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「それで、何で貴臣なの?」
マッチングで取り敢えず見つけた餌を紹介してねと言われていたので神村さんを紫雨さんの前に連れて行く。
当たり前なのだが物凄く御立腹だ。
「すみません、他に居なかったんです。コウモリさんは嫌だと言うし……」
困った表情をして見せる。
コウモリさんはトバッチリを受けそうだと、どっかに飛んで行ってしまった。
「まぁ、別に良いだろう。紫雨と契約を交わしてる訳じゃ無いし。と、言うか俺は紫雨のパートナーになる予定は無いんだが」
「なにその言い方、じゃあ山田薫くんとパートナーになるって言うわけ!?」
「誰もそんな事言ってないだろう」
神村さんに詰め寄る紫雨さんに困った表情になる神村さん。
「そもそも吸血鬼は自分の餌を他の吸血鬼と共有したりしないの!」
「紫雨の餌扱いするの止めてくれ」
「兎に角、私がお前を餌だと認識してるんだから私の餌なんだよ!」
「仕方ないから飲ませてやってると言うのに、もう紫雨には血をやらん!」
「はぁ!? 私が飲んであげているの!」
二人の言い合いはヒートアップしてしまう。
「喧嘩はやめてください!」
見かねて間に割って入る。
「元はと言えば君が横から入って来て何なんだ。長の餌を新入りが横取りするって何なの!?」
キッと、紫雨さんに睨まれる。
「山田くんは悪く無い。たまたま俺の血が口に合っただけだ。そもそも彼はウチの社員だ。社員の体調管理は俺の務めだろう」
僕を庇う神村さん。
雲行きが余計に悪くなった。
「そんな訳ないだろ! ただの下っ端になんでそこまで肩入れするの!」
「俺の社員に何て事を言うんだ。もうお前とは絶交するぞ」
「ただの狼の癖に!」
「ああ、解ったよ。もう知らないからな!」
見かねて僕が間に入ったばっかりに、より話が拗れてしまった。
どうしよう。
神村さんと紫雨さんの間を裂くつもりなんて無かったのに。
「帰ろう!」
神村さんは僕の腕を掴む。
「えっ、あの……」
このまま本当に帰る気だろうか。
紫雨さん泣きそうに見える。
売り言葉に買い言葉なだけで、絶交したりしたくないだろう。
「泣かないでくださーい!」
何とかしたいと思ったが、神村さんの力が強いので腕を引かれればもう引っ張られるだけだ。
紫雨さんが心配で声を投げかけたが、凄く睨まれた。
余計な事を言ってしまったらしい。
やっぱり僕のコミュ障は筋金入りだ。
マッチングで取り敢えず見つけた餌を紹介してねと言われていたので神村さんを紫雨さんの前に連れて行く。
当たり前なのだが物凄く御立腹だ。
「すみません、他に居なかったんです。コウモリさんは嫌だと言うし……」
困った表情をして見せる。
コウモリさんはトバッチリを受けそうだと、どっかに飛んで行ってしまった。
「まぁ、別に良いだろう。紫雨と契約を交わしてる訳じゃ無いし。と、言うか俺は紫雨のパートナーになる予定は無いんだが」
「なにその言い方、じゃあ山田薫くんとパートナーになるって言うわけ!?」
「誰もそんな事言ってないだろう」
神村さんに詰め寄る紫雨さんに困った表情になる神村さん。
「そもそも吸血鬼は自分の餌を他の吸血鬼と共有したりしないの!」
「紫雨の餌扱いするの止めてくれ」
「兎に角、私がお前を餌だと認識してるんだから私の餌なんだよ!」
「仕方ないから飲ませてやってると言うのに、もう紫雨には血をやらん!」
「はぁ!? 私が飲んであげているの!」
二人の言い合いはヒートアップしてしまう。
「喧嘩はやめてください!」
見かねて間に割って入る。
「元はと言えば君が横から入って来て何なんだ。長の餌を新入りが横取りするって何なの!?」
キッと、紫雨さんに睨まれる。
「山田くんは悪く無い。たまたま俺の血が口に合っただけだ。そもそも彼はウチの社員だ。社員の体調管理は俺の務めだろう」
僕を庇う神村さん。
雲行きが余計に悪くなった。
「そんな訳ないだろ! ただの下っ端になんでそこまで肩入れするの!」
「俺の社員に何て事を言うんだ。もうお前とは絶交するぞ」
「ただの狼の癖に!」
「ああ、解ったよ。もう知らないからな!」
見かねて僕が間に入ったばっかりに、より話が拗れてしまった。
どうしよう。
神村さんと紫雨さんの間を裂くつもりなんて無かったのに。
「帰ろう!」
神村さんは僕の腕を掴む。
「えっ、あの……」
このまま本当に帰る気だろうか。
紫雨さん泣きそうに見える。
売り言葉に買い言葉なだけで、絶交したりしたくないだろう。
「泣かないでくださーい!」
何とかしたいと思ったが、神村さんの力が強いので腕を引かれればもう引っ張られるだけだ。
紫雨さんが心配で声を投げかけたが、凄く睨まれた。
余計な事を言ってしまったらしい。
やっぱり僕のコミュ障は筋金入りだ。
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