよ。保険も入ってるしな」
夫は、当たり前といえば当たり前だけど、どこまでも他人事としてニュースを扱っている。
いや、一応自分の身に引き寄せて考えているから、「他人事」でもないのかな。
記事には病気の詳細までは書いていなかったけれど、例えば末期がんでもう手遅れになっていたとか、「小説家独特の感性で」絶望し切ってしまったとか、そういうふうに解釈したようだ。
「縁起でもないこと言わないでよ。お休み」
「お休み…の前に、ちょっといい?」
「もうっ」
夫の手が、私の胸元に伸びてきた。
本当は今夜は誰にも触れられたくないが、仕方がない。
本当は一晩かけて泣いていたい気持だったが、そうもできない。
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