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14章

313 組み立て

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レヴァン 視点

キラティアは細かい場所を磨きその後全体を磨く、磨き方はカグリアの癖がででいる。
手入れ方法はカグリアが教えたのだろう。

ふきふき…

ん?

道具の手入れを終えたキラティアは別の金属の手入れを始めた。
二つ目の型の物だとわかる。
細かいパーツが幾つもあり組み立てる事で何かになるのだろう。
それが武器なのか道具なのかなのかは俺にはわからん。

カチカチカチカチ…

キラティアは磨きながらパーツを組み立て始めた。
数分で出来たのは…ペンギンのかき氷機だった。
何故?と思った束の間、分解して別の物を組み立て直し始めた。
そして出来たのはドラゴンの模型だった。
さっきのペンギンと同じパーツを使っているのにクオリティが違う。
今にも動き…

ぎし…

『グオーーーーーー!!』

「動きやがった!?」

「あきゃ!?」

キラティアも驚いていた。
つまり想定外のことなのだろう。
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