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無自覚美少年の男子校ライフ♪
幸せな時間
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さらさらと髪のなびく音。柔らかい物が顔中に降る。
目を開けると、綺麗な先輩のどアップ。僕と目が合うとニコリと笑ってチュッと音を立てて頬にキスをした。
……?
起きたと同時に跳びこんで来た先輩の姿にきょとんとする。
この眩しさは朝だよな。なんで先輩がここに居るの?
ここ…。
あ…っ!!
うわ、うわわわわっ!
お…、思い出してしまった。ぼ、僕昨日…っ!
ボンッと音でもしたんじゃないかと思うくらい顔が熱くなる。目の前ではそんな僕の様子を、王子様な先輩が、嬉しそうに優しく見つめている。
「昨日の伸之助、可愛かった」
「うあぁぁあ、や、止めて下さい! 恥ずかしいですっ」
咄嗟にサマーケットを体に引き寄せると、先輩の裸体があらわになって目に飛び込んできた。
目のやり場に困ってしまい、どうしたものかとオタオタしていると、グイッと腕を引き寄せられた。
密着する肌と肌。滑らかな先輩の肌は肌理が細かくてまるで吸い付いて来るかのような錯覚に陥る。だけどさらさらとして気持ちが良くて、僕はつい頬をすり寄せてしまってハッとする。
…ええっと、確かあの、昨日僕たちはあんな事やこんな事をしたんだよね…。
で、出る物も出ちゃって、あんなこんなになっていて……。なのに僕の肌も先輩の肌もスベスベで…。
気が付かなくてもいいのに、だいたいの想像がついて恥ずかしくなってしまった。
多分きっと、僕が落ちてしまった後、先輩が僕の体を…多分隅々まで…、綺麗にしてくれたって事だよね。
一瞬脳裏にそんな僕の姿が映像となって浮かび上がり、カーッと体中が熱くなる。
モウ、ドウシテイイノカワカラナイデス…。
真っ赤になって俯く僕に、先輩が僕を引き寄せる。
「大好きだよ、伸之助」
恥ずかしすぎて言葉に出来ない僕は、返事をする代わりに額をグリグリと先輩の体に押し付けた。
しばらく先輩の腕の中で縮こまっていたのだけど、優しく背中を撫でられている内に、僕の心もだんだんと溶け始めた。
「そろそろ顔洗って、飯にするか」
「ご飯…?」
「ああ。サラダとスープは作ってくれているから、スープは冷蔵庫から出して温めればいいし。パンもトースターで焼けばいいから」
「お手伝いさんが準備してくれてたんですか?」
「そ。じゃあ、先にシャワー行ってくる」
そう言って先輩は素っ裸のままベッドを出て行った。
…らしいと言えばそうなのだけど、目のやり場に困るよな。
しばらく視線を彷徨わせていた僕だけど、自分はあんな真似は出来ないからベッドの周りをきょろきょろ見回して、昨夜脱ぎ捨てた僕のTシャツを拾い上げた。
しばらくボーっとしていたら、先輩が今度はちゃんと服を着て近づいてきた。
「どうする? 風呂入れるか? …その方が楽になるかもしれないな」
意味深に腰の辺りを見ながら言うもんだから、また顔の温度が上昇する。
「や、だ、大丈夫です。シャワーで!」
た、確かに腰のあたり違和感ありありだし、下腹部も…だけど、許容範囲だし!
慌てふためく僕の態度に、一瞬小首を傾げた先輩だったけど、やがてゆっくりと笑みを湛えた。
「脱衣所にバスタオルと着替え置いてあるから、昨日の服は一式洗濯機に放り込んでおいて」
「え、で、でも悪いです」
「なにが? 二時間半もあれば乾いちゃうし、どうって事ないだろ。それと、ちゃんと下着も新しいの下ろしてあるから、それ履いとけよ」
変な遠慮をするなと、先輩に背中を押されて脱衣所に連れて行かれる。
「それ、洗濯機。遠慮しないで使って」
「はい…。すみません」
僕がペコリと頭を下げると、先輩は笑って手を上げて脱衣所を出て行った。
目を開けると、綺麗な先輩のどアップ。僕と目が合うとニコリと笑ってチュッと音を立てて頬にキスをした。
……?
起きたと同時に跳びこんで来た先輩の姿にきょとんとする。
この眩しさは朝だよな。なんで先輩がここに居るの?
ここ…。
あ…っ!!
うわ、うわわわわっ!
お…、思い出してしまった。ぼ、僕昨日…っ!
ボンッと音でもしたんじゃないかと思うくらい顔が熱くなる。目の前ではそんな僕の様子を、王子様な先輩が、嬉しそうに優しく見つめている。
「昨日の伸之助、可愛かった」
「うあぁぁあ、や、止めて下さい! 恥ずかしいですっ」
咄嗟にサマーケットを体に引き寄せると、先輩の裸体があらわになって目に飛び込んできた。
目のやり場に困ってしまい、どうしたものかとオタオタしていると、グイッと腕を引き寄せられた。
密着する肌と肌。滑らかな先輩の肌は肌理が細かくてまるで吸い付いて来るかのような錯覚に陥る。だけどさらさらとして気持ちが良くて、僕はつい頬をすり寄せてしまってハッとする。
…ええっと、確かあの、昨日僕たちはあんな事やこんな事をしたんだよね…。
で、出る物も出ちゃって、あんなこんなになっていて……。なのに僕の肌も先輩の肌もスベスベで…。
気が付かなくてもいいのに、だいたいの想像がついて恥ずかしくなってしまった。
多分きっと、僕が落ちてしまった後、先輩が僕の体を…多分隅々まで…、綺麗にしてくれたって事だよね。
一瞬脳裏にそんな僕の姿が映像となって浮かび上がり、カーッと体中が熱くなる。
モウ、ドウシテイイノカワカラナイデス…。
真っ赤になって俯く僕に、先輩が僕を引き寄せる。
「大好きだよ、伸之助」
恥ずかしすぎて言葉に出来ない僕は、返事をする代わりに額をグリグリと先輩の体に押し付けた。
しばらく先輩の腕の中で縮こまっていたのだけど、優しく背中を撫でられている内に、僕の心もだんだんと溶け始めた。
「そろそろ顔洗って、飯にするか」
「ご飯…?」
「ああ。サラダとスープは作ってくれているから、スープは冷蔵庫から出して温めればいいし。パンもトースターで焼けばいいから」
「お手伝いさんが準備してくれてたんですか?」
「そ。じゃあ、先にシャワー行ってくる」
そう言って先輩は素っ裸のままベッドを出て行った。
…らしいと言えばそうなのだけど、目のやり場に困るよな。
しばらく視線を彷徨わせていた僕だけど、自分はあんな真似は出来ないからベッドの周りをきょろきょろ見回して、昨夜脱ぎ捨てた僕のTシャツを拾い上げた。
しばらくボーっとしていたら、先輩が今度はちゃんと服を着て近づいてきた。
「どうする? 風呂入れるか? …その方が楽になるかもしれないな」
意味深に腰の辺りを見ながら言うもんだから、また顔の温度が上昇する。
「や、だ、大丈夫です。シャワーで!」
た、確かに腰のあたり違和感ありありだし、下腹部も…だけど、許容範囲だし!
慌てふためく僕の態度に、一瞬小首を傾げた先輩だったけど、やがてゆっくりと笑みを湛えた。
「脱衣所にバスタオルと着替え置いてあるから、昨日の服は一式洗濯機に放り込んでおいて」
「え、で、でも悪いです」
「なにが? 二時間半もあれば乾いちゃうし、どうって事ないだろ。それと、ちゃんと下着も新しいの下ろしてあるから、それ履いとけよ」
変な遠慮をするなと、先輩に背中を押されて脱衣所に連れて行かれる。
「それ、洗濯機。遠慮しないで使って」
「はい…。すみません」
僕がペコリと頭を下げると、先輩は笑って手を上げて脱衣所を出て行った。
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