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何が何だかわかりません。7
しおりを挟む次の日、窓の外が明るくなった頃には目が覚めてしまう。
日本に居たときから起きるは、6時だったら…勝手に目が覚めてしまうのはしかたないよ、うん。
自分に言い聞かせながら起きる。
椅子に置いてある洋服どうしようかなぁ。
綺麗に洗えたらいいけど、洗濯するのはこちらの世界はどうしてるのかな?
とりあえずきキャリーバッグの中へと思ったら、ポシェットの中へと洋服が消えた。
おぉ、すごい面白い。
朝早いけど誰か起きてるかな?
寝間着被って着れるワンピースみたいなのだし、子供なんだしこのままでいいよね?
なんて、うなずきながら靴を履く。
大事なポシェットを装備する。
装備ってなんか探検に出かけるみたいで良い。
ポシェットを肩からかけて、キリッっとした顔をしてみる。
「ふふ、出発」
扉を、そっとあけて出てみる。
昨日はあっちから来たから反対を行ってみる。
廊下をまっすぐ進み見つけた扉
この扉どこに繋がってんの?
開けたら外に出られた。
大きな庭にワクワクする。
色んな植物あるんだなぁ。
あれ、薔薇みたい。
’ちりん‘
鈴の音色
新しいマークが増えてる。
虫メガネみたいなマークに触れると
ローズ
日本である薔薇より少し香りが強いのが特徴
画面に植物の明細の様なものが出てる。
薔薇というのなら、クンクンとかいでみる。
「良い匂い」
他にもあっちこち行ってスマホを見ながら、色んな植物を確認してみてたら、時間が結構たってたみたい。
邸の中が騒がしくなっているみたいだ、あわただしくみんな動いてる。
何かあったのかな?
薔薇のアーチから、エマさん姿が見えて駆け寄る。
「ア、アオイ様」
ハッとしたエマさんが、膝を付きぎゅーって抱きしめてきた。
「何かあったのですか?」
「もう、アオイ様はお転婆ですね。朝、部屋に向かったら居ないし…ずっと探してたんですよ」
「えっと、ごめんなさい。お庭広くて面白くて探検してたの」
「ふふ、お洋服もお顔も汚れてますよ」
「オスマンサス良い匂いで好きな花見つけました」
「今、時期ですからね」
エマさんに手を繋がれて進むと、お風呂についた。
その途中で、セパスさんに会いエマさんのときのように、ホッとした顔をされた…
あぅ、ご迷惑かけました。
お風呂にはいれるなんて…汚れてしまったからか、昨日入ってないしありがたい。
小さいし使い方も分からないと思ってたら、サッと脱がされて湯船につかるとタオルで汚れを落とされる。
髪って人に洗ってもらうの気持ちいいよね。
綺麗にしてもらい新しい洋服。
そうドレス…ドレスなんて着たくない。
後で、探検の続きするし
「エマさん、ドレスじゃなく。さっきのワンピースがいいです」
「奥様がはりきって用意されたので、着ていただけると…」
「似合わないよ、それ」
「着てみて下さい」
マノンさんかぁ、用意してくれたのにワガママ言っては、ダメだよね。
ふわふわのドレスに、リボンとか…
おぅ…恥ずかしい、恥ずかしすぎる。
「アオイ様、良く似合ってます」
ポシェットをまた装備して、向かう部屋に皆さんお揃いで…あはは。
「おはようございます」
「アオイ、何もなくてよかった」
アロワさんに、ポンポンと頭に手を置かれる。
「お庭が広くて面白くて見てたら、すみません」
マノンさんが抱きしめてくる。
「リュートに、連れていかれたかと心配しました。昨日の感じだとあり得るし」
「アハハ」
リュートさん信用なくなってない?
「アオイ、ドレス似合ってますね」
うんうんと一人満足そうなマノンさん
「あの、ありがとうございます」
「いいのよ。やっぱり女の子は良いわね」
「母上、独り占めしてないで下さい」
「アオイもユーリも私の娘ですから」
悠里さんが幸せそうにドレスを着てる。
好きそうだもんな、こういうの。
イケメンなんか増えたね。
アロワさんに、セザールさん。
セザールさんよりお兄さんと悠里さんくらいかな?もう一人美少年キラキラしてる。
悠里さん効果なんでしょうね、イケメンパーティー
「アオイ、初めましてオーマトルヌ辺境伯長男アルフレッド。よろしく」
「僕は、三男ニコラだよ」
「よろしくお願いします、葵です」
読んで下さってありがとうございますm(._.)m
ちなみに、お庭にてスマートフォンで調べまくっていたひとつ
オスマンサスとは、日本の金木犀です。
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