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領地の発展
第439話 マウリシオさんに領地の館の管理をお願いする
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「マウリシオさん、すまないね、忙しいのに来てもらって。」
マウリシオさんに、クチタ領の館に来てもらった。
「口田様がいてこその忙しさ。私の主人は口田様ですのでどうぞお気遣いなく。」
「そうか、すまないね。ところで・・・・俺達は、御国台のクランを、別の人物に委ねようと思っているんだ。」
「左様でございますか。私共は何も意見は申し上げませんが、いよいよ口田様が仰られておられた3年が経ってしまわれたのですな。」
「そうなんだ。それで、色々話し合ったんだが、俺は新たな領地の事があって、ティンドールのクランには、ほとんど顔を出せていない。それに3年だ、3年経ったから、もう手助けも必要ないだろう。」
「そうですな・・・・クランの代表的なパーティ”黒い奴”の面々もしっかりと資金を集めておられるようですから・・・・経済面では問題ないでしょう。」
「そして・・・・マウリシオさんは今、後釜を育てているといっていたよね、2人。そのうちの一人に、ティンドールを任せられないだろうか?」
「先だって申しておられた、私がクチタ領の管理を・・・・との事で御座いましたな。」
「ああ、そうなんだ・・・・もしマウリシオさんが、あのティンドールの建物に特別なこだわりがあるのであれば強制はしないが・・・・俺達にはマウリシオさんが必要なんだ。俺は貴族になるのを希望したわけじゃないし、まあもらえるというので貰ったわけだが、知識が無い。管理能力もない。だがマウリシオさんは、昔貴族に仕えていて実績もある。どうか俺の領地でその管理能力を発揮してもらえないだろうか。」
「・・・・わかりました。もう先の短い老人でございますが・・・・出来る範囲でさせていただきましょう。」
「マウリシオさんありがとう!それでは引き継ぎもあるだろうから、引継ぎが終わり次第来てほしいんだ。それと・・・・建物を管理している女性・・・・メイドだが、俺の領地に来てくれそうな人はいるだろうか?」
「そうですな・・・・恐らく、命令されれば全員ついてくると思われますが、いかがなさいますか?」
「人選はマウリシオさんに任せたい。それと、万が一全員が付いてくるとなってしまった場合、ティンドールの管理が難しくなるだろう?マウリシオさんの後釜に悪い。話をしてもらい、メイドの抜ける穴は、新たに人を雇って、ある程度引継ぎを行ってから連れてきてほしい。」
「わかりました。早速取り掛かりましょう。女性ですから、懇意にしている男性、お付き合いのある男性もおりましょうし、残りたいと希望するメイドもおりましょうから・・・・そうですな、1ヶ月時間をいただければすべて準備を整えましょう。」
「ありがとう!それと、悪いがもう一つお願いがあるんだ。マウリシオさんは2人に教えているといっていたよね。そのうちのもう1人も、領地の別の街を任せたいんだ。」
「ほう・・・・・それは、新しい街でしょうか?」
「あ・・・・ああ、そうだ。隣国からの避難民が集まって、街ができたんだ。そこには別に能力のある者に管理をしてもらっているんだが、出来ればそいつも俺の館に居てほしくてな。」
「・・・・わかりました。もし差しさわりがなければ、2人を連れてまいりますので、領地の館と、その街を見させていただけませんでしょうか?私も含め誰が適任か見極めたいと存じます。」
こうしてマウリシオさんが領地に来ることになった。ありがたい・・・・
正直マウリシオさん以上にできる人はいるはず。マウリシオさんが劣っているという意味では決してないし思ってもない。それに・・・・正直マウリシオさん以上の人を見た事が無い。
俺がマウリシオさんを求めたのは、その仕事ぶりももちろんそうだが、人柄だ。それと信用問題。
俺と3年付き合いのあるマウリシオさん。尤も実際にはそんなに接していない訳だが・・・・それでも、俺の中では一番信用できる管理者だからな。あ、マウリシオさんは執事か。
マウリシオさんに、クチタ領の館に来てもらった。
「口田様がいてこその忙しさ。私の主人は口田様ですのでどうぞお気遣いなく。」
「そうか、すまないね。ところで・・・・俺達は、御国台のクランを、別の人物に委ねようと思っているんだ。」
「左様でございますか。私共は何も意見は申し上げませんが、いよいよ口田様が仰られておられた3年が経ってしまわれたのですな。」
「そうなんだ。それで、色々話し合ったんだが、俺は新たな領地の事があって、ティンドールのクランには、ほとんど顔を出せていない。それに3年だ、3年経ったから、もう手助けも必要ないだろう。」
「そうですな・・・・クランの代表的なパーティ”黒い奴”の面々もしっかりと資金を集めておられるようですから・・・・経済面では問題ないでしょう。」
「そして・・・・マウリシオさんは今、後釜を育てているといっていたよね、2人。そのうちの一人に、ティンドールを任せられないだろうか?」
「先だって申しておられた、私がクチタ領の管理を・・・・との事で御座いましたな。」
「ああ、そうなんだ・・・・もしマウリシオさんが、あのティンドールの建物に特別なこだわりがあるのであれば強制はしないが・・・・俺達にはマウリシオさんが必要なんだ。俺は貴族になるのを希望したわけじゃないし、まあもらえるというので貰ったわけだが、知識が無い。管理能力もない。だがマウリシオさんは、昔貴族に仕えていて実績もある。どうか俺の領地でその管理能力を発揮してもらえないだろうか。」
「・・・・わかりました。もう先の短い老人でございますが・・・・出来る範囲でさせていただきましょう。」
「マウリシオさんありがとう!それでは引き継ぎもあるだろうから、引継ぎが終わり次第来てほしいんだ。それと・・・・建物を管理している女性・・・・メイドだが、俺の領地に来てくれそうな人はいるだろうか?」
「そうですな・・・・恐らく、命令されれば全員ついてくると思われますが、いかがなさいますか?」
「人選はマウリシオさんに任せたい。それと、万が一全員が付いてくるとなってしまった場合、ティンドールの管理が難しくなるだろう?マウリシオさんの後釜に悪い。話をしてもらい、メイドの抜ける穴は、新たに人を雇って、ある程度引継ぎを行ってから連れてきてほしい。」
「わかりました。早速取り掛かりましょう。女性ですから、懇意にしている男性、お付き合いのある男性もおりましょうし、残りたいと希望するメイドもおりましょうから・・・・そうですな、1ヶ月時間をいただければすべて準備を整えましょう。」
「ありがとう!それと、悪いがもう一つお願いがあるんだ。マウリシオさんは2人に教えているといっていたよね。そのうちのもう1人も、領地の別の街を任せたいんだ。」
「ほう・・・・・それは、新しい街でしょうか?」
「あ・・・・ああ、そうだ。隣国からの避難民が集まって、街ができたんだ。そこには別に能力のある者に管理をしてもらっているんだが、出来ればそいつも俺の館に居てほしくてな。」
「・・・・わかりました。もし差しさわりがなければ、2人を連れてまいりますので、領地の館と、その街を見させていただけませんでしょうか?私も含め誰が適任か見極めたいと存じます。」
こうしてマウリシオさんが領地に来ることになった。ありがたい・・・・
正直マウリシオさん以上にできる人はいるはず。マウリシオさんが劣っているという意味では決してないし思ってもない。それに・・・・正直マウリシオさん以上の人を見た事が無い。
俺がマウリシオさんを求めたのは、その仕事ぶりももちろんそうだが、人柄だ。それと信用問題。
俺と3年付き合いのあるマウリシオさん。尤も実際にはそんなに接していない訳だが・・・・それでも、俺の中では一番信用できる管理者だからな。あ、マウリシオさんは執事か。
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