異世界魔剣士タイムトラベラーは異世界転移を繰り返して最弱でしたが特殊能力が開花します

三毛猫

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消えた魔王

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「東の門!陥落しました!」

反魔王国軍の勢いは凄かった。というのも俺と翔吾とシャーナが強すぎて勢いが止まらなかった。

10万以上いた魔物が僅か1か月あまりで半分以下になった。


あっという間に魔王城まで辿り着いた。
そして魔王がいる王の間に入った時には魔王は消えていた。
そして世界の理を壊す秘薬だけが王の間に残っていた。

ガラスのような透き通った小瓶に黄金に輝く液体は入っていた。

それをリデニア国に持ち帰り、神村先輩の墓を掘り起こし、墓の棺の骨に垂らした瞬間、神村先輩は元の姿に戻り蘇った。

俺は先輩を抱きしめ、翔吾は泣いていた。
神村先輩は魔王国に入った時の記憶しか残っておらず、訳が分からないままポカンとしていた。

俺が神村先輩の日記を読んだと言うと意味を理解したのか今度はギュッと強く抱き締められた。



魔王はいなかった。既に亡くなっていたのか、何処かに消えてしまったのか。そのことは不可解だが、リデニア国もその他の国も魔王国滅亡を喜んだ。

女帝リデニアは5代目勇者一行を改めて英雄と讃えた。

その後、俺と神村先輩は馬に乗りシーニア領主の子息と結婚した真帆と再会した。
シーニア領主は亡くなり、現在は真帆の旦那が領主をしていた。
真帆は子宝に恵まれ5人子どもを産み育てている。異世界と元の世界の時間のズレで真帆の方が10歳年上になっていて不思議な感覚だ。

各地を馬で巡り、リデニア国に戻ってきた。
俺と神村先輩はこの地に残り、神村先輩の帰還魔法で翔吾は元の世界に戻るという。

シャーナは・・・。

「そういえば、シャーナの姿は?」

俺が神村先輩に尋ねると

「シャーナって誰?」と返された。

「シャーナって神村先輩が頻繁に連絡してた異世界人の親友」

「親友?私は1人で連司くん達がいた世界に転移したのよ」

「じゃあ、シャーナって一体何者!?」

俺と翔吾、神村は不思議な感覚と言いようがない恐怖に包まれていた。

もしかするとシャーナは消えた魔王だったのか。しかし、魔王国を共に滅ぼした仲間だった。でも嘘をついてまで俺たちと共に異世界転移した理由は未だに謎のままだった。


おわり。

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