小手先の作業

あおみなみ

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【再】ヒトはそんなにもレターセットを使うのか?

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 日本語というのは何かとフレキシブルです。
 何しろ縦書きでも横書きでも受け入れてもらえます。
 だから郵便物のあて名も縦の場合と横の場合があり、どちらも普通に受け取っているのではないでしょうか。

 ただ、ここから先の話は、縦書き横書きというより、封筒の形状の方がより関係するので、「縦長」「横長」と書きたいと思います。

 横長の場合、切手はどこに貼りますか。
 私は今までほぼ何の疑いもなく「左上」に貼っていました。
 単純に縦長の場合――官製はがきなどが分かりやすいでしょうが、「そこ」に切手欄があるからです。

 しかし例えば税金の払込用紙とか、横長封筒で届くものの「料金後納」マークは右上が定位置ですね。
 今まであまり意識もしていませんでしたが…

 という話を唐突に始めたのは、気になる記事を見つけたからです。
 リンクは張れませんが、この文言のまま検索すれば、いろいろ見つかると思います。

「郵便局『ココに切手を貼らないで!』 実は知らない人が多かった!」


 縦長を思い浮かべたとき「左上」なので、ついつい横長でも位置かと思ってしまいがちですが、実は違うんですよー、目からウロコが落ちました!という話ですが、ここでまた疑問が湧きます。

 郵便番号の扱いはどうなるの?
 縦だと切手の右、横だと切手の左に来るようになるのですが、「読み取り困難」にならないのでしょうか?

***

 郵便番号が現在の7桁になったのは、1998年です。
 当時はまだ電子メールも普及しておらず、家にファクスがあると言うと「へえ、いいなあ」と返されるレベルだったので、そこそこ郵便物によるやりとりもあったと記憶しています。

 そして、7けたが正確に書かれてあれば、住所をかなり省略して書いてもちゃんと届くというので、それなりに歓迎されたシステムではないかと思います。

 これにかんがみると、本来は切手より何より、むしろ郵便番号の方が定位置に読み取りやすい文字で書かれることを望まれるものでは…?

 今は郵便番号って、ECショップで買い物をするに住所入力の手間を軽減するために使うくらいでしょうか。

***

 郵便・手紙といえば、もう一つ疑問に思っていることがあります。
 なにゆえ「レターセット」というものは、あんなに種類が豊富なのでしょうか?

 ビジネスレターとか、多少かしこまった雰囲気の手紙を書くための便せんや封筒は、この時代にあっても残っていておかしくないと思うのですが、特に女性が好みそうな多彩な色とデザインのレターセットは、現代ではどのように使われているものなのか?

 文房具店でも100円ショップでも、そこそこスペースを取ってカラフルに商品展開されているのを見るたびに、「これってそこまで売れているものなの?」と思ってしまいます。

 私は現在、不定期に手紙のやりとりをしている人が2人います。
 幼馴染と高校時代の同級生です。

 2人の共通点は「機械にちょっと弱く文具好き」ということなのですが、かといって筆まめというわけでもありません。

 季節の挨拶状のほかは、何か自分的なトピックスがあったとき、だーっと長文を書き送ってよこすイメージです。

 まあ筆記用具も種類は豊富だし、万年筆に至っては、「インク沼」という言葉があるくらい、ハマる人はハマります。
 ほか、ガラス製のつけペンなども、静かに人気があるようです。
 なんだかんだで手で書くことという行為に飢えている人は、想像以上にたくさんいらっしゃるのでしょうね。

 知らんけど。

***

 高校時代、「兄の高校時代の担任の娘さん」という子と偶然にも同級生になり、どういうきっかけだったか、授業中に「文通」していたことがありました。

 書いてある内容自体は他愛ないもので、他人に読まれて困るようなものでもなかったのですが、席が結構離れていたし、受け渡しリレーが教師に見つかったら面倒くさいことになっていたことでしょう。

 協力してくれた人たちと、自分たちの悪運の強さに感謝です。

 ただ、その子とは交友関係が全くかぶらず、タイプが違うなとお互い思っていた(と思う)ので、手紙のやりとり以外ではほぼ絡むことはありませんでした。

 強いていえば、その子は私の隣の席の「私に当たりが強かった子」と同じ部活で仲がよかったのですが、文通を始めてからは、私に対する態度が目に見えて軟化したのでした。あのやりとりが全く無関係だったとは思えません。

 あ、これネタに何か書けないかな。
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