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Ange l(天使)
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母親は心配のしすぎで青ざめ危険を周りに発していたのだ。
モートは赤ん坊を探すのを手伝うため。一度、階下へ向かった。
モートは一階に着くと大きな声で、アリスを呼んだ。あの男も付いてきたが、モートは気にしなかった。それなら一緒に探せばいいと考えた。
「アリス。お願いがあるんだ。君とあと……」
モートはその男の名前を知らないことにすぐに気が付いて、自分はモート・A・クリストファーでこちらの女性はアリス・ムーアだと早口で言った。
「モート君とアリスさんか、そういうことなら私も手伝うよ。私の名前はオーゼム・バーマインタム。天界から来たんだ」
…………
モートとアリスは驚いたが、オーゼムはどこもかしこも普通な立ち振る舞いで、二階へと駆け上がる。
モートもアリスを連れて二階のフロアへ辿り着いたが。行き交う通行人たちの魂の色は、青い色から赤い色に全て変わっていることに気が付いた。赤ん坊の生命の危機と考えていいとモートは思った。
この広大なベビー用品売り場で、赤ん坊一人探すのはいくらモートでも難しいことだった。モートは順に青い魂が赤い魂に変わっていく場所を調べていった。
お客もそれぞれ探してくれている。
ふと、モートはこのフロアの左側の奥。小さなベットのある辺りに赤い魂を見た。魂に大きさというものはないが、一番床に近い魂だったのだ。
だが、モートより先にオーゼムは素早く走りだしていた。
ものの数秒で、オーゼムは赤ん坊を抱きかかえていた。
「オギャア」と泣いた赤ん坊は信じられないほど真っ赤な顔になっていた。あと一歩遅ければ手遅れになるとモートは考えた。
モートは赤ん坊を探すのを手伝うため。一度、階下へ向かった。
モートは一階に着くと大きな声で、アリスを呼んだ。あの男も付いてきたが、モートは気にしなかった。それなら一緒に探せばいいと考えた。
「アリス。お願いがあるんだ。君とあと……」
モートはその男の名前を知らないことにすぐに気が付いて、自分はモート・A・クリストファーでこちらの女性はアリス・ムーアだと早口で言った。
「モート君とアリスさんか、そういうことなら私も手伝うよ。私の名前はオーゼム・バーマインタム。天界から来たんだ」
…………
モートとアリスは驚いたが、オーゼムはどこもかしこも普通な立ち振る舞いで、二階へと駆け上がる。
モートもアリスを連れて二階のフロアへ辿り着いたが。行き交う通行人たちの魂の色は、青い色から赤い色に全て変わっていることに気が付いた。赤ん坊の生命の危機と考えていいとモートは思った。
この広大なベビー用品売り場で、赤ん坊一人探すのはいくらモートでも難しいことだった。モートは順に青い魂が赤い魂に変わっていく場所を調べていった。
お客もそれぞれ探してくれている。
ふと、モートはこのフロアの左側の奥。小さなベットのある辺りに赤い魂を見た。魂に大きさというものはないが、一番床に近い魂だったのだ。
だが、モートより先にオーゼムは素早く走りだしていた。
ものの数秒で、オーゼムは赤ん坊を抱きかかえていた。
「オギャア」と泣いた赤ん坊は信じられないほど真っ赤な顔になっていた。あと一歩遅ければ手遅れになるとモートは考えた。
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