ヤンデレな王子と無邪気な人魚姫

ゆか

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1章

とある昔話

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むかし、むかし。


マリゾネ海の海には、


たくさんの人魚達が暮らしていました。


ですが、地上の人間達によって、


人魚達は奴隷として、


地上へと捕えられてしまったのです。


次々と人魚達は水を求めて、


無惨にも命を落としていきました。


そこで、人魚の王様は残った者達に言いました。


王様『人間と人魚の交流を禁ずる。』と。


以降、人魚と人間は敵対関係になり、


お互いに憎しみ合うようになってしまいました。


そこで、お妃様は自分の娘を人間と結婚させようと考えます。


そう、その娘こそがクラゲの人魚姫の水無月(みなづき)なのです。


お妃様は、毎晩娘に言い聞かせました。


お妃様『良い?あなたは人間の王子と結婚をするの、そしてこの現状をあなたが変えるのよ。』


そう言って、お妃様は赤ん坊の水無月を寝かせました。


お妃様『私だって人間だったわ、だからこそ争い合うのは嫌なのよ…!』


そう言って、お妃様は涙を流しました。


しばらく時が経ち、人魚姫が人間で言う5歳になった時のことです。


お妃様が熱で倒れてしまいました。


『おかあさま、みなづき、ひとりでにんげんかいへと、いってまいります。おくすり、もらってきますね。』


そうお妃様に言いました。


すると、お妃様はこう言われました。


お妃様『えぇ、見てきなさい。自分の目で。人間達を。』


そして、水無月は人間がいる地上へと行く為に魔女にお願いしに行くことにしました。


もちろん、王様に見つからないように。


『まってて、おかあさま。ぜったいに、みなづきがたすけるからね。』


そう言って、魔女の家へと水無月は向かい始めました。


大好きなお母様を助ける為に。
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