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番外編
番外編 えっ!ついに青春しちゃいます?!ー後編ー
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〈前回のおさらい〉
私、真野めいこ(17)は、彼氏の二階堂ヤマト(17)とついに念願の初キスへと踏み出そうとしている真っ最中なのである。
おさらいおしまい。
__肩に置かれた手に力が入る。
(もしかして、もしかしちゃう??)
__瞳をそっと閉じる二階堂。
(目を閉じた!!やっぱり、キ、キス……だよね)
恥ずかしいけど、嬉しい……。
私も静かに瞳を閉じる。彼の顔が近付く気配がする。顔を少し上向けてみる。
ガシャンッ!!ビシャッ!!
(ひぇ?!冷たいっ!!)
何かが倒れる音が響き、ほぼ同時に私の足元に冷たい何かがかかる感触がした。
驚きながら目を開け足元をみると、テーブルの上に置かれていた飲みかけのカルピスのグラスが倒れ、中身が私の足元にかかっていた。
「め、めいこ、大丈夫?」
「うん。何でだろう。テーブルにぶつけたりしてないのに……」
おかしい。私の足も二階堂の足もテーブルには触れていないはずだ。
ふと、視界に白い塊が見えた気がした。
(カーテンの裏に何か隠れた……)
隠れる瞬間、チラリとだが確かに見えた。
片方の目を瞑り舌をペロッと出す猫の姿を。
“しくじったにゃーん!許してにゃん☆”とでも言いたげな表情のスコ猫を。
(はぁぁーーっ?!あのスコ猫っ!!邪魔猫っ!!あいつ何したのよ!!絶対許さない!出禁、出禁よっ!!)
「めいこ、ホントに大丈夫?何か怒ってる……?」
「……ううん!何でもない!やっぱり私が間違ってテーブルに足をぶつけちゃったのかも。二階堂くんは大丈夫?カルピスかかってない?」
「俺は大丈夫だよ。足、痛くない?」
二階堂が私の足元を見る。かかったカルピスでデニムがびっしょりと濡れて生地が黒く染まっている。
ゴクリと二階堂が唾を飲んだ音が聞こえた……気がした。うん、空耳、空耳。
「ちょっと服着替えてくるね。ごめんね」
「待って……!」
立ち上がろうとした私の手をつかみ、二階堂の身体に引き寄せられる。
(ドキッ……!と言いたいところだけど油断出来ない!)
手を背中に回され、身体をぎゅうと抱きしめられる。私の顔が二階堂の喉元あたりに埋まる。
(イ、イケメンの良い匂いがする……)
二階堂の右手が背中から腰に下りる。
(うん、知ってる!そのまま足を撫で撫でしちゃうんでしょ?)
チュッ
……あれ?私のおでこに何か柔らかな感触が……。
ーーーーーー
【おまけ】
《実録!スコ猫の事件簿》
今日はメイコの部屋に遊びに行くにゃー!
……ん?部屋にはいないにゃ?でもメイコの新鮮な匂いはするにゃ。さっきまで部屋にいたのかにゃ?
一階に降りてみるにゃ!
トコトコトコ
あっちの部屋かにゃ?扉がちょっと開いてるにゃ。
あ!いたにゃ!メイコと……あのちょっと茶色い毛並みはニカイドウくんにゃ!ふむふむ。これはこれからニャンニャンタイムかにゃん?
人間のニャンニャンタイムは見た事が無いにゃ。もっと近くで見てみるにゃ!
トコトコトコ
ガシャンッ!ビシャッ!
に”ゃっ!!テーブルにぶつかったにゃ!痛いにゃ!!
にゃっ!!メイコにバレたにゃ!しくじったにゃーん!許してにゃんっテヘペロ☆
それにしてもニカイドウくんの下半身からメイコの匂いがビッシリするにゃ。何でだにゃ?交尾した匂いは無いのに不思議だにゃー。メイコがマーキングしたのかにゃ?一点集中過ぎてちょっと引くにゃ……。
メイコ!マーキングのし過ぎも程々ににゃー。
また明日遊びに来るにゃ!
ーおしまい☆ー
私、真野めいこ(17)は、彼氏の二階堂ヤマト(17)とついに念願の初キスへと踏み出そうとしている真っ最中なのである。
おさらいおしまい。
__肩に置かれた手に力が入る。
(もしかして、もしかしちゃう??)
__瞳をそっと閉じる二階堂。
(目を閉じた!!やっぱり、キ、キス……だよね)
恥ずかしいけど、嬉しい……。
私も静かに瞳を閉じる。彼の顔が近付く気配がする。顔を少し上向けてみる。
ガシャンッ!!ビシャッ!!
(ひぇ?!冷たいっ!!)
何かが倒れる音が響き、ほぼ同時に私の足元に冷たい何かがかかる感触がした。
驚きながら目を開け足元をみると、テーブルの上に置かれていた飲みかけのカルピスのグラスが倒れ、中身が私の足元にかかっていた。
「め、めいこ、大丈夫?」
「うん。何でだろう。テーブルにぶつけたりしてないのに……」
おかしい。私の足も二階堂の足もテーブルには触れていないはずだ。
ふと、視界に白い塊が見えた気がした。
(カーテンの裏に何か隠れた……)
隠れる瞬間、チラリとだが確かに見えた。
片方の目を瞑り舌をペロッと出す猫の姿を。
“しくじったにゃーん!許してにゃん☆”とでも言いたげな表情のスコ猫を。
(はぁぁーーっ?!あのスコ猫っ!!邪魔猫っ!!あいつ何したのよ!!絶対許さない!出禁、出禁よっ!!)
「めいこ、ホントに大丈夫?何か怒ってる……?」
「……ううん!何でもない!やっぱり私が間違ってテーブルに足をぶつけちゃったのかも。二階堂くんは大丈夫?カルピスかかってない?」
「俺は大丈夫だよ。足、痛くない?」
二階堂が私の足元を見る。かかったカルピスでデニムがびっしょりと濡れて生地が黒く染まっている。
ゴクリと二階堂が唾を飲んだ音が聞こえた……気がした。うん、空耳、空耳。
「ちょっと服着替えてくるね。ごめんね」
「待って……!」
立ち上がろうとした私の手をつかみ、二階堂の身体に引き寄せられる。
(ドキッ……!と言いたいところだけど油断出来ない!)
手を背中に回され、身体をぎゅうと抱きしめられる。私の顔が二階堂の喉元あたりに埋まる。
(イ、イケメンの良い匂いがする……)
二階堂の右手が背中から腰に下りる。
(うん、知ってる!そのまま足を撫で撫でしちゃうんでしょ?)
チュッ
……あれ?私のおでこに何か柔らかな感触が……。
ーーーーーー
【おまけ】
《実録!スコ猫の事件簿》
今日はメイコの部屋に遊びに行くにゃー!
……ん?部屋にはいないにゃ?でもメイコの新鮮な匂いはするにゃ。さっきまで部屋にいたのかにゃ?
一階に降りてみるにゃ!
トコトコトコ
あっちの部屋かにゃ?扉がちょっと開いてるにゃ。
あ!いたにゃ!メイコと……あのちょっと茶色い毛並みはニカイドウくんにゃ!ふむふむ。これはこれからニャンニャンタイムかにゃん?
人間のニャンニャンタイムは見た事が無いにゃ。もっと近くで見てみるにゃ!
トコトコトコ
ガシャンッ!ビシャッ!
に”ゃっ!!テーブルにぶつかったにゃ!痛いにゃ!!
にゃっ!!メイコにバレたにゃ!しくじったにゃーん!許してにゃんっテヘペロ☆
それにしてもニカイドウくんの下半身からメイコの匂いがビッシリするにゃ。何でだにゃ?交尾した匂いは無いのに不思議だにゃー。メイコがマーキングしたのかにゃ?一点集中過ぎてちょっと引くにゃ……。
メイコ!マーキングのし過ぎも程々ににゃー。
また明日遊びに来るにゃ!
ーおしまい☆ー
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