異世界魔剣士タイムトラベラーは異世界転移を繰り返して最弱でしたが特殊能力が開花します

三毛猫

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魔剣

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リデニアの街を離れ、ほど近い小さな町でシャーナの冒険者登録を済ませて、町の周辺に出没する魔物を狩って資金を蓄えた。

シャーナのナイフ捌きや身のこなしは一流で俺や翔吾よりも格段に上手い立ち回りをする。まるでアサシンのように物音を立てず魔物を狩っていく。


「ゴブリン10体、蛇みたいな魔物5体にキマイラ3体で小魔石15個と中魔石3つか」

既に張り裂けそうなほど詰まった革の袋を携えてギルドに戻ると魔石からゴールドへ換金する。
ゴールドで食べ物や武器を買い、日々の宿賃に消える。

「あと3日町に滞在して次の町に行こう」

俺の提案で魔物討伐してチームワークを鍛えてから魔王国に向かうことになった。

翌日。昨日と同じ魔物の狩場で6代目勇者一行と鉢合わせた。

「あ!5代目勇者の人だ」

嬉しそうに近づいてくる6代目勇者は朗らかな雰囲気を漂わせている。

「先日は俺達を助けてくれて、ありがとうございました。今日は何か用で?」

「同じ勇者として当然のことをしたまでです。勇者一行として魔物を狩ってレベルアップしようと皆で決めて来ました」

6代目勇者一行と少し離れて同じ狩場で魔物討伐を開始した。

数十分後。
俺たちはゴブリンを21体倒し一休みしていた。

6代目勇者一行が俺たちから見える距離でゴブリン1体を3人で囲んでいる。

「えいやー!」

ゴブリンに剣を斬りかかった6代目勇者の攻撃スピードは一兵卒並みの遅さだった。

なんとか6体のゴブリンを倒した6代目勇者一行は俺たちの前に息を切らしてやって来た。

「見ての通り我々6代目は一般の兵士並みの力量です。勇者というのは名ばかりで3人とも兵士上がりの志願勇者なのです。ですからこの高価で高品質な武器や防具も我々には不釣り合いなのです。どうか受け取って下さい」

6代目勇者一行は防具を脱いで武器と共に俺たちに託した。

「サイズがピッタリだ」
俺は鋼よりも硬い高品質の防具と6代目勇者が使っていた魔剣を手に入れた。

「ありがとー」
翔吾は伸縮性のある軽装備の服と胸当て、ダガーナイフとロッドを手に入れた。

「なかなかいい着心地だ」
シャーナは水着の上から貰った服を着た。


ほぼ下着のみになった6代目勇者一行は俺たちと別れて、そのままリデニア城に戻った。
5代目が6代目の武器や防具カツアゲしたと勘違いした宰相アーヒュウッドが兵士を派遣して5代目勇者一行を討伐しようとしたのは後の話である。





高品質の武器と防具が手に入りリデニア国を早々に出国してオオウシ山脈を通り魔王国に入った。
オオウシ山脈に住むドワーフの話では魔王国南部一帯は10年前から活動する反魔王国軍が支配しているという。

その反魔王国軍のリーダーがシュミルだった。
シュミルと再会し、ザイアスやリネットも健在だった。


「5代目勇者レンジが再び帰ってきた!」

反魔王国軍本部に駐屯していた3万の兵士を前に俺たちを紹介する。

シュミルは全軍を魔王国に向けて前進。
遂に魔王と直接対決する日が近づいてきた。


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