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4章 国の波乱
第60話 半亜人村2
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広場に着いて、目的の人物にはすぐに会えた。
「すみませーん。俺も交換して欲しいんですけどー」
声をかけるのは、キラリと光を反射する鱗肌をところどころ持ち、爬虫類の尻尾を携えている。
「ん? さっき交換したばっかだと思ったが、いつものと違う奴か?」
「その子達に教えてもらったんですよ。香りの良いやつをね」
「ドライスターか? あれなら余ってるから良いぞ」
そう言って木箱を開いて見せてくれた。
「一種類かと思ったら、他にもあるな」
中には乾燥した実が何種類もある。
ドライスターも3種くらいあるぞ……。
「このドライスターなんですけど、食べられるのはどれですか?」
話すと目が鋭くなった。
「はっはーん? 知ってる奴だったか。そいつは良い物じゃないと交換できないぜ?」
時々シュルシュル音を漏らしながら、嬉しそうに話してくる。
「貴重品でしょうからね。俺も色々持ってるんで、見てもらいましょう」
袋の中を広げて見せる。
しばらく悩んでいたようだが、どうやら果物が好きなんだな。
ドライフルーツが気に入ったみたい。
「こいつにしよう。優しい香りが気に入った。それにかなり甘いだろう?」
そう聞いてくる。
「確かに甘いが、乾燥されて香りは相当減ってるぞ?」
「あまり知られてないが、俺らの鱗人は鼻が効くんだ。十分良い香りだよ」
目を細めてクンクン嗅いでいる。
「そうか。気に入ったなら今ある分は持って行って良いぞ」
「ありがたいな!果物は好物なんだよ。じゃあ俺の手持ちも全部やろう。」
拳2個分の巾着をそのままくれた。
早速中を開けてと。
おっほぉ。
良い香りだこと!
「お前。今相当キモい顔してるぞ」
キモい言うな!
「うっせ! どこで育てようかなぁ。」
「なんだ? 育てるのか?」
「そのつもりだよ」
「それなら山が良いな。暖かめが一番だ。ついでに乾燥してないのもやるよ」
と言って、元の実を放って寄越した。
お礼を言っておく。
暖かい山かぁ。
一つ思い当たるな、そのうち村にも行かないとな。
忘れない内に、やることメモに追加だ。
最近は日記の最後のページをやることのメモ帳にしている。
「面白い物持ってるな」
「日記帳だよ。知り合いから貰ってね。自慢の一品さ」
「それって紙製だろ?山向こうの国で見たことあるよ。変な奴が持ってたな」
面白そうな話だな。
「どんな奴だったんだ?」
「山に籠ってるんだけど、研究者とか言ってたな。自分でも遺跡に行くようだから、それなりに強いんだろう。位置的にはちょうど山向こうの反対側だな」
「山向こうって言うと、獣王国だったかな?そう言えば来いって言われてたっけ。ついでに行ってみるか」
無意識にしゃべってたようだ。
「なんだ行くのか? 会うなら早めのほうが良いぞ。俺が会ったのは10年近く前だから、下手するとくたばってるかもな」
「じゃあ、それもやることに追加だ」
と言ってメモ書きする。
その後も詳しい場所や植物談義を軽くする。
話の最中にふと思った。
最近やることが増えたから一度確認しておいた方が良いよな。
1つ目。
ニールセンへ戻ってダインに会いに行く。
2つ目。
ケープ村でドライスターを植える。
3つ目。
獣王国に行って変な研究者を探す。
ん? バートにも会うんだったっけ。
書いておかないとな。
他にも何個か書いてあったが、×印が付いてたのでやり終わったのだろう。
そんなことを考えていると、「良く育つと良いな。じゃあな」と言って鱗人は去って行った。
俺も戻って色々やらないと……これ以上やること増えるたらまた忘れそうだ。
さっきの家に戻ると扉の前でみんな待っていた。
「遅いのじゃ!」
イアさんがプンプンしている。
「そんなに時間経ってたかな?」
「どのくらいと言われますと、4分の1鐘程でしょうか」
執事さんが教えてくれた。
それだと3時間くらいか?
「そんなに……すみません。では帰りましょうか。」
と言うことで日が暮れる前に帰ることになった。
「では、アルゲン殿によろしく頼む」
「伝えておきます」
俺がいない間にジルさんと案内の女性で何か話し合ってたようだ。
……
…………
今は帰りの道中。
俺もやること増えたのですぐ動きたいと話しておこう。
「イアさん達は、しばらくブルーメンに居ます?」
「薬草類が多いから、住み着くことになるかもしれんのじゃ」
「儂も約束が出来たからのう。しばらく森暮らしかのう」
「そうですか。俺は色々やることあるので、ちょっと飛び回ることになりそうです」
やること多くて面倒だなぁ。
「呼び出し食らっておったのう」
「お主の交友関係だけは、並の貴族以上なのじゃ」
「いいえ。大貴族以上でございます」
「そうかも知れぬのじゃ。この国では、神人教以外は制覇なのじゃ」
勝手に盛り上がってる。
確かに最近は知り合い増えたけどね。
「ノール様は偉大ですわ!」
そこまで言われると照れるなぁ。
「すぐ名前忘れるから、本当はもっと多いんじゃない?」
狼少女。
それは言わなくて良いことじゃ無いか?
「それで?ノールさんはすぐに出かけるの?」
イアさんとジルさんが落ち着くまで、数日居ても良いんだけど。
とか考えていると。
「こっちは気にせんで良いぞ」
「子供達に薬と交換で頼めば良いのじゃ」
「私《わたくし》達もその方が助かりますわ」
どうしよう。忘れそうだし、早めに出るか。
「じゃあ、明日にでも出発しようかな」
「わかった。団員には伝えておくね」
狼少女は団の知り合いが多いのかな?
……
…………
森に戻ると子供達がたくさん待っていた。
「「「「「おかえりー!」」」」」
「「ただいまー」」
少女2人も返事をすると、1人の男児が走ってきてエルザに飛びつく。
「ねえさん! お帰り!」
「ただいまですわ。今日も仕事がんばりました?」
「いっぱい野菜とったよ」
「よしよし」
微笑ましい光景ですなぁ。
と思ってるとエルザがこっちを向いた。
「ノール様ですわ! 明日には出ちゃうそうよ。」
「あどるふ・ぶるーめん! 5さい! のーる様ありがとう!」
めっちゃニコニコ顔だ!
何をありがとうか分からないが、これは受け取るしかないな。
「どういたしましてー」
と言ってしばらく頭を撫でる。
おっといかん。
撫でると賦活する癖がついてるようだ。
「ねえさん! ぼくもやってもらったよ!」
「それは……ちょっと羨ましいですわ」
「なんだ? 撫でて欲しかったのか?」
それならばと撫でてやる。
「ノールさん。そっちじゃなくて賦活だよ」
「ですわ」
なるほど。
手をそのままに賦活をする。
すると、見ていた子達がどんどん集まって、後ろに行列が出来てしまった。
「これは、なんなのじゃ?」
「「「元気になるおまじないだよ!」」」
「ならば、私も最後にやってもらうのじゃ」
イアさん達も最後尾に並んでしまった。
1時間ほどかけてようやく最後まで……。
「ようやく終わりが見えたー」
まずは、執事さん。
腰が弱ってるからそこを強めに。
ジルさんは内臓系かな。
「これは効きますね!」
「食欲が沸くのう!」
最後にイアさん。
「イアさんはどこが疲れてるかな」
「やはり肩こりがひどいのじゃ」
そう言って上着を脱ぐ。
「じゃあ肩ね」
肩に触れて賦活をするが、魔力が邪魔する。
「魔力が邪魔だからちょっと強めるよ」
「うん?」
返事を待たずに気を強める。
すると「パキン!」と一瞬割れるような音が響く。
「ふぅ。結構力使っちゃったよ。疲れ取れました?」
イアさんが見えないな。
どこに居るんだと見回してみるが、居ないな。
「イ、イア様……」
ジルさんどうしたの?
「お主は……返事を待たずに何やってるのじゃー!!!」
「ぐっはぁ」
スネが砕けるー!
「「「ぎゃははは!」」」
子供達は笑ってるが、すごい痛いんだぞ!
「イアさん、ちょー痛いんですけど」
転がってやっと目が合った。
イアさん縮んでる。
30歳くらいだったのが、今では10歳程度に若返った。
「俺は若返りの秘術を会得したのか! なんと恐ろしい」
「違うわ! 私が魔力で変身してたのじゃ! 勝手に剥がしおって。ぶつぶつ」
また怒らせてしまったか。
イアさんが呪文を唱えると魔力を纏《まと》いだした。
すると徐々に大きくなっていき、もとの大人イアさんに戻る。
「ふん。これをやると疲れるのじゃ」
そう言って上着を着直すと、そそくさと森に向かって行った。
「あの人も子供だったのですわ」
「薬師って面白い技持ってるのね。今度のお弟子さんもそうなのかな?」
「エリスか? ちょっと魔術できるみたいだよ」
「それは楽しみね」
「それより、忘れない内に練習ですわ! ノールさんありがとうですわ!」
エルザはそう言うと子供達を引き連れて森に帰って行った。
「驚いたが、ここに居てものう。戻ろうか」
「そうでございますね」
俺は1人残されて佇《たたず》んでいたと思っていたが、両肩に触れるものがある。
「誰か残ってたか」
振り返るとメサとオスクが触手と羽で触れつつ憐れみの念を送ってくる。
「俺は頼まれたからやっただけなのに……なぜなんだぁぁぁぁぁ」
くわっ!
ブルブル!
「そうだな、今日は早く休もう」
「すみませーん。俺も交換して欲しいんですけどー」
声をかけるのは、キラリと光を反射する鱗肌をところどころ持ち、爬虫類の尻尾を携えている。
「ん? さっき交換したばっかだと思ったが、いつものと違う奴か?」
「その子達に教えてもらったんですよ。香りの良いやつをね」
「ドライスターか? あれなら余ってるから良いぞ」
そう言って木箱を開いて見せてくれた。
「一種類かと思ったら、他にもあるな」
中には乾燥した実が何種類もある。
ドライスターも3種くらいあるぞ……。
「このドライスターなんですけど、食べられるのはどれですか?」
話すと目が鋭くなった。
「はっはーん? 知ってる奴だったか。そいつは良い物じゃないと交換できないぜ?」
時々シュルシュル音を漏らしながら、嬉しそうに話してくる。
「貴重品でしょうからね。俺も色々持ってるんで、見てもらいましょう」
袋の中を広げて見せる。
しばらく悩んでいたようだが、どうやら果物が好きなんだな。
ドライフルーツが気に入ったみたい。
「こいつにしよう。優しい香りが気に入った。それにかなり甘いだろう?」
そう聞いてくる。
「確かに甘いが、乾燥されて香りは相当減ってるぞ?」
「あまり知られてないが、俺らの鱗人は鼻が効くんだ。十分良い香りだよ」
目を細めてクンクン嗅いでいる。
「そうか。気に入ったなら今ある分は持って行って良いぞ」
「ありがたいな!果物は好物なんだよ。じゃあ俺の手持ちも全部やろう。」
拳2個分の巾着をそのままくれた。
早速中を開けてと。
おっほぉ。
良い香りだこと!
「お前。今相当キモい顔してるぞ」
キモい言うな!
「うっせ! どこで育てようかなぁ。」
「なんだ? 育てるのか?」
「そのつもりだよ」
「それなら山が良いな。暖かめが一番だ。ついでに乾燥してないのもやるよ」
と言って、元の実を放って寄越した。
お礼を言っておく。
暖かい山かぁ。
一つ思い当たるな、そのうち村にも行かないとな。
忘れない内に、やることメモに追加だ。
最近は日記の最後のページをやることのメモ帳にしている。
「面白い物持ってるな」
「日記帳だよ。知り合いから貰ってね。自慢の一品さ」
「それって紙製だろ?山向こうの国で見たことあるよ。変な奴が持ってたな」
面白そうな話だな。
「どんな奴だったんだ?」
「山に籠ってるんだけど、研究者とか言ってたな。自分でも遺跡に行くようだから、それなりに強いんだろう。位置的にはちょうど山向こうの反対側だな」
「山向こうって言うと、獣王国だったかな?そう言えば来いって言われてたっけ。ついでに行ってみるか」
無意識にしゃべってたようだ。
「なんだ行くのか? 会うなら早めのほうが良いぞ。俺が会ったのは10年近く前だから、下手するとくたばってるかもな」
「じゃあ、それもやることに追加だ」
と言ってメモ書きする。
その後も詳しい場所や植物談義を軽くする。
話の最中にふと思った。
最近やることが増えたから一度確認しておいた方が良いよな。
1つ目。
ニールセンへ戻ってダインに会いに行く。
2つ目。
ケープ村でドライスターを植える。
3つ目。
獣王国に行って変な研究者を探す。
ん? バートにも会うんだったっけ。
書いておかないとな。
他にも何個か書いてあったが、×印が付いてたのでやり終わったのだろう。
そんなことを考えていると、「良く育つと良いな。じゃあな」と言って鱗人は去って行った。
俺も戻って色々やらないと……これ以上やること増えるたらまた忘れそうだ。
さっきの家に戻ると扉の前でみんな待っていた。
「遅いのじゃ!」
イアさんがプンプンしている。
「そんなに時間経ってたかな?」
「どのくらいと言われますと、4分の1鐘程でしょうか」
執事さんが教えてくれた。
それだと3時間くらいか?
「そんなに……すみません。では帰りましょうか。」
と言うことで日が暮れる前に帰ることになった。
「では、アルゲン殿によろしく頼む」
「伝えておきます」
俺がいない間にジルさんと案内の女性で何か話し合ってたようだ。
……
…………
今は帰りの道中。
俺もやること増えたのですぐ動きたいと話しておこう。
「イアさん達は、しばらくブルーメンに居ます?」
「薬草類が多いから、住み着くことになるかもしれんのじゃ」
「儂も約束が出来たからのう。しばらく森暮らしかのう」
「そうですか。俺は色々やることあるので、ちょっと飛び回ることになりそうです」
やること多くて面倒だなぁ。
「呼び出し食らっておったのう」
「お主の交友関係だけは、並の貴族以上なのじゃ」
「いいえ。大貴族以上でございます」
「そうかも知れぬのじゃ。この国では、神人教以外は制覇なのじゃ」
勝手に盛り上がってる。
確かに最近は知り合い増えたけどね。
「ノール様は偉大ですわ!」
そこまで言われると照れるなぁ。
「すぐ名前忘れるから、本当はもっと多いんじゃない?」
狼少女。
それは言わなくて良いことじゃ無いか?
「それで?ノールさんはすぐに出かけるの?」
イアさんとジルさんが落ち着くまで、数日居ても良いんだけど。
とか考えていると。
「こっちは気にせんで良いぞ」
「子供達に薬と交換で頼めば良いのじゃ」
「私《わたくし》達もその方が助かりますわ」
どうしよう。忘れそうだし、早めに出るか。
「じゃあ、明日にでも出発しようかな」
「わかった。団員には伝えておくね」
狼少女は団の知り合いが多いのかな?
……
…………
森に戻ると子供達がたくさん待っていた。
「「「「「おかえりー!」」」」」
「「ただいまー」」
少女2人も返事をすると、1人の男児が走ってきてエルザに飛びつく。
「ねえさん! お帰り!」
「ただいまですわ。今日も仕事がんばりました?」
「いっぱい野菜とったよ」
「よしよし」
微笑ましい光景ですなぁ。
と思ってるとエルザがこっちを向いた。
「ノール様ですわ! 明日には出ちゃうそうよ。」
「あどるふ・ぶるーめん! 5さい! のーる様ありがとう!」
めっちゃニコニコ顔だ!
何をありがとうか分からないが、これは受け取るしかないな。
「どういたしましてー」
と言ってしばらく頭を撫でる。
おっといかん。
撫でると賦活する癖がついてるようだ。
「ねえさん! ぼくもやってもらったよ!」
「それは……ちょっと羨ましいですわ」
「なんだ? 撫でて欲しかったのか?」
それならばと撫でてやる。
「ノールさん。そっちじゃなくて賦活だよ」
「ですわ」
なるほど。
手をそのままに賦活をする。
すると、見ていた子達がどんどん集まって、後ろに行列が出来てしまった。
「これは、なんなのじゃ?」
「「「元気になるおまじないだよ!」」」
「ならば、私も最後にやってもらうのじゃ」
イアさん達も最後尾に並んでしまった。
1時間ほどかけてようやく最後まで……。
「ようやく終わりが見えたー」
まずは、執事さん。
腰が弱ってるからそこを強めに。
ジルさんは内臓系かな。
「これは効きますね!」
「食欲が沸くのう!」
最後にイアさん。
「イアさんはどこが疲れてるかな」
「やはり肩こりがひどいのじゃ」
そう言って上着を脱ぐ。
「じゃあ肩ね」
肩に触れて賦活をするが、魔力が邪魔する。
「魔力が邪魔だからちょっと強めるよ」
「うん?」
返事を待たずに気を強める。
すると「パキン!」と一瞬割れるような音が響く。
「ふぅ。結構力使っちゃったよ。疲れ取れました?」
イアさんが見えないな。
どこに居るんだと見回してみるが、居ないな。
「イ、イア様……」
ジルさんどうしたの?
「お主は……返事を待たずに何やってるのじゃー!!!」
「ぐっはぁ」
スネが砕けるー!
「「「ぎゃははは!」」」
子供達は笑ってるが、すごい痛いんだぞ!
「イアさん、ちょー痛いんですけど」
転がってやっと目が合った。
イアさん縮んでる。
30歳くらいだったのが、今では10歳程度に若返った。
「俺は若返りの秘術を会得したのか! なんと恐ろしい」
「違うわ! 私が魔力で変身してたのじゃ! 勝手に剥がしおって。ぶつぶつ」
また怒らせてしまったか。
イアさんが呪文を唱えると魔力を纏《まと》いだした。
すると徐々に大きくなっていき、もとの大人イアさんに戻る。
「ふん。これをやると疲れるのじゃ」
そう言って上着を着直すと、そそくさと森に向かって行った。
「あの人も子供だったのですわ」
「薬師って面白い技持ってるのね。今度のお弟子さんもそうなのかな?」
「エリスか? ちょっと魔術できるみたいだよ」
「それは楽しみね」
「それより、忘れない内に練習ですわ! ノールさんありがとうですわ!」
エルザはそう言うと子供達を引き連れて森に帰って行った。
「驚いたが、ここに居てものう。戻ろうか」
「そうでございますね」
俺は1人残されて佇《たたず》んでいたと思っていたが、両肩に触れるものがある。
「誰か残ってたか」
振り返るとメサとオスクが触手と羽で触れつつ憐れみの念を送ってくる。
「俺は頼まれたからやっただけなのに……なぜなんだぁぁぁぁぁ」
くわっ!
ブルブル!
「そうだな、今日は早く休もう」
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