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モトカレ~Girl's Side
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少し前まで付き合っていたカレは、かわいいイケメンだった。
あたしも美人とか美形って言われることもあるけど、基本的にかわいいタイプなので、お似合いのカップルだったと思う。
ファミレスでご飯食べたり、カフェでお茶してたりすると、こっちをちらっちらって見てうわさしている人が結構いて、何となく気持ちよかった。
きっと「うらやましい」とか「お似合い。ずるいっ」とか言ってるんだよ。
◇◇◇
カレのことは高校生の頃から知っていた。
私は南町、彼は北町に住んでいて、市の中心の一番大きな駅からそれぞれ違う高校に通っていた。
そういう通学に鉄道を使っている高校生や短大生の間で、利用している路線別に「本線会」とか「東線会」みたいなコミュニティーっぽいのが自然とできていて、顔見知りになったり、付き合ったり、告白して玉砕したりねw
私は女子校に通ってたんで、時々他校の男の子に声をかけられたりすることはあったし、付き合ってって言われたこともあるけど、全部「ごめんなさい」と断っていた。
どうせなら「あの人」に告白してほしい――って思っていたのがカレだった。
それぞれが友達同士で話しているとき、カレの方をちらっと見ると、時々目が合って。
カレは私服で通っていたんで、「この辺で一番頭のいい学校だな」ってすぐにわかった。
卒業が近づいた1月頃話しかけてくれて、あたしが東京の私大に推薦が決まってるって話したら、「俺は入試これからだけど、東京に行きたいって思ってるから、合格したら付き合ってよ」って言われて、「うん」ってもう即答。
で、第2志望に入学が決まったカレと、正式に付き合いだした。
◇◇◇
東京では、カレは親戚の家に下宿することになったので、会うのは外か、あたしのアパートだった。
最初は楽しかったんだよ。
あたしの失敗した料理も笑いながら「腹が膨れればOKだよ」って食べてくれたり、ゲームしたり、映画見たり、エッチしたり。
あたしはカレが初めての人だったんだけど、カレは違ったみたい。
だって、あたしの体をまさぐって反応を見ながら、「んー、ここはイマイチかな?女の子もいろいろだな」みたいに言っていたから。
本当はそういうの不愉快だったけど、嫌われたくなくて黙って受け入れていた。
カレはかっこいいから、モテても不思議じゃない。
「本線会」で知り合った子かもしれないし、同じ大学のコかもしれないし。
まあ東京に出てきてからだったら、がっつり浮気されていることになるんだけど、深くは考えないことにした。だって嫌われ(略)。
多分カレのエッチは上手だったんだと思う。
だって最初はすごく痛かったけど、すぐ気持ちよくなったもん。
相性がよかったっていうのもあるのかな。
クリトリスをじれったくなるほど刺激されたり、時々あったかい吐息を感じながらペロペロなめられたりして、びっしょり濡れてるのが自分でもわかった。
カレとスルようになってから、街角やキャンパス内で見かけたカップルに、自分たちを重ねてしまうことがあった。
地味でおとなしそうな男の子だけど、カノジョさんの前では卑猥な言葉を言うのかなとか、あんなもっさりした子でも、カレシの前ではおっぱいをぷるぷるゆすりながら「ああ…イイッん、もっとぉっ」とか言うのかな、とかね。
人は恋をして、そしてスケベなことを覚えちゃうと、発想もスケベになっちゃうんだね。
◇◇◇
カレがあたしの部屋に入り浸るようになってから、だんだん横柄な態度を取るようになっていったのは分かっている。
「料理下手過ぎ。それでも女か」
「部屋片づけろ。俺はきれい好きなんだ」
「そういう下品な服は、俺以外の前では着るな」
もちろん腹が立って不機嫌になることもあった。
でも、ベッドの中でいちゃいちゃしているうちにどうでもよくなったし、朝起きたとき、隣のカレの寝顔――時々長いまつげがちりちり動いている――を見ると、「やっぱりこの顔好きだな」って、全て許せた。
嫌なことを言われて言い返すこともあったけど、だんだん暴力的にねじ伏せるフンイキになったんで諦めた。
手を上げたり蹴ったりまではなかなかないんだけど、わざわざ物に当たって大きな音をたてたり、大声で怒鳴りつけたり。
でも、不安や不満な気持ちもセックスで埋め合わせされちゃってた。
カレは後ろから攻めるのが大好きみたい。
あたしは立ったり、四つん這いになったりして、カレを受け入れた。
カレはあたしの腰と胸に手を添えながら、ぱんっ、ぱんって強弱をつけて、自分の腰をあたしのおしりに打ち付けてきた。
そのたびにあたしは「あっ、あんっ」って声が漏れ出た。
最初は演技もあったけど、心を解放するみたいに素直になった方が気持ちいい。
「声、大き過ぎ」って言いながら、大きな手を口に当てられたから、唇の隙間か舌を出して、指をぺろってなめてあげた。
そうしたら、「ひゃん」って女の子みたいな声を上げて、「なんだよ…いきなりやめろよ…」って恥ずかしそうになって。
「なめるなら、こっちだろ?」って、あたしのアソコからペニスを抜いて、指をさして…。
正直フェラチオは苦手。カレにあんまりうまくないって言われたし、口の中が生臭くなる気がするし。
でも、カレが見せてくれるAVでは、女の人は必ず自主的に喜んでおしゃぶりしているっぽいので、私もそういうポーズをとりあえず示すしかない。
あたしも美人とか美形って言われることもあるけど、基本的にかわいいタイプなので、お似合いのカップルだったと思う。
ファミレスでご飯食べたり、カフェでお茶してたりすると、こっちをちらっちらって見てうわさしている人が結構いて、何となく気持ちよかった。
きっと「うらやましい」とか「お似合い。ずるいっ」とか言ってるんだよ。
◇◇◇
カレのことは高校生の頃から知っていた。
私は南町、彼は北町に住んでいて、市の中心の一番大きな駅からそれぞれ違う高校に通っていた。
そういう通学に鉄道を使っている高校生や短大生の間で、利用している路線別に「本線会」とか「東線会」みたいなコミュニティーっぽいのが自然とできていて、顔見知りになったり、付き合ったり、告白して玉砕したりねw
私は女子校に通ってたんで、時々他校の男の子に声をかけられたりすることはあったし、付き合ってって言われたこともあるけど、全部「ごめんなさい」と断っていた。
どうせなら「あの人」に告白してほしい――って思っていたのがカレだった。
それぞれが友達同士で話しているとき、カレの方をちらっと見ると、時々目が合って。
カレは私服で通っていたんで、「この辺で一番頭のいい学校だな」ってすぐにわかった。
卒業が近づいた1月頃話しかけてくれて、あたしが東京の私大に推薦が決まってるって話したら、「俺は入試これからだけど、東京に行きたいって思ってるから、合格したら付き合ってよ」って言われて、「うん」ってもう即答。
で、第2志望に入学が決まったカレと、正式に付き合いだした。
◇◇◇
東京では、カレは親戚の家に下宿することになったので、会うのは外か、あたしのアパートだった。
最初は楽しかったんだよ。
あたしの失敗した料理も笑いながら「腹が膨れればOKだよ」って食べてくれたり、ゲームしたり、映画見たり、エッチしたり。
あたしはカレが初めての人だったんだけど、カレは違ったみたい。
だって、あたしの体をまさぐって反応を見ながら、「んー、ここはイマイチかな?女の子もいろいろだな」みたいに言っていたから。
本当はそういうの不愉快だったけど、嫌われたくなくて黙って受け入れていた。
カレはかっこいいから、モテても不思議じゃない。
「本線会」で知り合った子かもしれないし、同じ大学のコかもしれないし。
まあ東京に出てきてからだったら、がっつり浮気されていることになるんだけど、深くは考えないことにした。だって嫌われ(略)。
多分カレのエッチは上手だったんだと思う。
だって最初はすごく痛かったけど、すぐ気持ちよくなったもん。
相性がよかったっていうのもあるのかな。
クリトリスをじれったくなるほど刺激されたり、時々あったかい吐息を感じながらペロペロなめられたりして、びっしょり濡れてるのが自分でもわかった。
カレとスルようになってから、街角やキャンパス内で見かけたカップルに、自分たちを重ねてしまうことがあった。
地味でおとなしそうな男の子だけど、カノジョさんの前では卑猥な言葉を言うのかなとか、あんなもっさりした子でも、カレシの前ではおっぱいをぷるぷるゆすりながら「ああ…イイッん、もっとぉっ」とか言うのかな、とかね。
人は恋をして、そしてスケベなことを覚えちゃうと、発想もスケベになっちゃうんだね。
◇◇◇
カレがあたしの部屋に入り浸るようになってから、だんだん横柄な態度を取るようになっていったのは分かっている。
「料理下手過ぎ。それでも女か」
「部屋片づけろ。俺はきれい好きなんだ」
「そういう下品な服は、俺以外の前では着るな」
もちろん腹が立って不機嫌になることもあった。
でも、ベッドの中でいちゃいちゃしているうちにどうでもよくなったし、朝起きたとき、隣のカレの寝顔――時々長いまつげがちりちり動いている――を見ると、「やっぱりこの顔好きだな」って、全て許せた。
嫌なことを言われて言い返すこともあったけど、だんだん暴力的にねじ伏せるフンイキになったんで諦めた。
手を上げたり蹴ったりまではなかなかないんだけど、わざわざ物に当たって大きな音をたてたり、大声で怒鳴りつけたり。
でも、不安や不満な気持ちもセックスで埋め合わせされちゃってた。
カレは後ろから攻めるのが大好きみたい。
あたしは立ったり、四つん這いになったりして、カレを受け入れた。
カレはあたしの腰と胸に手を添えながら、ぱんっ、ぱんって強弱をつけて、自分の腰をあたしのおしりに打ち付けてきた。
そのたびにあたしは「あっ、あんっ」って声が漏れ出た。
最初は演技もあったけど、心を解放するみたいに素直になった方が気持ちいい。
「声、大き過ぎ」って言いながら、大きな手を口に当てられたから、唇の隙間か舌を出して、指をぺろってなめてあげた。
そうしたら、「ひゃん」って女の子みたいな声を上げて、「なんだよ…いきなりやめろよ…」って恥ずかしそうになって。
「なめるなら、こっちだろ?」って、あたしのアソコからペニスを抜いて、指をさして…。
正直フェラチオは苦手。カレにあんまりうまくないって言われたし、口の中が生臭くなる気がするし。
でも、カレが見せてくれるAVでは、女の人は必ず自主的に喜んでおしゃぶりしているっぽいので、私もそういうポーズをとりあえず示すしかない。
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