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CHAPTER 9
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2ヶ月前
某国 山岳地帯
その時、彼女は満ち足りていた。
彼女はそこでの暮らしに満足していた。
暖かな陽の光、澄んだ空気と水、柔らかな緑色をした草花と樹木、立ち昇る大地の匂い、そして群れのみんな。
只々そこにあって当たり前のことだった。
その時までは。
パーン!
一発の銃声が響くと、たくさんの人間が現れて彼女たちを追い立てた。
群れのみんなが次々と人間に捕まっていく。
何故? 彼女は自分たちが追いかけ回される理由が分からなかった。
この騒ぎの元凶は密猟であった。
組織的に行われるようになった密猟は、いくら監視を強化しても行われた。
今回たまたまターゲットにされたのが彼女の属する群れであった。
そんな理不尽なことで生活を脅かされては堪らない。
メスではあるが元々勇猛な彼女は反撃の機会を窺っていた。
残念なことだがこの時彼女には運が無かった。
彼女がここぞと狙って体勢を変える為に手を突くと、巧みに隠されていた罠が作動して腕の自由をロープに奪われた。
彼女は罠を外そうと殊更に暴れた。だが悪いことに、暴れたことでかえってロープは絡みつき、彼女の両腕のみならず両脚までもきつくきつく締め上げることになってしまった。
彼女が罠によって拘束されて間も無く、上空にヘリコプターが現れた。それを合図に現れた別の人間たちの介入によって、人間同士が争いを始めた。人間同士の争いは直ぐに収束し、群れの仲間が次々に保護されて戻って来た。だが、逃げ回る中で命を落としたり奪われたりした仲間も戻って来た。
彼女は自分の無力を嘆き、死んでしまった仲間を想って吠え続けた。
何度か人間が近寄って来たが、彼女はそれを許さなかった。
彼女は麻酔薬を投与されても尚、吠え続けた。
その興奮状態は尋常でなく、人間たちは彼女が疲れるのを待つしかなかった。
ややおとなしくなったところで彼女は回収され、治療のため施設に送られた。
施設でも彼女は吠え続けた。
終いには涙も声も枯れ果てて、全身の毛の色が白くなってしまうほどであった。
しかし、彼女を手当てしようと近寄ってきた人間たちにさえ、彼女は怒りをぶつけたので、処置無しで放置される事になってしまった。
絡んだロープもそのままにして放置されてしまった彼女は、冷静さを取り戻した時には、
手足の自由を永遠に失う事になってしまっていた。
それまでの穏やかな時間がもう取り戻せないと彼女が悟るのに、そう時間はかからなかった。
彼女は再び吠えた。今度は自分の身体が自由にならないことに憤って吠えた。
この頃になると、人間たちにも変化が感じられた。
それまで通り掛かると誰かしら自分に声を掛けてきたものだが、今は顔をしかめて足早に通り過ぎていくのだ。
何か匂う。動かない手足が匂う。思い切って身をよじると身体が軽くなった。
だが、何か変だ。群れのオスどもにも引けを取らない自慢の手足を動かしている感覚がない。自然と目が答えを探して動いて、そして今、見つけてしまった。見てしまった。
とても信じられない。腕が、肘から先が千切れて無い。それだけでなく二の腕に残っているのは骨だけだった。若干汁が垂れている。今、千切れたのだ。脚も同様の状態だった。
流石に参った。
ぐったりとして千切れた所からじっとり染み出て床を汚して広がる汁を眺めていると、衛生面に配慮してピカピカに磨かれた床面に映る真っ白い毛並みの仲間と目が合った。久々に仲間に会ったせいか、つい饒舌になってしまい毛繕いなどしてやろうかなんて思ってハッとした。自分の腕と床面の仲間とを何度も繰り返し見比べる。今の自分の姿だと理解した。
この騒ぎで死んだ仲間を思い出して、そして“どうしたらあの状態になれるのか”と考えるようになった。
頭なら動かせると、首を持ち上げては床面に叩き付けた。何度も繰り返してみたが、どうやら死ねそうにない。
そう、初めて考えていた。そうしたいと望んでいた。死にたい・・・と。
星岬技術研究所 本部棟5階営業本部
「なんだってー! 両手足が腐って落ちた?!」
星岬は営業部の電話に出ていた。彼にしては珍しい事ではなくて、むしろ研究所の名物と言ってよい光景であった。
「それで、生きてるのか? 何?! 暴れてる!? それで?」
ふむふむ、と頷きながらミミズがのたくったようなメモ書きをワイシャツの胸ポケットにしまうと、ちょっと出てくる 後は宜しく!と言って、あっという間に行ってしまった。
数時間後 某国 動物保護施設
星岬は旅の疲れなど微塵も感じさせないで施設のスタッフに案内を頼むと、直ぐに彼女を見つけて駆け寄った。
彼女はゴンゴンと後頭部を床面に打ち付けていたが、近づいてくる人間に気が付くと思い出したように吠え出した。
星岬は彼女の前に立つと施設スタッフに檻の鍵を開けるように頼んだ。だが、スタッフは檻の中で暴れる彼女の傷口から飛び散る臭い汁がかかるのを嫌がって近づいて来ない。
鍵を放って寄越させると、星岬はささっと施錠を開放して檻の中に躊躇なく入った。
噛みつかんと激しく暴れる彼女の顔を両手で抑えると話しかけた。
「落ち着け!」
星岬の気迫と眼差しに気圧された彼女はふうふう云いながら徐々に静かになった。
「よし、いい子だ。傷を見せてもらうよ。」
ポケットからペンライトを取り出すと傷口を確認した。どうやら絡んだロープがたまたま四肢をうまい具合に止血したことによりこの状態になったようだ。本体側は傷口が上手く乾燥せず塞がっていないようだ。
全体を見る。やつれた感じは否めないが、大丈夫。星岬は“いける”と判断した。
施設長を呼んで貰って早速交渉に入る。
何を交渉したのかというと、先ず“この野生動物は誰のものか?”から入って“所有者申請”を行ない所有権を取得。この時、彼女の状態とこれまでの経緯を巧みに使って彼女を死体扱いにしてしまったことは、後に賛否を分けて議論を呼ぶことになるかもしれないが、何であれ、ここまで全て人間の勝手な都合に巻き込んでしまった結果なのだ。せめてこれからは彼女の好きにできるようにしてやりたいと、星岬は考えていた。
さて、ここまでの書類上の問題を僅か2時間と“事務手数料”だけでキッチリと片付けると、もう星岬は止められない。
施設長と施設スタッフたちに礼を言うと手荷物にするには大きなジュラルミンケースを携えて、彼女のもとへ急ぐ。
施設スタッフから声がかかる。
「時間が来たら閉める規則ですので」
「残業する趣味はない、のだよ。」
ニヒルに返すと星岬は一人でドアの向こうに消えた。
「死にかけのゴリラをどうしようというんだ?」
「死なせない約束だ。だから彼に協力した。」
そう言うと施設長は手首をひらひらさせて施設スタッフを仕事に戻した。
某国 山岳地帯
その時、彼女は満ち足りていた。
彼女はそこでの暮らしに満足していた。
暖かな陽の光、澄んだ空気と水、柔らかな緑色をした草花と樹木、立ち昇る大地の匂い、そして群れのみんな。
只々そこにあって当たり前のことだった。
その時までは。
パーン!
一発の銃声が響くと、たくさんの人間が現れて彼女たちを追い立てた。
群れのみんなが次々と人間に捕まっていく。
何故? 彼女は自分たちが追いかけ回される理由が分からなかった。
この騒ぎの元凶は密猟であった。
組織的に行われるようになった密猟は、いくら監視を強化しても行われた。
今回たまたまターゲットにされたのが彼女の属する群れであった。
そんな理不尽なことで生活を脅かされては堪らない。
メスではあるが元々勇猛な彼女は反撃の機会を窺っていた。
残念なことだがこの時彼女には運が無かった。
彼女がここぞと狙って体勢を変える為に手を突くと、巧みに隠されていた罠が作動して腕の自由をロープに奪われた。
彼女は罠を外そうと殊更に暴れた。だが悪いことに、暴れたことでかえってロープは絡みつき、彼女の両腕のみならず両脚までもきつくきつく締め上げることになってしまった。
彼女が罠によって拘束されて間も無く、上空にヘリコプターが現れた。それを合図に現れた別の人間たちの介入によって、人間同士が争いを始めた。人間同士の争いは直ぐに収束し、群れの仲間が次々に保護されて戻って来た。だが、逃げ回る中で命を落としたり奪われたりした仲間も戻って来た。
彼女は自分の無力を嘆き、死んでしまった仲間を想って吠え続けた。
何度か人間が近寄って来たが、彼女はそれを許さなかった。
彼女は麻酔薬を投与されても尚、吠え続けた。
その興奮状態は尋常でなく、人間たちは彼女が疲れるのを待つしかなかった。
ややおとなしくなったところで彼女は回収され、治療のため施設に送られた。
施設でも彼女は吠え続けた。
終いには涙も声も枯れ果てて、全身の毛の色が白くなってしまうほどであった。
しかし、彼女を手当てしようと近寄ってきた人間たちにさえ、彼女は怒りをぶつけたので、処置無しで放置される事になってしまった。
絡んだロープもそのままにして放置されてしまった彼女は、冷静さを取り戻した時には、
手足の自由を永遠に失う事になってしまっていた。
それまでの穏やかな時間がもう取り戻せないと彼女が悟るのに、そう時間はかからなかった。
彼女は再び吠えた。今度は自分の身体が自由にならないことに憤って吠えた。
この頃になると、人間たちにも変化が感じられた。
それまで通り掛かると誰かしら自分に声を掛けてきたものだが、今は顔をしかめて足早に通り過ぎていくのだ。
何か匂う。動かない手足が匂う。思い切って身をよじると身体が軽くなった。
だが、何か変だ。群れのオスどもにも引けを取らない自慢の手足を動かしている感覚がない。自然と目が答えを探して動いて、そして今、見つけてしまった。見てしまった。
とても信じられない。腕が、肘から先が千切れて無い。それだけでなく二の腕に残っているのは骨だけだった。若干汁が垂れている。今、千切れたのだ。脚も同様の状態だった。
流石に参った。
ぐったりとして千切れた所からじっとり染み出て床を汚して広がる汁を眺めていると、衛生面に配慮してピカピカに磨かれた床面に映る真っ白い毛並みの仲間と目が合った。久々に仲間に会ったせいか、つい饒舌になってしまい毛繕いなどしてやろうかなんて思ってハッとした。自分の腕と床面の仲間とを何度も繰り返し見比べる。今の自分の姿だと理解した。
この騒ぎで死んだ仲間を思い出して、そして“どうしたらあの状態になれるのか”と考えるようになった。
頭なら動かせると、首を持ち上げては床面に叩き付けた。何度も繰り返してみたが、どうやら死ねそうにない。
そう、初めて考えていた。そうしたいと望んでいた。死にたい・・・と。
星岬技術研究所 本部棟5階営業本部
「なんだってー! 両手足が腐って落ちた?!」
星岬は営業部の電話に出ていた。彼にしては珍しい事ではなくて、むしろ研究所の名物と言ってよい光景であった。
「それで、生きてるのか? 何?! 暴れてる!? それで?」
ふむふむ、と頷きながらミミズがのたくったようなメモ書きをワイシャツの胸ポケットにしまうと、ちょっと出てくる 後は宜しく!と言って、あっという間に行ってしまった。
数時間後 某国 動物保護施設
星岬は旅の疲れなど微塵も感じさせないで施設のスタッフに案内を頼むと、直ぐに彼女を見つけて駆け寄った。
彼女はゴンゴンと後頭部を床面に打ち付けていたが、近づいてくる人間に気が付くと思い出したように吠え出した。
星岬は彼女の前に立つと施設スタッフに檻の鍵を開けるように頼んだ。だが、スタッフは檻の中で暴れる彼女の傷口から飛び散る臭い汁がかかるのを嫌がって近づいて来ない。
鍵を放って寄越させると、星岬はささっと施錠を開放して檻の中に躊躇なく入った。
噛みつかんと激しく暴れる彼女の顔を両手で抑えると話しかけた。
「落ち着け!」
星岬の気迫と眼差しに気圧された彼女はふうふう云いながら徐々に静かになった。
「よし、いい子だ。傷を見せてもらうよ。」
ポケットからペンライトを取り出すと傷口を確認した。どうやら絡んだロープがたまたま四肢をうまい具合に止血したことによりこの状態になったようだ。本体側は傷口が上手く乾燥せず塞がっていないようだ。
全体を見る。やつれた感じは否めないが、大丈夫。星岬は“いける”と判断した。
施設長を呼んで貰って早速交渉に入る。
何を交渉したのかというと、先ず“この野生動物は誰のものか?”から入って“所有者申請”を行ない所有権を取得。この時、彼女の状態とこれまでの経緯を巧みに使って彼女を死体扱いにしてしまったことは、後に賛否を分けて議論を呼ぶことになるかもしれないが、何であれ、ここまで全て人間の勝手な都合に巻き込んでしまった結果なのだ。せめてこれからは彼女の好きにできるようにしてやりたいと、星岬は考えていた。
さて、ここまでの書類上の問題を僅か2時間と“事務手数料”だけでキッチリと片付けると、もう星岬は止められない。
施設長と施設スタッフたちに礼を言うと手荷物にするには大きなジュラルミンケースを携えて、彼女のもとへ急ぐ。
施設スタッフから声がかかる。
「時間が来たら閉める規則ですので」
「残業する趣味はない、のだよ。」
ニヒルに返すと星岬は一人でドアの向こうに消えた。
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