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ラッフェル伯爵邸にて
ノエルたちがジョーンズに会った日から3日後に、ことは動いた。
「宮廷魔導士のジュリアス・K・ジョーンズだ。違法魔法を使った疑いで、ラッフェル伯爵夫人、 及びサラ嬢同道願う」
突然なんの先触れもなくやってきた宮廷魔導師の登場にラッフェル伯爵邸は騒然となった。
「これはどういうことなのですか? 説明してください、ジョーンズ様」
何も知らされていなかったラッフェル伯爵が慌ててジョーンズに問いかけた。
「ラッフェル伯爵夫人は闇魔術師のローワンに依頼して、モンゴメリー公爵家次男ノエルを違法魔法で攻撃した。サラ嬢も同様だ」
「ばかな! ルミーやサラがそんな愚かなことをするとは思えません。何か証拠があるのですか?」
伯爵はルミーとサラをかばうようにジョーンズの前に出た。
「お父様……」
「あなた」
2人は顔色を青くし震えながら涙をにじませた。今初めて自分たちがしたことが、この家にとってどういうことだったのかを思い知らされていた。
「証拠ならある」
そう言ってジョーンズは、ルークから取り上げたローワンの指輪を見せた。
「これには特定の相手にだけ効く魅了魔法が施されている」
「特定の?」
「クラーク公爵家の嫡男だ」
指輪を見たルミーは驚いた。
「そんなもの私は知りません! 何かの間違いです」
見たことのない指輪を証拠として持ってくるジョーンズに、ルミーはうまくすれば隠し通せるのではないかと思い顔を上げた。
「この指輪は一体どこから、」
「そちらのサラ嬢がルークにあげたものだ」
「えっ?」
驚いてルミーがサラを見る。サラはさっきよりも顔色を悪くして、がたがたと震えていた。
「すみません、すみません、お母様。……だってローワンが、これをルーク様がはめれば私のことを好きになってくれるっていうから」
「……っ、サラ、黙って!」
「もう手遅れだ。指輪は解析済みで、ローワンの魔法の痕跡も確認された」
「お前たち……」
ラッフェル伯爵が愕然と声を上げる。
サラがその場にしゃがみ、大声を出して泣いた。
衛兵がサラを立ち上がらせルミーの背中を押す。
「 2人を連行する。伯爵家についても追って沙汰があると思う」
ジョーンズの言葉に、ルミーが振り返った。
「待ってください! 夫は、ラッフェル伯爵家当主は何も知らないんです。私が勝手にやったことで、サラも私の言う事に従っただけなんです!」
「言い分はあとで聞く。来なさい」
ルミーとサラは衛兵に押されて出て行った。
ラッフェル伯爵と従者は、それを呆然と見送るしかできなかった。
「宮廷魔導士のジュリアス・K・ジョーンズだ。違法魔法を使った疑いで、ラッフェル伯爵夫人、 及びサラ嬢同道願う」
突然なんの先触れもなくやってきた宮廷魔導師の登場にラッフェル伯爵邸は騒然となった。
「これはどういうことなのですか? 説明してください、ジョーンズ様」
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「ラッフェル伯爵夫人は闇魔術師のローワンに依頼して、モンゴメリー公爵家次男ノエルを違法魔法で攻撃した。サラ嬢も同様だ」
「ばかな! ルミーやサラがそんな愚かなことをするとは思えません。何か証拠があるのですか?」
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「特定の?」
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「そちらのサラ嬢がルークにあげたものだ」
「えっ?」
驚いてルミーがサラを見る。サラはさっきよりも顔色を悪くして、がたがたと震えていた。
「すみません、すみません、お母様。……だってローワンが、これをルーク様がはめれば私のことを好きになってくれるっていうから」
「……っ、サラ、黙って!」
「もう手遅れだ。指輪は解析済みで、ローワンの魔法の痕跡も確認された」
「お前たち……」
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サラがその場にしゃがみ、大声を出して泣いた。
衛兵がサラを立ち上がらせルミーの背中を押す。
「 2人を連行する。伯爵家についても追って沙汰があると思う」
ジョーンズの言葉に、ルミーが振り返った。
「待ってください! 夫は、ラッフェル伯爵家当主は何も知らないんです。私が勝手にやったことで、サラも私の言う事に従っただけなんです!」
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