1 / 15
2011年9月13日の日記より
しおりを挟む
筆者が日記サイト「エンピツ」で2011年9月13日に書いた日記をそのまま転載した上で、あれこれと補足している、ただそれだけの雑文ですが、よければ。
◇◇◇
【鉢呂氏辞任について思うこと】
何度も言うほどのことではないけれど、私は福島県郡山市在住です。
鉢呂吉雄元経産大臣が「死の町」と表現した原発周辺市町村は、もはや同じ県内でありながら、我々が立ち入ることはできないところですが、全く人気がなく、動きをとめたかのような現状は想像に難くありません。
郡山市内もまだまだたくさんの人がごく当たり前に住んでいますが、確実に人は減っているようです。
事故から半年たつというのに、まだ線量値が1.0μSv/h周辺をうろうろしているようなところですから、当然といえば当然かもしれません。
その一方で、最近は近隣の民間アパートの駐車場で、しばしばいわきナンバーを見かけます。
(郡山地域の車のナンバーは「福島」ですが(※2014年「郡山」ナンバースタート)、原発周辺市町村は「いわき自動車検査登録事務所」から交付されるため、いわきナンバーになります)
東京から関西に避難する人もいるでしょう。
その東京に行き、「ここなら放射能に怯えなくて済む」と言う福島県中通り(特に中部・北部は線量高い)の人間もいます。
そして、原発周辺から郡山や福島の避難所を経て、仮設住宅や民間アパートに移られる方も。
しかし、原発から30キロ圏でも、詳らかに見ると、それこそ福島や郡山よりずっと線量値が低い地点も結構あるのです。
数値ということでいえば、もう多くの人の視点が、空間線量よりも土壌汚染などのほうにシフトしつつあります。
そして折りしも、ふっくら新米の季節、サンマの塩焼きでも食べたい季節、焼きナスも捨てがたい季節を迎えつつあります。
そんな中、日本の最高懸案事項のお膝元においでになり、わざわざ「ここ誰もいないなー」という低脳なこどもみたいな感想を言って帰った、いやしくも一国の経済産業を所管する大臣が、東京に帰ると「放射能つけちゃうぞ」ですって。
「アレな人がアレなコト言っただけなんだなー。いやー、みごとに整合とれてるわ」
私に「感想」があるとすれば、これに尽きます。
今まで立派にその職を務めていた人が、突然意識の低いところを見せてしまったわけではありません。
アレな人がアレ、なだけです。
もう怒るのもバカバカしいというのが本音なんですよね。
以前、東南アジア某国が舞台の映画に出演した映画女優(**)が、ロケ地になった国について「汚くて臭い」「不気味」「奇形の人がいる」等あけすけに語り、その国の大統領の逆鱗に触れ、入国禁止宣言を食らいました。
彼女は当時19歳。これを若気の至りと見るべきか、19にもなって恥ずかしいと怒るべきか。
死の町という表現の解釈もいろいろあるようで、ネット上では「辞めるほどではない」という声も結構あるようです。
私は政治家が舌禍で責任とる=辞めるという図式そのものにかねがね疑問を持っていたので、「またかよ、辞めれば済むと思ってんのかね」と思いますが、その器じゃない人が立ち去ることには全く異議はございません。
60過ぎのおじさんに「若気の至り」なる言葉は絶対使えないし。
もう一つどうでもいい話だけど、「放射能つけちゃうぞ」なんて冗談は、福島のこどもでも言いません。
県内でお友達に言ったところで、何の意味もないのですが。
**
よく考えたら、名前を伏せるほどでもありませんね。
『ロミオ+ジュリエット』(1996)、『レ・ミゼラブル』(1998)などで知られるクレア・デインズです。
問題となった映画作品は、女子版『ミッドナイト・エクスプレス』とも言われた(というほど話題になったかも微妙な)『ブロークダウン・パレス』という作品です。
10歳年上のマット・デイモンと10代の頃交際していたうわさとか、若干尖ったネタも持っていた人ですが、演技派で知性的で割と好感を持っていた女優だけに残念でした。
◇◇◇
【検証的なもの】
「放射能つけちゃうぞ」で検索すると、この発言はマスコミが捏造したものだという説が散見されます。
厳密には、株式会社NO BORDER代表取締役の上杉隆氏が、記事と動画で訴えているのですが、それ以外は見つかりません。ウィキペディアで解説されている中にも、上杉氏の名前が出ているだけです。
原発事故後の上杉氏の言動(**)には全く賛成できないものの、ご本人の全く身に覚えのないことで大臣が辞任させられるようなことがあってはなりません。できるだけフラットな気持ちで(歯を食いしばって)読んだ結果、
「…ここまでして鉢呂氏をかばっているのは、とにかく福島を貶めたいからなんだろうなー」という結論を得ました。
**
郡山市の女子高生がミニスカを履いているのを見て「子供が産めなくなるぞ」とツイート。
モニタリングポスト周辺は水で洗って線量を下げているという邪推をさも真実のように発言など、結構やらかしてくれています。
**
You Tubeに「鉢呂議員"放射能つけちゃうぞ"発言の真相を激白!」という動画がありました。
10:18~35
「あのときああいう発言――「死の町」というのはもう自分は自信を持って言いました。ただ、「放射能つけちゃうぞ」とか、[中略]あれは私は今でもですね、本当に2日前のことだったんですが、言ったという記憶は…(無料版動画はここでおしまい)」
37分のフル有料版を見るのがフェアなのかもしれませんが、上杉氏がテキストとして書いたものを読む限り、次のような趣旨のようです。
〇鉢呂氏は放射性物質という言葉は使うが、放射能という言葉自体あまり使わない。
の「放射能」という言葉を使ったのは、鉢呂氏に話を振った記者の方
〇記者の言葉に相槌を打ったかもしれない(筆者傍点)
ちなみに、鉢呂氏自身は「絶対言っていない」とは言っていないようで、終始「記憶にない」と表現されていました。
悪いけど、本人の「記憶にない」って言葉にそんなに信憑性ありますかね。
動画や録音が残っているならいざ知らず、「ぜってー言ってねえし」と主張するぐらいの胆力がないから大臣やめさせられちゃったんかなーと思うほどです。
ちなみに、このテキストもまた途中で有料版に切り替わっているので、確認できる範囲までではあるものの、「死の町とは言った」ことについては全く触れていません。
動画だと無料の範囲でも明言しているのに、不思議ですねー、何で書かないのかしら。ご本人がせっかく「自信を持って」と言っているのだから、書けばいいのに。
正直、個人的には「放射能つけちゃう」みたいな低能発言よりも、私は「死の町」の方がムカつきましたけどね。
事故のあった周辺は致し方なしです。確かにいまだに人が住めない場所もあります。つまり「今さら何言ってんだよ」としか思いません。
しかし「福島」と大くくりにすることで、他の普通に人が暮らしている地域にも、「福島県」というだけでそのイメージがつきまとうのです。これを風評加害と言わずして何というのでしょう。
(見る必要ないけど)動画を見ると、鉢呂氏も上杉氏も、福島には足しげく通い、“現状を知っている”“子供たちだけでも”救いた等々、堂々とおっしゃっています。
泣かせますね。福島県民として大感謝です――なんてことは断じてありません。
この界隈の人々は福島に「行った」という既成事実を作るのが大好きですが、自分たちに都合のいい人の話しか聞きませんから、「50歳の主婦が“地元の野菜は買いたくない“と言った」「鼻血が止まらない人が続出」みたいな話は意味ありげに紹介しますが、43歳(当時)の内職おばばがのんきに「酪王カフェオレ最高!」と言っていることはガン無視します。「私たちの話をきけえっ!」と言いたくなります。
そしていまだに、海外の原発では当たり前の「処理水」の海洋放出すらできていません。わざわざ「汚染水」と言い換え、「福島の人々のためを思って」邪魔してきます。
◇◇◇
【おまけ】
今まで
〇原発に全面的に賛成するには躊躇はあるものの、厳重な安全対策の上で再稼働などを考えるのが現実的だという結論に至った
〇福島Love!
の立場で小説などを書いてきたため、ディベートのノリで意識的に自分とは反対の意見を言う人の立場を取ったらどんな感じか?というのを想像しながら『めざめ』という小説を書きました。
リンクは下記のフリースペースにあります。
◇◇◇
【鉢呂氏辞任について思うこと】
何度も言うほどのことではないけれど、私は福島県郡山市在住です。
鉢呂吉雄元経産大臣が「死の町」と表現した原発周辺市町村は、もはや同じ県内でありながら、我々が立ち入ることはできないところですが、全く人気がなく、動きをとめたかのような現状は想像に難くありません。
郡山市内もまだまだたくさんの人がごく当たり前に住んでいますが、確実に人は減っているようです。
事故から半年たつというのに、まだ線量値が1.0μSv/h周辺をうろうろしているようなところですから、当然といえば当然かもしれません。
その一方で、最近は近隣の民間アパートの駐車場で、しばしばいわきナンバーを見かけます。
(郡山地域の車のナンバーは「福島」ですが(※2014年「郡山」ナンバースタート)、原発周辺市町村は「いわき自動車検査登録事務所」から交付されるため、いわきナンバーになります)
東京から関西に避難する人もいるでしょう。
その東京に行き、「ここなら放射能に怯えなくて済む」と言う福島県中通り(特に中部・北部は線量高い)の人間もいます。
そして、原発周辺から郡山や福島の避難所を経て、仮設住宅や民間アパートに移られる方も。
しかし、原発から30キロ圏でも、詳らかに見ると、それこそ福島や郡山よりずっと線量値が低い地点も結構あるのです。
数値ということでいえば、もう多くの人の視点が、空間線量よりも土壌汚染などのほうにシフトしつつあります。
そして折りしも、ふっくら新米の季節、サンマの塩焼きでも食べたい季節、焼きナスも捨てがたい季節を迎えつつあります。
そんな中、日本の最高懸案事項のお膝元においでになり、わざわざ「ここ誰もいないなー」という低脳なこどもみたいな感想を言って帰った、いやしくも一国の経済産業を所管する大臣が、東京に帰ると「放射能つけちゃうぞ」ですって。
「アレな人がアレなコト言っただけなんだなー。いやー、みごとに整合とれてるわ」
私に「感想」があるとすれば、これに尽きます。
今まで立派にその職を務めていた人が、突然意識の低いところを見せてしまったわけではありません。
アレな人がアレ、なだけです。
もう怒るのもバカバカしいというのが本音なんですよね。
以前、東南アジア某国が舞台の映画に出演した映画女優(**)が、ロケ地になった国について「汚くて臭い」「不気味」「奇形の人がいる」等あけすけに語り、その国の大統領の逆鱗に触れ、入国禁止宣言を食らいました。
彼女は当時19歳。これを若気の至りと見るべきか、19にもなって恥ずかしいと怒るべきか。
死の町という表現の解釈もいろいろあるようで、ネット上では「辞めるほどではない」という声も結構あるようです。
私は政治家が舌禍で責任とる=辞めるという図式そのものにかねがね疑問を持っていたので、「またかよ、辞めれば済むと思ってんのかね」と思いますが、その器じゃない人が立ち去ることには全く異議はございません。
60過ぎのおじさんに「若気の至り」なる言葉は絶対使えないし。
もう一つどうでもいい話だけど、「放射能つけちゃうぞ」なんて冗談は、福島のこどもでも言いません。
県内でお友達に言ったところで、何の意味もないのですが。
**
よく考えたら、名前を伏せるほどでもありませんね。
『ロミオ+ジュリエット』(1996)、『レ・ミゼラブル』(1998)などで知られるクレア・デインズです。
問題となった映画作品は、女子版『ミッドナイト・エクスプレス』とも言われた(というほど話題になったかも微妙な)『ブロークダウン・パレス』という作品です。
10歳年上のマット・デイモンと10代の頃交際していたうわさとか、若干尖ったネタも持っていた人ですが、演技派で知性的で割と好感を持っていた女優だけに残念でした。
◇◇◇
【検証的なもの】
「放射能つけちゃうぞ」で検索すると、この発言はマスコミが捏造したものだという説が散見されます。
厳密には、株式会社NO BORDER代表取締役の上杉隆氏が、記事と動画で訴えているのですが、それ以外は見つかりません。ウィキペディアで解説されている中にも、上杉氏の名前が出ているだけです。
原発事故後の上杉氏の言動(**)には全く賛成できないものの、ご本人の全く身に覚えのないことで大臣が辞任させられるようなことがあってはなりません。できるだけフラットな気持ちで(歯を食いしばって)読んだ結果、
「…ここまでして鉢呂氏をかばっているのは、とにかく福島を貶めたいからなんだろうなー」という結論を得ました。
**
郡山市の女子高生がミニスカを履いているのを見て「子供が産めなくなるぞ」とツイート。
モニタリングポスト周辺は水で洗って線量を下げているという邪推をさも真実のように発言など、結構やらかしてくれています。
**
You Tubeに「鉢呂議員"放射能つけちゃうぞ"発言の真相を激白!」という動画がありました。
10:18~35
「あのときああいう発言――「死の町」というのはもう自分は自信を持って言いました。ただ、「放射能つけちゃうぞ」とか、[中略]あれは私は今でもですね、本当に2日前のことだったんですが、言ったという記憶は…(無料版動画はここでおしまい)」
37分のフル有料版を見るのがフェアなのかもしれませんが、上杉氏がテキストとして書いたものを読む限り、次のような趣旨のようです。
〇鉢呂氏は放射性物質という言葉は使うが、放射能という言葉自体あまり使わない。
の「放射能」という言葉を使ったのは、鉢呂氏に話を振った記者の方
〇記者の言葉に相槌を打ったかもしれない(筆者傍点)
ちなみに、鉢呂氏自身は「絶対言っていない」とは言っていないようで、終始「記憶にない」と表現されていました。
悪いけど、本人の「記憶にない」って言葉にそんなに信憑性ありますかね。
動画や録音が残っているならいざ知らず、「ぜってー言ってねえし」と主張するぐらいの胆力がないから大臣やめさせられちゃったんかなーと思うほどです。
ちなみに、このテキストもまた途中で有料版に切り替わっているので、確認できる範囲までではあるものの、「死の町とは言った」ことについては全く触れていません。
動画だと無料の範囲でも明言しているのに、不思議ですねー、何で書かないのかしら。ご本人がせっかく「自信を持って」と言っているのだから、書けばいいのに。
正直、個人的には「放射能つけちゃう」みたいな低能発言よりも、私は「死の町」の方がムカつきましたけどね。
事故のあった周辺は致し方なしです。確かにいまだに人が住めない場所もあります。つまり「今さら何言ってんだよ」としか思いません。
しかし「福島」と大くくりにすることで、他の普通に人が暮らしている地域にも、「福島県」というだけでそのイメージがつきまとうのです。これを風評加害と言わずして何というのでしょう。
(見る必要ないけど)動画を見ると、鉢呂氏も上杉氏も、福島には足しげく通い、“現状を知っている”“子供たちだけでも”救いた等々、堂々とおっしゃっています。
泣かせますね。福島県民として大感謝です――なんてことは断じてありません。
この界隈の人々は福島に「行った」という既成事実を作るのが大好きですが、自分たちに都合のいい人の話しか聞きませんから、「50歳の主婦が“地元の野菜は買いたくない“と言った」「鼻血が止まらない人が続出」みたいな話は意味ありげに紹介しますが、43歳(当時)の内職おばばがのんきに「酪王カフェオレ最高!」と言っていることはガン無視します。「私たちの話をきけえっ!」と言いたくなります。
そしていまだに、海外の原発では当たり前の「処理水」の海洋放出すらできていません。わざわざ「汚染水」と言い換え、「福島の人々のためを思って」邪魔してきます。
◇◇◇
【おまけ】
今まで
〇原発に全面的に賛成するには躊躇はあるものの、厳重な安全対策の上で再稼働などを考えるのが現実的だという結論に至った
〇福島Love!
の立場で小説などを書いてきたため、ディベートのノリで意識的に自分とは反対の意見を言う人の立場を取ったらどんな感じか?というのを想像しながら『めざめ』という小説を書きました。
リンクは下記のフリースペースにあります。
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました
由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。
尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。
けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。
そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。
再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。
一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。
“尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。
静かに離婚しただけなのに、
なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる