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6章 不老者とクラス召喚
第102話 強制訓練2
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鳥が鳴き始めたころ、あおい君が起きてきた。
「おはようございます」
目を擦りながら、猫背でもったり動いている。
まだ疲れが取れてないようなので、背中を賦活マッサージしてあげる。
「あぁ、かなり楽になりました。もしかしてマッサージの仕事されてたんですか?」
「確かにマッサージはよく頼まれるな」
(ロック鳥とかモコズとか)
残り3人も起きてきた。
こっちはもっとヒドイ。
部屋が感想してたのか、唇がカサカサで若干咳までしている。
「先生、クマさんがいるよ」
「トモエさんもボサボサだよ」
「あ。ノールさんおはようございます。おかげで少しは寝れました」
その顔で言われても説得力ないよ。
とりあえず、背中だけ軽くマッサージする。
「おぉ。あおい君の言った通りプロは違うね」
「私も!」
「先生も頼みたいです」
マッサージを終えた後は、直接厨房へ向かう。
先生とトモエさんは食堂に行くと言って別れた。
「カオルさんとあおい君は良いの?」
首を振るだけで何も言わない。
まぁ、良いか。
メイドさんを見つけて声を掛ける。
「何か御用でしょうか」
こいつも見下し感が強いな。
懐からチラチラと水晶を見せつつ道案内と口利きの交渉だ。
これでイチコロよ。
「あんなのどこに隠してたんですか?」
「あおい君。時にはミステリーな部分もあると良いんだよ」
「あ、そうですか」
この子達には、全く響かなかったようだ。
厨房に到着すると、メイドが料理人に話しかける。
「最下位勇者がこっちで食べたいと言いまして」
「こっちて、厨房横か?」
料理人が怪訝な顔をするので、理由を伝えておく。
「そうなんです。せっかくなので出来立てを食べたくて」
「こいつらが最下位?」
「そうですよ。私はここまでです。あとはあなた次第よ」
あのメイドは帰るのも早いな。
とにかく料理人と交渉だな。
「豆スープですけど、美味しかったのに冷めちゃっててね」
「そっか。片付け楽だから良いけどな」
そう言って取りに行こうとするのは少し止めた。
「せっかくなので、これをどうぞ」
「これは! 料理長! これを」
ちらちらと様子を見てた料理長が渡した香辛料を眺める。
「面白い物持ってるじゃねーか。3人に魚出してやれ」
「あ、俺は野菜が良いです」
ビタミンを補給したい気分なんだ。
「うまいねー。やっぱ厨房来て正解だよ」
「さっきは何を渡してたんですか?」
巾着から取り出して渡す。
「これってシナモン?」
「カオルちゃん知ってるの?」
「ええ。料理で使ったことあるけど、良く持ち歩いてましたね」
「好きなんだよ。それより早く食べよう」
食べ終わったら、料理長に夕飯も来ると伝えて訓練場へ向かう。
食堂へ言った2人は、すでにくたびれている。
何があったか知らんが、お疲れ様だな。
「お前らが最下位か。俺が扱《しご》いてやる」
「昨日の教官はどうしたんですか?」
教官の指す方で別の生徒を教えている。
「色んな教官に教わった方が良いと勇者が言ってな。定期的に交代することになった。だが、お前らに教えてもなぁ。模擬戦でもするか」
ニタニタ笑っていじめる気まんまんじゃねーか。
ここの兵士はまともな奴いないのか?
戦ったことすらないと言っても、慣れると言って取り合わない。
おまけに先生を指名してるし、こいつは何がしたいんだ。
「良いでしょう。私がやります。その代わり生徒には手を出さないでください」
「へっへっへ。良いぜ」
教官は子供を相手にするように、先生をいなしていく。
転んでは立ち上がり、何度向かってもヘッポコ平手は当たらない。
そこに勇者君がやってきた。
「なんで君達は止めないんだ!」
「なんでって言ってもなぁ。先生がやるって言ったし」
「あれじゃあ、イジメじゃないか!」
「なぶってはいるな。止めたいなら君が行けば良いが、あまりお勧めしない」
それを聞いて即座に止めに入ると、教官も勇者には強く言えないようで、そこで止める。
他の子達に介抱されて横たわってるけど、もうダメかもしれないな。
「先生はがんばったんだ! お前もやってみせろ!」
「そうだそうだ!」
「やれー!」
どんな経緯でそうなのかわからんが、やってみよう。
「お前は逃げられそうにないな。へへへ」
教官の右ストレートをもろに食らった。
フリをして、城壁まで吹き飛ばされる。
「ぐほぉ! ま、まだだ」
周りの人達が驚いている。
「「「「え?」」」」
「あれヤバくない?」
「死んじゃうよ」
「な、なんだ。根性あるじゃねーか!」
戻ってきた俺を、今度はアッパーで打ち上げようとするがダメだ。
うまく当たった。
フリで同じ城壁にぶち当たる。
今度は城壁を壊しつつ。
「ま、まひゃひゃ」
「あの教官殺す気だ」
「昨日、私達に教えてた人だよね」
「も、もう良い! やめろ!」
「ゆうひゃ君がやらないとって、きょうへいしへ」
「そんなこと言ってない!」
騒ぎを聞きつけた兵士達が集まってくる。
「誰が城壁壊したんだ!出てこい!」
みんなの反応は早い。
「「「「「あの教官です。」」」」」
「お前。明日から半年間鉱山警備だ!」
「いやだぁぁぁぁ!」
「取り押さえろー!」
ふふん。
俺の演技勝ちだな。
「ノールさん。これケチャップですか?」
「さすが変装士あおい君。君も覚えておくと良い。戦ったら負けなのだよ」
「それなら、戦ったノールさんも負けですよ」
言われた通りだ。
「ふふ。先生を労ってあげましょう。それと、僕は城を出ることにします」
それが良い。
残っても今回みたいなことが続くんだ。
先生は寝ているので、それ以外で厨房へ向かった。
「1人増えちゃいました」
「良い物貰ったからな、10人増えても1週間は出せるぜ。ちなみに、王弟様が喜んでな。これも渡しておけってさ」
巾着に銀貨がそこそこ入ってる。
「ありがとう。王弟様に感謝します」
うまい飯と貰った銀貨を数枚ずつ分けた。
街で暮らすなら必要になると言って、遠慮しても渡した。
「先生にごはん持ってってあげようよ」
トモエさんは優しいね。
肉のサンドイッチを貰って、みんなで医務室へ向かった。
…
「声がする。誰かいるのかな?」
「失礼します」
彼女は、確か聖女の人だっけ。
「みんなもいらっしゃい。明石さんがお見舞いに来てくれたの」
「回復の魔法が使えないかと思って」
「明石さんの魔法のおかげで、こんなに跳ねても大丈夫です」
「私は戻りますね。みんなもまた明日」
先生よりよっぽど大人っぽく落ち着いてるな。
そんなことを考えてると、その間に持ってきたサンドイッチは渡されていた。
「おいしいです! 黒パンから脱出できたんですね!」
3人が困った顔をしつつ返事する。
「違うよ。ノールさんが料理長と交渉してくれたんだ」
「朝とは比べられない程良かったわ」
「食堂は行きたくないです」
それを聞くと先生も眉尻を下げた。
「そうなの。ノールさんありがとうございます。これからは、私も見守れるようがんばらないと」
出来ないと言った方が良いのか迷う。
他の3人も俯《うつむ》きがちだ。
「どうしたんですか?」
これが最後の機会かと思って、言ってみるか。
「感謝は受け取るけど、城での見守りはもう無理だと思う」
「なんでです!?」
「ここじゃあ、教官との模擬戦が耐えられない人の話は聞かないよ。せめて、傷があっても立ち上がってないと」
俺の言葉に反論しようとするけれど、なかなか出てこない。
「だって、立花がとめちゃって!」
「それを振り切らないといけなかったんだよ。彼の中で先生はもう保護対象だ。そして彼がいない時は、これは言わなくても良いか」
言うことは言った。
言わなくても良かったかもしれないけど、残るなら会うことも無いだろう。
戻って倉庫内でも物色しますかね。
◆ ◆ ◆
「先生。僕はノールさんと城を出るよ」
「私も出ます」
「「え?」」
いきなりだったせいか、先生とトモエさんがビックリしている。
「で、でもみんなと居た方が安全じゃ無いですか?」
「私は安全じゃないわ。たぶんあおい君も」
「なんで」
先生の疑問に若干噤んでいると、トモエさんが話す。
「イジメられてたからよ。知ってて何もしなかったわ」
「トモエちゃん! 本当ですか!? なんてこと」
「だから先に謝っておくね。僕達がいなくなったら、次にイジメられるのは2人だから」
「私も出るわ」
先生はイジメさせないと言おうとしてるんだろうけど、ノールさんの言葉がそれをさせない。
訓練場の教官だけじゃなく、朝の食堂も酷かった。
横を通るだけで、何も出来ないとか立花のフンとか言われてた。
「先生。一緒に行こ? 訓練見ててわかるけど、数日前弱かった子が3mも飛ぶんだよ?私たちが邪魔して怪我させちゃうよ?」
「私は……」
「おはようございます」
目を擦りながら、猫背でもったり動いている。
まだ疲れが取れてないようなので、背中を賦活マッサージしてあげる。
「あぁ、かなり楽になりました。もしかしてマッサージの仕事されてたんですか?」
「確かにマッサージはよく頼まれるな」
(ロック鳥とかモコズとか)
残り3人も起きてきた。
こっちはもっとヒドイ。
部屋が感想してたのか、唇がカサカサで若干咳までしている。
「先生、クマさんがいるよ」
「トモエさんもボサボサだよ」
「あ。ノールさんおはようございます。おかげで少しは寝れました」
その顔で言われても説得力ないよ。
とりあえず、背中だけ軽くマッサージする。
「おぉ。あおい君の言った通りプロは違うね」
「私も!」
「先生も頼みたいです」
マッサージを終えた後は、直接厨房へ向かう。
先生とトモエさんは食堂に行くと言って別れた。
「カオルさんとあおい君は良いの?」
首を振るだけで何も言わない。
まぁ、良いか。
メイドさんを見つけて声を掛ける。
「何か御用でしょうか」
こいつも見下し感が強いな。
懐からチラチラと水晶を見せつつ道案内と口利きの交渉だ。
これでイチコロよ。
「あんなのどこに隠してたんですか?」
「あおい君。時にはミステリーな部分もあると良いんだよ」
「あ、そうですか」
この子達には、全く響かなかったようだ。
厨房に到着すると、メイドが料理人に話しかける。
「最下位勇者がこっちで食べたいと言いまして」
「こっちて、厨房横か?」
料理人が怪訝な顔をするので、理由を伝えておく。
「そうなんです。せっかくなので出来立てを食べたくて」
「こいつらが最下位?」
「そうですよ。私はここまでです。あとはあなた次第よ」
あのメイドは帰るのも早いな。
とにかく料理人と交渉だな。
「豆スープですけど、美味しかったのに冷めちゃっててね」
「そっか。片付け楽だから良いけどな」
そう言って取りに行こうとするのは少し止めた。
「せっかくなので、これをどうぞ」
「これは! 料理長! これを」
ちらちらと様子を見てた料理長が渡した香辛料を眺める。
「面白い物持ってるじゃねーか。3人に魚出してやれ」
「あ、俺は野菜が良いです」
ビタミンを補給したい気分なんだ。
「うまいねー。やっぱ厨房来て正解だよ」
「さっきは何を渡してたんですか?」
巾着から取り出して渡す。
「これってシナモン?」
「カオルちゃん知ってるの?」
「ええ。料理で使ったことあるけど、良く持ち歩いてましたね」
「好きなんだよ。それより早く食べよう」
食べ終わったら、料理長に夕飯も来ると伝えて訓練場へ向かう。
食堂へ言った2人は、すでにくたびれている。
何があったか知らんが、お疲れ様だな。
「お前らが最下位か。俺が扱《しご》いてやる」
「昨日の教官はどうしたんですか?」
教官の指す方で別の生徒を教えている。
「色んな教官に教わった方が良いと勇者が言ってな。定期的に交代することになった。だが、お前らに教えてもなぁ。模擬戦でもするか」
ニタニタ笑っていじめる気まんまんじゃねーか。
ここの兵士はまともな奴いないのか?
戦ったことすらないと言っても、慣れると言って取り合わない。
おまけに先生を指名してるし、こいつは何がしたいんだ。
「良いでしょう。私がやります。その代わり生徒には手を出さないでください」
「へっへっへ。良いぜ」
教官は子供を相手にするように、先生をいなしていく。
転んでは立ち上がり、何度向かってもヘッポコ平手は当たらない。
そこに勇者君がやってきた。
「なんで君達は止めないんだ!」
「なんでって言ってもなぁ。先生がやるって言ったし」
「あれじゃあ、イジメじゃないか!」
「なぶってはいるな。止めたいなら君が行けば良いが、あまりお勧めしない」
それを聞いて即座に止めに入ると、教官も勇者には強く言えないようで、そこで止める。
他の子達に介抱されて横たわってるけど、もうダメかもしれないな。
「先生はがんばったんだ! お前もやってみせろ!」
「そうだそうだ!」
「やれー!」
どんな経緯でそうなのかわからんが、やってみよう。
「お前は逃げられそうにないな。へへへ」
教官の右ストレートをもろに食らった。
フリをして、城壁まで吹き飛ばされる。
「ぐほぉ! ま、まだだ」
周りの人達が驚いている。
「「「「え?」」」」
「あれヤバくない?」
「死んじゃうよ」
「な、なんだ。根性あるじゃねーか!」
戻ってきた俺を、今度はアッパーで打ち上げようとするがダメだ。
うまく当たった。
フリで同じ城壁にぶち当たる。
今度は城壁を壊しつつ。
「ま、まひゃひゃ」
「あの教官殺す気だ」
「昨日、私達に教えてた人だよね」
「も、もう良い! やめろ!」
「ゆうひゃ君がやらないとって、きょうへいしへ」
「そんなこと言ってない!」
騒ぎを聞きつけた兵士達が集まってくる。
「誰が城壁壊したんだ!出てこい!」
みんなの反応は早い。
「「「「「あの教官です。」」」」」
「お前。明日から半年間鉱山警備だ!」
「いやだぁぁぁぁ!」
「取り押さえろー!」
ふふん。
俺の演技勝ちだな。
「ノールさん。これケチャップですか?」
「さすが変装士あおい君。君も覚えておくと良い。戦ったら負けなのだよ」
「それなら、戦ったノールさんも負けですよ」
言われた通りだ。
「ふふ。先生を労ってあげましょう。それと、僕は城を出ることにします」
それが良い。
残っても今回みたいなことが続くんだ。
先生は寝ているので、それ以外で厨房へ向かった。
「1人増えちゃいました」
「良い物貰ったからな、10人増えても1週間は出せるぜ。ちなみに、王弟様が喜んでな。これも渡しておけってさ」
巾着に銀貨がそこそこ入ってる。
「ありがとう。王弟様に感謝します」
うまい飯と貰った銀貨を数枚ずつ分けた。
街で暮らすなら必要になると言って、遠慮しても渡した。
「先生にごはん持ってってあげようよ」
トモエさんは優しいね。
肉のサンドイッチを貰って、みんなで医務室へ向かった。
…
「声がする。誰かいるのかな?」
「失礼します」
彼女は、確か聖女の人だっけ。
「みんなもいらっしゃい。明石さんがお見舞いに来てくれたの」
「回復の魔法が使えないかと思って」
「明石さんの魔法のおかげで、こんなに跳ねても大丈夫です」
「私は戻りますね。みんなもまた明日」
先生よりよっぽど大人っぽく落ち着いてるな。
そんなことを考えてると、その間に持ってきたサンドイッチは渡されていた。
「おいしいです! 黒パンから脱出できたんですね!」
3人が困った顔をしつつ返事する。
「違うよ。ノールさんが料理長と交渉してくれたんだ」
「朝とは比べられない程良かったわ」
「食堂は行きたくないです」
それを聞くと先生も眉尻を下げた。
「そうなの。ノールさんありがとうございます。これからは、私も見守れるようがんばらないと」
出来ないと言った方が良いのか迷う。
他の3人も俯《うつむ》きがちだ。
「どうしたんですか?」
これが最後の機会かと思って、言ってみるか。
「感謝は受け取るけど、城での見守りはもう無理だと思う」
「なんでです!?」
「ここじゃあ、教官との模擬戦が耐えられない人の話は聞かないよ。せめて、傷があっても立ち上がってないと」
俺の言葉に反論しようとするけれど、なかなか出てこない。
「だって、立花がとめちゃって!」
「それを振り切らないといけなかったんだよ。彼の中で先生はもう保護対象だ。そして彼がいない時は、これは言わなくても良いか」
言うことは言った。
言わなくても良かったかもしれないけど、残るなら会うことも無いだろう。
戻って倉庫内でも物色しますかね。
◆ ◆ ◆
「先生。僕はノールさんと城を出るよ」
「私も出ます」
「「え?」」
いきなりだったせいか、先生とトモエさんがビックリしている。
「で、でもみんなと居た方が安全じゃ無いですか?」
「私は安全じゃないわ。たぶんあおい君も」
「なんで」
先生の疑問に若干噤んでいると、トモエさんが話す。
「イジメられてたからよ。知ってて何もしなかったわ」
「トモエちゃん! 本当ですか!? なんてこと」
「だから先に謝っておくね。僕達がいなくなったら、次にイジメられるのは2人だから」
「私も出るわ」
先生はイジメさせないと言おうとしてるんだろうけど、ノールさんの言葉がそれをさせない。
訓練場の教官だけじゃなく、朝の食堂も酷かった。
横を通るだけで、何も出来ないとか立花のフンとか言われてた。
「先生。一緒に行こ? 訓練見ててわかるけど、数日前弱かった子が3mも飛ぶんだよ?私たちが邪魔して怪我させちゃうよ?」
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