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11話
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夕刻、ノア・クロス学園の地下第六格納区。
訓練用格納庫の奥、静まり返った通路を一人の少年が歩いていた。
文哉――この世界で稀少な“男性”でありながら、明日、戦場に立つ者。
バイオギア〈アカツキ=バーンブレイカー〉は、格納ベッドの上で静かに眠っていた。
その機体は紅蓮の鎧を思わせる光沢を持ち、背部のマルチブースターには脈動する熱源が収まっている。
見る者の胸を打つのは、その「異物性」だ。
――どこか、他のギアとは違う。
構造設計からして、女性向けに最適化された他のギア群とは別種の存在。
それはまるで、この世界に対する“異議申し立て”のようだった。
文哉は無意識に拳を握る。
男である自分が、戦場に出ることの意味――それを、明日、問われる。
「……いいのかな、これで」
小さく零した言葉に、別の足音が重なった。
「よくないでしょ、普通に考えて。男がバイオギア着て前線とか、前代未聞だし」
声の主はしずくだった。
黒いスポーツパーカーの裾から、訓練帰りらしいスーツのラインが覗く。
その瞳は、挑発的で――でも、どこか心配している。
「でも、文哉くんがやるって言ったんでしょ。だったら、止めない。私は信じるよ」
「……ありがと。しずく」
しずくは、機体の隣に並ぶように立つ。
「……これ、君のギア?」
「うん。〈アカツキ=バーンブレイカー〉。試作型の“適合因子応用機体”らしい。構造も制御方式も、既存のギアとは違うんだって」
「ふぅん……確かに、他のと雰囲気が全然違う」
しずくがそう呟いたのは、単なる外観だけの話じゃなかった。
――赤い。それも、狂おしいほどに。
禍々しい〈オブシディアン=ヴェノム〉が“毒と業”を纏う存在ならば、
〈バーンブレイカー〉は“焔と意思”の塊だった。
「私の〈ヴェノム〉も……似てるの。形じゃなくて、“出所”が。
このギアも、きっと“まともな作られ方”じゃないよね?」
文哉は驚いた顔で彼女を見る。
だがしずくは、軽く肩をすくめただけだった。
「私のギア、作られた目的が“人の感情を刺激し、闇に染める”って設計なの。
元は対ヒューマン心理干渉兵器として計画されてたって噂もあるくらい」
「……そんなもの、どうして使えるんだ」
「文哉くんも同じでしょ。
“男だから使っちゃいけない”とか、“異常だ”とか言われてる中で、
それでも戦おうってするのって――普通じゃないよね?」
文哉は、言葉を失った。
「でも、私はね。あの毒を……“毒”のままにはしたくなかった」
しずくは拳を開き、握り直した。
彼女の中で燃えていたのは、感情だった。
「たとえ誰かに“似合わない”って言われても、
私はこれで、大切な人を守りたい。
誰かの心を壊すためじゃなくて、支えるために、使いたい」
文哉はその言葉に、初めて“覚悟”の匂いを感じた。
だからこそ、自分も答えなければいけなかった。
「……俺も、似てるかもしれない」
彼は視線をバーンブレイカーへと向けた。
「確かに、男が戦うのは異常だと思う。……守られるべきなのも、分かってる。
でも俺は、目の前で誰かが傷つくのを、もう見たくない」
短く息を吸い、吐く。
「守られることに、慣れたくないんだ。
――誰かの背中で、何もできないまま、震えてるだけの俺でいたくない」
その一言に、しずくの瞳が静かに揺れる。
(あの時、文哉くんは――自分のことより、誰かのことを考えてた)
だからこそ、彼はこの“焔”を選んだ。
その魂が燃えるのは、戦うためじゃない。
“守りたい”という願いを、“行動”に変えるため。
しずくは笑った。ほんの少し、優しく。
「じゃあ……その焔、私が証人になってあげる。
明日、隣に立って、戦って。
誰かが『男のくせに』って言ったら、私が一番にブッ飛ばすから」
「はは……頼もしいな」
格納庫に、ふたりの笑い声が重なった。
赤い炎と、黒い毒。
正反対に見えるそれらが、互いの想いを映して、共鳴していく。
――そして翌日。
文哉は、“異常”と呼ばれながらも、戦場に立った。
しずくは、“毒”の力を自分のものにして、隣を飛んだ。
文哉の駆る〈アカツキ=バーンブレイカー〉が、青白い火花を散らして敵性ターゲットを斬り裂く。全身を覆う紅蓮の装甲から、怒涛の熱圧が広がった。瞬時に展開された炎熱防壁が、敵機の反撃を完全に遮断する。
「……この感覚、やっと、戻ってきた」
文哉の声は、戦場の緊張の中でも、穏やかな実感を伴っていた。
ここまで来るのは、長かった。
守れなかった命。焼ける空。誰かが自分の代わりに傷ついた記憶。
あのとき、確かに自分は“ただ守られる存在”だった。
けれど今――自分は戦える。共に並び、同じ場所で、誰かを守れる。
「文哉、左後方、囲まれてるよ!」
「わかってる、ありがとう!」
背後からしずくの〈オブシディアン=ヴェノム〉が、黒煙をまとう翼で急接近。しなやかで妖艶な動きで、追撃を捌く。
「やっぱ、戦場で見ると頼もしいじゃん、文哉くん!」
「そっちもな!」
同時に別エリアでは、真帆の〈ファム=ヘヴィリオン〉が、静かな“怒り”を宿した光弾を撃ち放っていた。普段はおとなしい彼女の戦闘スタイルは、極めて精密で冷静、そして――感情の臨界点を超えたときにだけ“爆発”する。
その瞬間だった。
〈ファム=ヘヴィリオン〉の両肩装甲が開き、超高圧粒子砲〈シェル・パルティータ〉が展開された。光と音が収束し、撃ち出された一閃が、演習空間を割るように閃く。
「――これが、私の“怒り”」
静かな声が通信に乗って届いた。だがその言葉の裏にあるものは、今まで彼女が抑え続けてきた、叫びにも似た感情の爆発だった。
(あのとき、守れなかった。絵を描くことしかできなかった。今は――)
彼女の砲撃は直撃し、敵ターゲットの中核装置を破壊した。
それが、演習の“勝利”を告げる瞬間だった。
✿✿✿✿
訓練後の控え室。シャワーの音が遠くから微かに響くなか、文哉はスポーツドリンクを飲みながらベンチに腰かけていた。
「やっと、って感じだったな……」
ぼそっとこぼれた言葉に、そっと影が近づく。
「……やっと吹っ切れたんだ。おめでと、文哉」
振り返ると、そこには――真帆がいた。
薄紅の髪は少し湿っており、控えめな制服の胸元から、まだ温かさの残る空気がにじむ。手にはスケッチブック。だが今は、それを開かず、彼女はただ、文哉を見つめていた。
「さっきの戦い、すごかった。……ちゃんと、前に進んでるって思った」
「ありがとう、真帆」
「でも……ちょっとだけ悔しい」
彼女はそう言って、少し頬を膨らませた。
「え?」
「……今日の演習、私も結構頑張ったのに……一番カッコよかったの、文哉くんだったから」
笑いながらそう言う真帆の顔は、いつもよりずっと柔らかくて、嬉しそうで――どこか寂しげでもあった。
文哉はゆっくりと立ち上がり、彼女の頭にそっと手を置いた。
「それは、お互い様でしょ。みんな、ちゃんと見てたよ」
真帆は、その手に目を閉じるようにもたれかかった。
(もう、後悔しない。もう、自分を責めたりしない)
その穏やかな時間は、きっと短い。でも、確かに残る。
✿✿✿✿
後日、記録映像で今回の演習を見返す生徒たちの間では、“三人娘と謎の紅蓮機体の連携”が大きな話題となっていた。
中でも注目されたのは、真帆の“感情砲”と名付けられた〈シェル・パルティータ〉の一撃。
梨羽がモニター越しにそれを見ながら、頬杖をついて笑った。
「……こりゃ、のんびりしてらんないね。真帆も、しずくも、マジだった」
そして彼女も、ふっと顔を伏せながら呟いた。
「――でも、一番に隣にいるのは、私がもらうからね。文哉」
夕陽が差す学園の廊下を、歩いていく影。
それはまだ、結末の見えない物語の中――でも、確かに“未来”を歩もうとする者たちの姿だった。
訓練用格納庫の奥、静まり返った通路を一人の少年が歩いていた。
文哉――この世界で稀少な“男性”でありながら、明日、戦場に立つ者。
バイオギア〈アカツキ=バーンブレイカー〉は、格納ベッドの上で静かに眠っていた。
その機体は紅蓮の鎧を思わせる光沢を持ち、背部のマルチブースターには脈動する熱源が収まっている。
見る者の胸を打つのは、その「異物性」だ。
――どこか、他のギアとは違う。
構造設計からして、女性向けに最適化された他のギア群とは別種の存在。
それはまるで、この世界に対する“異議申し立て”のようだった。
文哉は無意識に拳を握る。
男である自分が、戦場に出ることの意味――それを、明日、問われる。
「……いいのかな、これで」
小さく零した言葉に、別の足音が重なった。
「よくないでしょ、普通に考えて。男がバイオギア着て前線とか、前代未聞だし」
声の主はしずくだった。
黒いスポーツパーカーの裾から、訓練帰りらしいスーツのラインが覗く。
その瞳は、挑発的で――でも、どこか心配している。
「でも、文哉くんがやるって言ったんでしょ。だったら、止めない。私は信じるよ」
「……ありがと。しずく」
しずくは、機体の隣に並ぶように立つ。
「……これ、君のギア?」
「うん。〈アカツキ=バーンブレイカー〉。試作型の“適合因子応用機体”らしい。構造も制御方式も、既存のギアとは違うんだって」
「ふぅん……確かに、他のと雰囲気が全然違う」
しずくがそう呟いたのは、単なる外観だけの話じゃなかった。
――赤い。それも、狂おしいほどに。
禍々しい〈オブシディアン=ヴェノム〉が“毒と業”を纏う存在ならば、
〈バーンブレイカー〉は“焔と意思”の塊だった。
「私の〈ヴェノム〉も……似てるの。形じゃなくて、“出所”が。
このギアも、きっと“まともな作られ方”じゃないよね?」
文哉は驚いた顔で彼女を見る。
だがしずくは、軽く肩をすくめただけだった。
「私のギア、作られた目的が“人の感情を刺激し、闇に染める”って設計なの。
元は対ヒューマン心理干渉兵器として計画されてたって噂もあるくらい」
「……そんなもの、どうして使えるんだ」
「文哉くんも同じでしょ。
“男だから使っちゃいけない”とか、“異常だ”とか言われてる中で、
それでも戦おうってするのって――普通じゃないよね?」
文哉は、言葉を失った。
「でも、私はね。あの毒を……“毒”のままにはしたくなかった」
しずくは拳を開き、握り直した。
彼女の中で燃えていたのは、感情だった。
「たとえ誰かに“似合わない”って言われても、
私はこれで、大切な人を守りたい。
誰かの心を壊すためじゃなくて、支えるために、使いたい」
文哉はその言葉に、初めて“覚悟”の匂いを感じた。
だからこそ、自分も答えなければいけなかった。
「……俺も、似てるかもしれない」
彼は視線をバーンブレイカーへと向けた。
「確かに、男が戦うのは異常だと思う。……守られるべきなのも、分かってる。
でも俺は、目の前で誰かが傷つくのを、もう見たくない」
短く息を吸い、吐く。
「守られることに、慣れたくないんだ。
――誰かの背中で、何もできないまま、震えてるだけの俺でいたくない」
その一言に、しずくの瞳が静かに揺れる。
(あの時、文哉くんは――自分のことより、誰かのことを考えてた)
だからこそ、彼はこの“焔”を選んだ。
その魂が燃えるのは、戦うためじゃない。
“守りたい”という願いを、“行動”に変えるため。
しずくは笑った。ほんの少し、優しく。
「じゃあ……その焔、私が証人になってあげる。
明日、隣に立って、戦って。
誰かが『男のくせに』って言ったら、私が一番にブッ飛ばすから」
「はは……頼もしいな」
格納庫に、ふたりの笑い声が重なった。
赤い炎と、黒い毒。
正反対に見えるそれらが、互いの想いを映して、共鳴していく。
――そして翌日。
文哉は、“異常”と呼ばれながらも、戦場に立った。
しずくは、“毒”の力を自分のものにして、隣を飛んだ。
文哉の駆る〈アカツキ=バーンブレイカー〉が、青白い火花を散らして敵性ターゲットを斬り裂く。全身を覆う紅蓮の装甲から、怒涛の熱圧が広がった。瞬時に展開された炎熱防壁が、敵機の反撃を完全に遮断する。
「……この感覚、やっと、戻ってきた」
文哉の声は、戦場の緊張の中でも、穏やかな実感を伴っていた。
ここまで来るのは、長かった。
守れなかった命。焼ける空。誰かが自分の代わりに傷ついた記憶。
あのとき、確かに自分は“ただ守られる存在”だった。
けれど今――自分は戦える。共に並び、同じ場所で、誰かを守れる。
「文哉、左後方、囲まれてるよ!」
「わかってる、ありがとう!」
背後からしずくの〈オブシディアン=ヴェノム〉が、黒煙をまとう翼で急接近。しなやかで妖艶な動きで、追撃を捌く。
「やっぱ、戦場で見ると頼もしいじゃん、文哉くん!」
「そっちもな!」
同時に別エリアでは、真帆の〈ファム=ヘヴィリオン〉が、静かな“怒り”を宿した光弾を撃ち放っていた。普段はおとなしい彼女の戦闘スタイルは、極めて精密で冷静、そして――感情の臨界点を超えたときにだけ“爆発”する。
その瞬間だった。
〈ファム=ヘヴィリオン〉の両肩装甲が開き、超高圧粒子砲〈シェル・パルティータ〉が展開された。光と音が収束し、撃ち出された一閃が、演習空間を割るように閃く。
「――これが、私の“怒り”」
静かな声が通信に乗って届いた。だがその言葉の裏にあるものは、今まで彼女が抑え続けてきた、叫びにも似た感情の爆発だった。
(あのとき、守れなかった。絵を描くことしかできなかった。今は――)
彼女の砲撃は直撃し、敵ターゲットの中核装置を破壊した。
それが、演習の“勝利”を告げる瞬間だった。
✿✿✿✿
訓練後の控え室。シャワーの音が遠くから微かに響くなか、文哉はスポーツドリンクを飲みながらベンチに腰かけていた。
「やっと、って感じだったな……」
ぼそっとこぼれた言葉に、そっと影が近づく。
「……やっと吹っ切れたんだ。おめでと、文哉」
振り返ると、そこには――真帆がいた。
薄紅の髪は少し湿っており、控えめな制服の胸元から、まだ温かさの残る空気がにじむ。手にはスケッチブック。だが今は、それを開かず、彼女はただ、文哉を見つめていた。
「さっきの戦い、すごかった。……ちゃんと、前に進んでるって思った」
「ありがとう、真帆」
「でも……ちょっとだけ悔しい」
彼女はそう言って、少し頬を膨らませた。
「え?」
「……今日の演習、私も結構頑張ったのに……一番カッコよかったの、文哉くんだったから」
笑いながらそう言う真帆の顔は、いつもよりずっと柔らかくて、嬉しそうで――どこか寂しげでもあった。
文哉はゆっくりと立ち上がり、彼女の頭にそっと手を置いた。
「それは、お互い様でしょ。みんな、ちゃんと見てたよ」
真帆は、その手に目を閉じるようにもたれかかった。
(もう、後悔しない。もう、自分を責めたりしない)
その穏やかな時間は、きっと短い。でも、確かに残る。
✿✿✿✿
後日、記録映像で今回の演習を見返す生徒たちの間では、“三人娘と謎の紅蓮機体の連携”が大きな話題となっていた。
中でも注目されたのは、真帆の“感情砲”と名付けられた〈シェル・パルティータ〉の一撃。
梨羽がモニター越しにそれを見ながら、頬杖をついて笑った。
「……こりゃ、のんびりしてらんないね。真帆も、しずくも、マジだった」
そして彼女も、ふっと顔を伏せながら呟いた。
「――でも、一番に隣にいるのは、私がもらうからね。文哉」
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